日本のタンカーがアルカイーダに襲われた
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- 2010/08/05 21:08:37
【カイロ時事】国際テロ組織アルカイダ系のアブドラ・アッザム旅団を名乗るイスラム過激組織は4日までに、中東のホルムズ海峡を航行中の商船三井の原油タンカー「M・STAR」に自爆攻撃を行ったとする犯行声明を、過激なイスラム主義者のウェブサイトに掲示した。
声明の真偽は不明だが、事実とすれば、中東に大きく依存する原油の輸送体制見直しや警備体制強化を迫られるのは必至だ。イラクへの自衛隊派遣や対米協力 を背景に、日本は過去にアルカイダの標的と名指しされたこともあるが、直接自爆テロの標的になったのは初めてとみられる。
声明は「殉教を目指す英雄アユーブ・アルタイシャンがアラブ首長国連邦(UAE)とオマーンの間のホルムズ海峡で、日本のタンカー『M・STAR』を自 爆攻撃した」と主張。「イスラムの土地に押し入り、資源を収奪している不信心者による世界秩序を弱めるため」に攻撃を行ったとしている。
アブドラ・アッザムは、アルカイダ首領ビンラディン容疑者に影響を与えたパレスチナ人イスラム指導者。アブドラ・アッザム旅団は2004年と05年にエ ジプトのシナイ半島で起きた大規模な爆弾テロのほか、同年8月にヨルダンのアカバ港に停泊中の米艦船に対するロケット弾攻撃で犯行声明を出している。中東 の親米政権打倒などを掲げ、周到で大規模なテロで知られる。
記事
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100804-00000077-jij-int
動画
http://www.news24.jp/player/wm/300k.html?m_url=20100804_0063
数日前ペルシャ湾とオマーン湾の間にあるホルムズ海峡で28日、日本のタンカー
商船三井所有「M・STAR」で爆発音がし、船員一人が負傷していたのですが、
アメリカ軍は攻撃の情報は無いとして、潜水艦と衝突もしくは三角波で破損したのでは
ないかと言っていました。
しかし乗組員は確かに爆発音がして閃光も見ているとして、海賊が乗り込もうとして
ロケット弾を発砲したのではないかとか色々と言われていました。
7月22日の私のブログでは、ペルシャ湾を通るルートは比較的安全と書きましたが、
アメリカ軍がいてもどうやら全然安全ではないようです。
また7月19日で書いた私のプログでイランで発生したテロを書いていますが、
イスラム教スンニ派(神の戦士)が起こしたテロの話で、2005年8月19日ヨルダン南端の
港町アカバで米軍の船をロケット弾3発を撃ち込んだが船に当たらず倉庫に被弾して
ヨルダン軍兵士2名を殺害した「アブドラ・アッザム旅団」の事はすっかり忘れていました。
商船三井はフェリー「さんふらわぁ」で有名な会社で、最近副社長を差し置いて専務だった
博打の好きな武藤光一氏が社長に就任されました。
http://www.ferry-sunflower.co.jp/index.html
襲われたタンカーは全長302メートル、乗員31名、(フィリピン人16人、インド人15人)
負傷された方はインド人男性で、割れたガラス片で右腕に切り傷を負ったとの事。
船体の爆発跡は9メートル四方にわたって凹んでいて、爆発の勢いで船室の壁が剥がれ
落ち、右舷の救命ボートも落下している事からかなりの衝撃だと思われるが、自力で航行
は可能との事、現在は安全確保のためアラブ首長国連邦のフジャイラ港に入稿している
と思われる。
玉梓はペルシャ湾の航路が安全になる事を願っています。