真夏の怪談 その6 犬のはなし
- カテゴリ:日記
- 2010/08/04 12:05:04
今回は不思議で悲しいわんちゃんのお話・・
子供の頃、母の親しくしていた知人の家、
そのワンちゃんとはそこで初めてであったのですが、
最初の出会いの時、なぜかわからずなんともいえない嫌な感じがしました。
ワンちゃん自体は人懐っこいかわいい顔のコだったのですが、、
あれは予感だったのかもしれません。
その時、ちょっと変わった特徴に気がつきました。
自分の口のまわりを絶えずペロペロなめ回しているのです。
その時にぴちゃぴちゃと音がして、
変わった癖だな〜っとちょっと印象に残ったのです。
ワンちゃんは秋田犬と柴犬との間の子らしいとかで、
ふつうの柴犬の成犬よりちょっと大きいくらいの感じでした。
それから少し経って、、
以前行ったあのワンちゃんのとこの飼い主の女性に
災難がふりかかった話を母からききました。
奥さんが赤ちゃんを産んで間もなくご主人が突然脳溢血で倒れ、
大手術、命は取り留めたものの、記憶障害やらリハビリやらで
大変なことになったという話。。
で、奥さんは生まれたばかりの赤ちゃんを抱え、
ご主人の看護にまだ小さい他の子供たちの世話、
睡眠時間は数時間。
ところがストレスの溜まった外のワンちゃんは朝から晩まで鳴続ける
のでその数時間すら眠れない始末。
とうとう犬の鳴き声でノイローゼのようになった奥さんは
犬を保健所に出すことにしてしまった、という話でした。
母は、時間の空いている間たまに、その家の子供たちの面倒を見てあげたり
ワンちゃんの散歩の世話などしてあげていたので、
保健所に出すのを待ってもらい、その前になんとか引き取り手がいないかと
親類や知人に声をかけまくっていたのですが、
ある日、その中の1人から飼ってもいいよ、と連絡がきました。
でも、その連絡がくる前々日の朝、不思議なことがあったのです。
まず、家で飼っていた犬がいつものように朝の散歩に出かける為に
連れ出そうとしたらおびえて母の背中の後ろに隠れて出てこない。
それを見た私はいつもとは違う犬の異常な行動に、
不思議なことがあるものだな〜っと思いました*・*
そして、その夜のこと、
私はソファに寄りかかって対のソファがある自分の
左横をふと眺めた時、、、
そこに子供くらいの大きさのものが何か居る、というのが分かりました。
こわい感じは全くなかったのですが、こんなにはっきりとした
実在感は初めてだったのでなんだろうなあ?という感じでした。
一応念のためその物体がいる場所を携帯で撮ってみましたが
何も映ってはおらず、、
でも、「人」という字に似た模様のようなものがかすかに
映っているのには気付きましたが、気のせいかな?って。^^;
それがなんだったのかは実際後になってみて分かったのですが、、
翌日の晩のことです。
家の犬が突然悲鳴をあげて鳴き始めました。
もう、きいたこともないような苦しいおびえた鳴き声で
みんなびっくりして犬の様子を見に行ったのですが、
犬は涙をためて体はブルブル震えています。
でも、原因はなんだかわからない???
その後も一晩中犬は鳴き続けました。
でも翌日になって全ての謎が解けました。
母が飼い主を見つけたと例の友人にTELしてみたところ、
彼女はもう我慢の限界だったらしく、保健所に犬を預けてしまっていて、
その犬が処分されたのが、どうも家の犬が悲鳴をあげ始めた時刻だったようです。
それで私もその時になってやっとあの金色の物体の正体がわかったのです。
あれはその犬の生霊だったのですね。。
きっと助けて欲しかったのでしょう・・・
だから携帯に「入」って・・・
あれは犬の口だったのですね・・(;ω;)
かわいそうに・・でも、どうしてあげることもできませんでした。
でも、これだけで終わったのではありませんでした。
家の犬にそのコの魂が入ってしまったらしく、
動作が明らかに変わってしまって、
びっくりしたのは口のまわりをぴちゃぴちゃ音を立てて
ずっとなめ回しているのです*・*;;
しかも表情が家の犬とは全く違う・・
まさか!?と思ったけれど、そんなことが本当にあるのですね・・
そして同じ時刻になるとあの悲鳴・・・
それも夜通し・・・
どれだけつらかったのだか・・・(;ω;)
お祓いや色々、しましたが、ほぼまる1ヶ月、それは続きました。
なぜ家にきてしまったのか?
恐らく飼い主に見放されたと思っていき場所がなかったのでしょうね(;ω;)
数ヶ月たってあのコが離れていったのか、
気が済んだのか、うちの犬は口の周りをぷちゃぴちゃしなくなりましたが、
元のうちの犬に戻ったのか、あのコがそのままうちの犬の中に居座っているのか
実際判断はできません^^;
それにしても、それぞれ事情があるにしても、
いったん飼った動物、大事にそして最後まで責任をもって飼っていただきたいものです。
夜中、悲鳴をあげはじめる犬の体を毎晩さすってあげて、
もうだいじょうぶだよ、といいながらも
ブルブル震えている犬の体をさすってあげていると可哀想で涙がこぼれてくるのを
とめられなかったことを思い出します。(;ω;)
もうノイローゼ状態だったようです。
犬の方にしてみれば、忙しくて放っておかれたので構ってほしくて鳴いていたのが、
ママにしてみるとそれがたまらなかったのでしょうね(;ω;)
今度は大事にかわいがってくれるおうちに生まれて欲しいな。。
そう、憑依というのが本当にあるのを目の当たりにしたので驚きました*・*
動物にあるということは、人間でもきっと本当にあるのでしょうね・・?
