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アフリカ連合がソマリア平和強制軍4千人増強

7月28日10時55分配信 毎日新聞

 【ヨハネスブルク高尾具成】ウガンダの首都カンパラで25日から開催されていたアフリカ連合(AU)の首脳会議は27日、ソマリアに展開しているAUの 平和維持活動部隊を数千人規模で増派することで合意して閉幕した。国際テロ組織アルカイダと連携するソマリアの急進的イスラム勢力「アルシャバブ」との対 決構図をより鮮明に打ち出した。

 カンパラでは70人以上が死亡する2件の連続爆破テロが11日に発生し、アルシャバブが犯行声明を出した。厳戒態勢下で実施されたAU首脳会議でも、ソマリア問題が主要議題となった。

 ソマリアで展開するAU部隊はウガンダとブルンジの計6000人規模で、要員不足が指摘されていた。今回の首脳会議では、ギニアとジブチなどが計4000人の追加派兵を確約した。

 AU部隊の任務は現在、ソマリア暫定政府の保護に限定されているが、アルシャバブへの先制攻撃を可能にすべきだとの議論もある。ピンAU委員長は27日の会見で、先制攻撃を可能にするかどうか「検討中だ」と述べた。

 一方、国際刑事裁判所(ICC、本部オランダ・ハーグ)との協力に関する問題では、リビアやエリトリアといったICC非加盟国などが「非協力」を首脳会議の決議に盛り込むよう主張し、反対する南アフリカなどとの間で意見が割れた。

 ICCは12日、スーダン西部ダルフール地方の紛争を巡り、バシル・スーダン大統領に集団虐殺などの容疑で昨年3月に続く2度目の逮捕状を出した。だ が、バシル大統領は21日にはICC加盟国である隣国チャドを訪問してデビ大統領の歓迎を受けており、ICCに対するアフリカ諸国の協力体制が問題視され ていた。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100728-00000020-mai-int



国連が見捨てた国ソマリアでは現在国連平和強制維持軍の代わりにアフリカ連合が

平和維持軍を6千人投入しているのですが、ここの所テロが相次ぎ発生しているのは

兵士の数が少ないからだと言う事で、4千人の平和維持軍を投入して、1万人体制にする

決定をしたようです。



1992年、国連は内戦が続くソマリアに国連平和強制維持軍を投入しましたが、

当時はテロリストと言う言われ方をしていなかったアルカイーダの方たちが、

内戦で難民となっている人に混じり、国連兵士を次々と殺害したり食料を強奪したり

していたので、国連軍は当時民間人とテロリストの見分けが付かないうえ、ようやく

武装勢力の親玉を見つけ逮捕しようとしても、ヘリコプターごと撃墜されてしまい、

作戦行動中の特殊部隊が置き去りにされるなど、アメリカ軍でさえ手におえない事態

に弱気になり、アメリカ軍が最初に撤退してしまうと他の国も補給がうまく行かず次々と

撤退して国連平和維持軍は活動を停止してしまいました。



なにぶんソマリアにはこれと言った資源はない国ですし、助けるはずの人に殺された

のであっては、死んだ兵士の家族に、人の命は地球より重いとか、ソマリアの人たちを

助ける為に戦ったと言っても、補給物資もヘリコプターも打ち落とされていては説得力

も何もありません。

それ以後国連は海賊退治には有る程度の予算を割いていますが、ソマリアの内戦

そのものや、ソマリアの難民には21世紀になってから背を向ける状態になっています。



その為アフリカの内戦はアフリカで何とかしようと言う事で21世紀になって出来た

アフリカ連合が何とかきちんとした政府をバックアップしようとしているのですが、

現在一番力をつけているといわれるイスラム法廷会議が、アルカイーダと繋がりがある

と言われていて、ソマリアで独立しようとしているのを抑えようと言う事になっているようで、

アフリカ連合とイスラム法廷会議との対立構造が激化しているようです。



玉梓は第2のブラックホークダウンが起きない事を願っています。


 

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