包容力
- カテゴリ:日記
- 2010/07/30 19:46:14
昨日のTV「北山修最後の授業」
第4回放映で
臨床心理士を目指す学生達に
退官前の最後の講義で 北山修さんが 話していました。
「包容力が必要です
包容力というのは 人の悩みや苦しみを
自分の心においておけるスペースがある、ということです。
クライアントの悩みを聞いて
それを持って帰って 自分までが泣いてしまうようでは
クライアントは自分の話ができなくなってしまう」
「ここだけの話 を患者さんやクライアントは持ってくるのです。
表では言えない 出せない心を扱うのが我々の仕事です
言葉にできない思いを言語化する能力が求められています」
どれも目新しい話ではありませんが
やっぱり、そうだよな・・・って頷くことばかり
心の援助者の精神分析医や心理療法士でなくとも
このことは 一般的な人間関係にも適用出来ます。
私たちの人生には時として
予想もしていなかった悩みや苦しみがおきてきます。
自分たちの人生も 自分たちが愛する人達の人生も例外ではありません。
そうして 苦しみや痛みは 大きければ大きいほど
人は言葉にできない
それを察知する能力
いっしょに痛む心を持つ
共感能力
は もちろん大切ですが
それだけではなく「心に相手の悲しみをおいておくスペース」をもつということ
ある種の 適度な距離感 冷静さ というものと言えるかもしれない
強靱な精神力も必要でしょう。
そして何より自分自身も支えてくれる誰かを持っていること
信頼出来る誰か
秘密を守れる誰か
批判せずに寄り添ってくれる誰か
こうして互いの重荷をわけあいながら
荷物がもてなくて 悲鳴をあげている人には
手を貸す
自分も一人では持ちきれないときに
助けを呼ぶ
そんな関係。
包容力の話にもどるならば
おそらく自分自身がたくさんの試練にあって
ときにはうずくまってしまうような事があっても
ひるまずに乗り越えてきた
人から助けをうけながらも、自分の役割を果たしてきた
そういう経験が包容力を育てるのだと思います。
そう ひとことでいえば そうなります(^^)
じゃ、今日だけ全部回って
明日からは前みたいにnagataさんにご挨拶しにいくね
復帰してくれてありがとう!
先週まではいろいろ現実の生活でも
辛いことが多かったけど
今日はほんとに嬉しいー
メインのnagataにして 他はひまなときにちょっとのぞく程度になさってくださいな
わーい!
おかえりなさい!!
うれしい!
金曜日には友達のオペがあって
土曜日に会いに行って
(心配していたよりとても元気そうでほっと安心)
日曜日には東京から来客で
なかなか時間も気持ちも体力も余裕がなくて
ログインもままならない週末だったけど
ここにきたら嬉しい知らせが待っていたー(嬉し泣き)
「自分だけが正しい」
「このやり方だけが正しい」
と、頑なな態度や心の人
「声の大きなものが勝ち」
勝ち負けでしか 人間関係を捉えられない人
多いですね。
そう、年を重ねれば重ねるほど
意識して努力しないと だめですよね^^
自分もそうだけど・・
そういう人を相手にした時、どうこちらの言うことを伝えるか・・
このへんも 訓練ですねえ。。。
そうかも^^
尊敬出来るスーパーバイザーを持つように、とも
お勧めしていました。北山先生^^
精神分析する人は自分も受けるのが必須条件だし。。。
狭量な人も増えてきていますね。
この辺は自分が意識して努力しないと、培われない能力ですね^^