中国で過去最大規模のロケット砲訓練
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- 2010/07/29 18:59:25
世界最精鋭戦闘機のF-22(ラプター)が東海(トンヘ、日本海)で行われている韓米連合海上訓練に参加する中、中国人民解放軍が西海(ソヘ、黄海)近隣の内陸で最新長距離射程ロケット砲の実戦訓練を行ったと、国営中国中央放送(CCTV)が27日報じた。
放送は「人民解放軍南京軍区の砲兵旅団が大規模ロケット砲訓練を実施した。これほどの規模の長距離ロケット砲訓練は事実上初めて」と伝えた。
この日の訓練は、無人偵察機が送ってきた砲撃地点の現場情報をもとに移動式地対空ミサイルを発射し、正確に打撃することに焦点を合わ せた。放送は、無人偵察機のほか、レーダー、光学機材、映像装備など砲撃の命中率を高めるための装備と技術が訓練に動員された、と伝えた。
南京軍区の砲兵旅団は台湾はもちろん、在日米軍基地がある日本沖縄まで攻撃できる中・短距離ミサイル500発を保有し、人民解放軍の最精鋭部隊に含まれる。
今回の訓練は韓米連合海上訓練に対する武力示威と解釈されている。これに先立ち中央放送は最近、瀋陽軍区が遼寧省沖で戦時船舶避難訓練を行い、全軍区から召集された偵察兵がある野戦訓練場で実戦訓練をしたと報じていた。
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=131576&servcode=A00§code=A00
米韓合同演習も無事に終わり、中国も軍事演習が終わりかなと思っていたところですが、
まだまだ続いていたようです。
ロケット砲と言うと良くわからないですが、ロケットランチャーと言えば聞き覚えのある人も
多いのではないでしょうか?
最近のロケットランチャーはかなり大きいものもあり、射程距離・破壊力も増しています。
昔のロケットランチャーは無誘導でロケット砲を撃ちまくるタイプのイメージですが、
新型のロケットランチャーは、発射後人工衛星からの情報で弾道補正して着弾したり、
大型のものではクラスター爆弾や燃料気化爆弾などの搭載オプションも有ると言う事。
http://www.military-today.com/artillery/ws2.htm
今回使用したのは対空ミサイルをロケットランチャーに搭載して発射したようです。
大型レーダー等を装備していないロケットランチャーでは、発射後の弾道補正は他の
レーダーで追跡しなければならないのですが、無人偵察機やレーダー車等でミサイルを
誘導して精密に当てていたそうです。
勿論ステルス戦闘機にはレーダー誘導が効きませんが、ニュースに光学機材と書かれて
いる事から小型のASN-206無人偵察機の様なものではなく、もっと大きなステルス型
の高速無人偵察機にカメラを搭載して追尾していたのかも知れません。
http://hk.huaxia.com/zt/js/09-071/1622355.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9A%97%E5%89%A3
玉梓は中国とアメリカが仲良くなる事を願っています。