両親もこの事件があってから、魂の存在を信じるようになりました。
不思議、というか「へえ〜」と思ったのは
でっかいワンちゃんだったのに、ちっこい小型犬に入ってしまったということ。。
魂の大きさって人間世界の質量とは別の次元なのね^^;
なんだか不思議な感じでした。
人間でも動物でも、気?か魂の強さってあるようで、
その犬は特殊な犬だったようです。
初めてあった時、普通の犬ではないな、と直感?みたいなものを感じました。。
で、その時母に「この犬は普通の犬ではないから大事にすると家を護ってくれるんじゃないかな」と
その時なぜか言ったのを思い出します。
直感でそう感じたのですが、後できくと生きている間にも他にも色々あったらしいから
(後で考えるとその犬のしわざかな、と思われます。
何しろ生きている間に他の犬に入れたくらいですから)
源氏物語の「六条の御息所」の生霊、死んでからの怨霊シーン、
実際にこうゆうことがあると、このシーンもフィクションとは思えませんね〜^^;
かわいそうでしたが、飼い主に対する恨みはなかったようです。
単純にかわいがってほしい、構われたい、の一心だったようで、、
かわいそうだな〜と思ったのは、恐らく家族と思っていたその家のママに
嫌われて捨てられた、の思いがあるようで、だから遠慮があって家には行けない、の思いが
伝わってきたこと。
たぶん子供の頃から他の人間の子供たちと一緒にそだったので
自分もそこのコと同じだと思っていたのでしょうね。
(その方からTELがかかってきた時、実際憑依されているうちの犬が涙を流していたのですが
犬が泣いてるのってその時初めてみました)
後日談ですが、猫好きで公園で捨てられた猫たちの世話をしている友人から聞いた話ですが、
保健所で殺処分される時、安楽死とはいうものの、相当苦しむらしいです。
それをきいて、あの犬の苦しみ様が納得できました。
TVなどで人間のエゴで年間殺処分される動物たちの数を見ると、暗い気持ちになります*・*
でも・・・ワンコ・・・・寂しかっただろうなぁ。。。;;
きっと、満足して成仏したんですよ^^
やっぱり、乗り移ったりするものなんですね。
我が家のイヌも家→外に出したときは、「入れてくれー」と吠え続けてました。
近所迷惑なので、なるだけ玄関で飼うことに。。。ドッグ・スクールなんてなかった(と思う)。。。
この辺の解決法で悲劇が生まれたのかなぁ・・・殺処分について、考えてみようと思う。
余談ですが、ホントのところは分かりませんが、
口の回りを舐め回すイヌ、ヨダレが多すぎるイヌって、イロイロ聞きませんか?
まだ生きていたかったのでしょうね。
飼い主に裏切られた思いもあるのでしょうか?
怪異が収まってよかったですけど、
供養してあげたんですね。
不幸な犬ネコが増えないように祈るばかりです・・・
・・・^^;
ブログ,最初の文が長過ぎて何度もはねられて半分くらいの長さになってしまったので
詳細欠落してしまいましたw
説明が足りないかもです^^;
2回に分けてかけば良かったかも^^;
異変が最初に起きたのはまだその犬が生きている頃からでした、
他にもいくつか不思議なことがあったのですけれど、
あまりにも長くなるのではしょりました.
たぶん朝家の犬がおびえて隠れたのは、
保健所の人に捕まえられて連れられていったその犬の恐怖からでしょう。
どうも犬が死ぬ前からうちの犬に憑依したようですね。
私も初体験だったので訳が分からずびっくりしました*・*
死んでからは亡くなった時間が重要なようで
その時間になると近くでたまに吠える声などがきこえたり、色々ありましたね〜^^;
もう1ヶ月以上ず〜〜っとそれが続いたので家族皆夜眠れず大変でした。
そこの家にも知らせたのですが、そこでも供養してくれたので
収まったのかもです・・
そこの家の子供たちが遊びにくるとすごくうれしそうにしていたので
なんだか感慨深かったですね^^;
(こどもたちと兄弟のようにして育ったので)
話の最初、私が出会ったときは子犬、よりちょっと大きいくらいのときで
大きすぎて室内では飼えないと外に出され、鎖に繋がれるようになった頃でした。
ストレスが溜まって吠え癖がついていったようです。
(最初、 室内で放し飼いで飼っていたそうなので)
処分されたのはそれから1、2年後の話で、成犬になっていたのかその手前くらいだったのかな?
イスの「入」の字のようなものは、ちょうど物体の頭のあるあたりに
あったので、犬の口だったのだなぁ〜っと思ったわけです。
イヌは群れて暮らすので、寂しがり屋のはず。
吠えるのをやめるには、時間も必要だったでしょうに・・・残念です。
猫は家に、イヌは人に、といいますが、イヌが選んだ主人は・・・って、ことでしょう。
我が家もイヌは3頭亡くしてますが・・・うん・・・存在感は暫くありましたね。
やっぱり、いたのかなぁ・・・