読書感想文9
- カテゴリ:小説/詩
- 2010/07/26 23:53:11
ダン・ブラウン著/『ロスト・シンボル』を読みました。
何だかんだでこのラングドンシリーズを全て読んでいる私。
今回が一番難解でした、個人的に。
今回の小説でメインに扱われていたのは「フリーメイソン」。
よく秘密結社と言われている古くからある友愛団体です。
まずこのフリーメイソンが良く分らん。
以前フリーメイソンに関する本を一度読んだ事はあるのですが、最終的な感想が「で、フリーメイソンって何ぞ?」でしたからね。
今回もこの感想は変わらずでした。
ただフリーメイソンの儀式・象徴についてはかなり色々と書かれており、それはとても興味深かったです。
…これが本当かどうかは若干疑問ですが。(会員が儀式を人に教えるとも思えない為)
なので主人公のラングドン先生が謎を追っている時、危機に迫られている時は凄く楽しく読めた。
そして物凄いスピードで読めた。
寝る時間をちょっと忘れたりしました。
しかし事件が解決に向かった時、その先の真実に近づこうとした時、これがさっぱり分らない…。
フリーメイソンだけでなくキリスト教の「神」であったり「聖書」が出てくると、もう私駄目です。
キリスト教には私明るくないのです。
聖書はまともに読んだ事がないのです。
ここをもう少し知ってれば、もっと楽しめたかも知れないのに…勿体無い事をしました。
この小説も前2作と同じく映画化されるようです。
2012年、公開予定とか。
小説で理解仕切れなかった所、頭の中で再現仕切れなかった所はこの映画に期待です。
この小説を読んだフリーメイソンの人はどんな感想を持つのでしょうか。
それが今一番気になりますね。
フリーメイソンは勧誘をしないから、余計情報が表に出てきませんよね。
ある程度社会的に安定している人でないと入れないし…。
私の周りには会員の人はいなさそうです(^^;)
>>翡翠さん
色々と教会から批判されていたり、問題がありましたね~。
悩んでいるのなら図書館で予約されてみては?
きっと予約者一杯でしょうけど、気長に待っていればいつかタダで読めますよ(^^)
欧米の文化は本当宗教が強く関わっていますよね。
前2作は美術品に重点を置いていたので、美術好き人間の私はとても楽しく読めました。
今回は一般的に公開されている美術品や施設が少なかったので、ちょっと辛かったです(^^;)
小説内のフリーメイソン会員は秘密の所為で大変な思いをされてましたよ。
>>もなかさん
『ダ・ビンチ・コード』のヒットの影響で一時期フリーメイソンの入会者がすごく増えたみたいですよ。
で、それほど秘密めいてもなかったから続々と止めていったとか…(^^;)
団体は事実でも中身の儀式はフィクションの可能性がありそうなので、線引きは難しいですね。
今回は特に難しかったです。
…いや、面白かったのですけどね。
その原因はただ1つ...今までのこれ関係の小説で..難しさが身にしみているからです;;
宗教関係が絡むと、難しいですよね;やはり。
フリーメイソン...この言葉、前2作品でかなり一般的に知られるようになったワードですが、
その深いトコロまでは、確かに分かりません。
本当ですね、ダヴィンチ・コードで明かされた...?事実なのかは置いておいて...
記載されていた著者が導きだした、仮定。これも...ヴァチカンを巻き込んでの騒ぎでしたね。
しかし実態はよくわからないです。
フリーメイソンってよく都市伝説?的な話で耳にしますが、やっぱりよくわからないですね。
話はフィクションでも団体は実際に存在するし、どこまでが事実なんだろう・・・
私もみつほさんを見習って、ゲームばかりやってないで読書でもしてみようかな^^;
欧米の物(本でも絵でも)を本当に理解するには、キリスト教とフリー・メイソンがわからないとダメだと言う人もいますね。
しかし、いろんな秘密を守っていかなくてはならないフリー・メイソンの会員て、さぞストレスがたまることだろうなぁと思います。^^;