チベットからネパールへ2
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2010/07/29 18:13:57
8時起床。
眠くて仕方ない。
この部屋、本当に従業員の部屋なせいで食器棚などがあり、何度も食器を取りにくるし、ガラスが1枚抜けているので外の音が筒抜け。
夜中に急に電気をつけられたりもしたので体調最悪である。
まあ、外に布団を敷いて寝ていた従業員は雨が降ってきて大変だったらしいが。
そろそろチベットは雨季に入るのだ。
車のエンジンの調子がよくないので、午前一杯使えるはずだったタシルンポ見物は11時まで。
大急ぎで寺めぐりだ!
寺まで歩いて15分。
寺の大きさ自体はほかの寺とそう変わらないが、一目見て違う! とわかる。
金がかかっているのだ。
金剛仏はでかいし、壁画は描かれたばかりのや古いのや・・・今迄で一番美しい寺だった。
何しろここは、ダライ・ラマに次ぐ高位のパンチェン・ラマが代々座主になっている寺だ。
パンチェン・ラマは親中国だったため、この寺だけは破壊を免れている。
このタシルンポ寺はラサのセラ寺、デプン寺、ガンデン寺、西寧のタール寺、夏河のラプラン寺と共に「ゲルク派六大寺」の一つとされている。
ふうん、では私、これまでにそのうちの5個までは行っているのか。
いつか夏河にも挑戦しよう。
帰ってみると、車はブレーキよりエンジンのほうがより深刻だという。
埒が明かないので、昼食に行く。
すぐ近くだ。
ラーメンは思ったよりずっと日本のに近い味だった。
12時出発。
車の調子はあまりよくないらしく、時々ボンネットを開けて冷やしている。
全席の私の足元も妙に熱くなったりするのが、どきどきものだ。
結局サキャに行く時間はなく、そのままテングリへ。
8時ちょっとすぎに今日の宿に着き、チャン(どぶろくみたいな酒)とモモ(チベット餃子)とチャーハンで夕食。
そのまま食堂にとどまり、チャイを片手に明日の相談。
私とS田君はダム(国境の町の名)からはゆっくり行く。
ほかの4人はとにかく早くカトマンドゥに着きたいらしい。
どうぞどうぞ。
部屋に帰るとKさんはもう寝ていた。
この部屋、大部屋のぐるりに木製のベンチがあるのだが、端の布団を敷くとそこが寝台に早変わり。
本格的に雨季になって来たらしく、夜になると雨が降る。
こんな時期、外の天井なしトイレはつらかった。
布団は湿っていたので、寝袋が役に立った。
夜中、犬の吼える声が聞こえる。
かなり近い。
あのドア、鍵はかからないんだよな。
他の人は全然気にならないんだろうか。
こっそりウォークマンを取り出し、気を紛らわそうとしても気になる。
あーあ、明日も車の中でぐっすり眠ってしまいそう。
ボンネットを開けると煙が出るのを、「本当にマンガみたいに出るんだな@@」と時間のある私はのんびり見ていましたが、時間のない方はちょっといらいらしていたようです。
イチゴイチエさん
確かに辺境で車が壊れると悲惨なのですが、1日1台も車が通らないほどじゃないから大丈夫、と妙な開き直りがありました。
Dadaさん
確かにネパールのバスは恐ろしいところを通ります。
私たちの通った1月前くらいにもバスが転落した、なんてうわさがありましたが、本当かどうかはしりません^^;
ただ、私たちが通ったのは雨季の終わりだったので、道路が分断されていましたよ。
って・・言っても気をつけようがないですよね(^^ゞ
ネパール事情楽しみです
すごい辺境の山奥で車壊れちゃったら怖いですよね
チャイとモモっていいなー♪
食べたり飲んだりしたい☆(*^v^*)
正直、チベットに入る時の方が数倍苦しかったので、ここら辺は苦しいと言ってもまだまだぬるいねって感じでした。
私、体が強いほうじゃないので、本当に厳しいと病院のお世話になったり、マザーテレサの家で休ませてもらったり(恥)
でもいつも思うんですが、厳しい時っていうのは自分が一番生きている時です。
今が厳しい時は「いつかいい思い出になるから」って唱えて何とか今までやってきました。
私も恥多き人生です。
日本のようにすいすいっとは行かない。
でもそれが醍醐味なんでしょうね。
便利な旅ばかりの経験しかないので・・・。
・・・人生では厳しい旅をしてますけど。