アメリカ兵死者過去最悪の数値に
- カテゴリ:ニュース
- 2010/07/31 19:18:08
今日は2つニュースを書きます。
米兵死者、2カ月連続最悪に=アフガン
7月31日6時19分配信 時事通信
【ニューデリー時事】アフガニスタン駐留米兵の7月の月間死者数が30日で66人に達し、2001年のアフガン戦争開始以来、2カ月連続で最悪を記録した。6月の死者数は60人だった。駐留軍の死者数を調べている独立系ウェブサイトの情報を基にAFP通信が報じた。
反政府勢力タリバンは製造が容易で威力の強い仕掛け爆弾(IED)攻撃を多用。来年の撤退開始を視野にタリバン掃討作戦に力を入れる米軍を苦しめている。29、30の両日だけで6人の米兵が死亡したが、うち5人は仕掛け爆弾攻撃の犠牲者だった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100731-00000012-jij-int
米陸軍自殺者、過去最悪に=戦争長期化で規律、質が低下
7月31日14時15分配信 時事通信
【ワシントン時事】米陸軍は31日までに、2009年度(08年10月~09年9月)の兵士の自殺者が160人に上り、自殺率が過去最悪になったと公表した。陸軍がまとめた自殺防止対策報告書は、アフガニスタン、イラクで長引く戦争で規律が低下し、飲酒や薬物の過剰摂取が兵士の間でまん延していることも指摘している。
報告書は自殺や薬物摂取などで死亡した兵士が戦闘で死亡した兵士よりも多いとし、「敵より、われわれ自身に危険が存在している」と警告している。
自殺率は10万人当たり20.2人で、米国平均の19.2人を初めて上回った。自殺未遂者は1713人だった。自殺者のうち、戦地派遣経験者が約7割を占めた。自殺者の約3割に薬物使用や飲酒の記録があった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100731-00000040-jij-int
何処の国でも兵士が死亡するのは当たり前の様に言われていますが、何処の国の兵士も
戦闘訓練を受けいてるから死なないわけでなく、普通の人間です。
親や兄弟や妻や子供の居る人も多いと思いと思います。
ですから戦闘中に殺された本人もそうですが、同じ釜の飯を食った戦友が目の前で
足や腕を吹き飛ばされ、苦しみもがいて死んで行く所を見た人も、心的外傷ストレス
で苦しむ事になる事が多くあり、ベトナム戦争を切欠に多くの抗欝剤が開発されてきた
ものの、戦争が長期化すると抗欝剤などの効果も無く自殺する人が後を立ちません。
自衛隊でもイージス艦「あたご」が漁船と衝突した後に、当直をしていた海士長が自殺を
図ったのも有名ですし、自衛隊全体では民間企業の2倍の自殺率があります。
現在アメリカ兵は世界で一番自殺率が高い軍隊だといわれています。
(昭和13年頃は旧日本軍が世界で一番自殺率が高かったらしい)
判り易い敵が居てただ撃つだけなら兵士でなくても出来ると思いますが、
ジャングルや砂漠の地下に隠れ、隣人のフリをして近づき、ゴミ箱や食品棚に爆弾を
仕掛け、爆発して慌てていると狙撃して来て、人質をとられ、助けに行ったら人質も
敵だったり、失敗したら残酷な殺され方をした仲間が広場に吊るされていると言う様な
戦いでは、精神を病んで戦えなくなってしまうのも無理はありません。
そんな辛い思いをして自国に帰ってくると、戦争反対者から容赦の無い罵声を浴び、
自分の子供が人殺しの子と虐められ、派兵中のミスを重箱の隅をつつく様に調べられ、
それらの記録が暴露され、テレビで非難されてしまうのです。
現在自衛隊でもイラク派兵に参加した方が帰国後自殺しているケースが多いのは、
わかりやすい敵ではなく、味方だと思っていた隣人からの虐めがおもな原因だと言われて
います。
玉梓はメディアリテラシーとは何かを考える人が好きです。