その命の存在意義
- カテゴリ:ニュース
- 2010/08/06 15:10:57
以前ここで書かせていただいた、同業の事務所のべっぴん事務員さん。
http://www.nicotto.jp/blog/detail?user_id=135567&aid=11928486
いつもは私と格闘技議論で花を咲かせるお相手でございます。
些細な用事とコーヒー飲みたさで、先日もそこでとぐろを巻いておりました。
社長は所用で出かけ、べっぴん事務員さんと2人になり・・・。
しかしその日は、いつもの格闘技議論とは違う内容の話になってしまいました。
事務員:「ねぇ、猫さん、死んだ人にはやはりお坊さんにお経を読んでもらった方がいいのかなぁ?」
そりゃ、アレだ、ワシは死んだ事無いからわからんが、残された人のための儀式のような気もするんだわ。
つまりね、残された者が元気に前向いて生きて行くのが、亡くなっちまった者にとっても幸せだと思うしな、そのために坊さんの有難い経を聞いたり、説教を聴いたりね。
それと、葬儀やら法事とかで忙しくしておると、悲しんでいられなくてな、いつの間にか前を向かなきゃって気になるんよ。
事務員:「そっかぁ・・・。実はねぇ、ニュースにもなったんだけど、先月ね、友だちの子供が海の事故で亡くなったんだ。友だちはとても苦しんでいて、自己嫌悪と後悔でもう死にたいって・・・。」
聞くところによると、5歳のその女の子は遊泳禁止の地区だったが、遊泳目的ではなく普通の服を着て水辺で遊んでいたと言う。
突然の高波にあっという間にさらわれ、近くにいた母親も助ける事はできずに、女の子は変わり果てた姿で帰ってきた。
一番苦しんでいるはずのべっぴん事務員の友だちである親は、本来ならば力になってくれるはずの自分の親からも叱責され、悲しみはさらに深刻になっている。
そんな友だちを見ていられないと、事務員さんは私に相談してくれたのです。
時間があるならば、なるべく一緒にいてやればいい。短い時間だったろうけど、きっとその子にも生まれてきた証があるはずだから、一緒に考えてあげたらいい。
そして、どうしても耐えられないのであれば、悪い意味ではなくてプロに任せてみる事も考えなければ。心療内科を勧めてみてはいかがだろうか。
私の回答を聞きながら、ふいに涙を見せる事務員さん。
そんな彼女を見て、私もヤバくなってくる。
ホストに狂い、自分の子を餓死させる親もいる。
尊い命を失い、前を向けずに、生きる力を失うほどに苦しむ親もいる。
そして、そんな友を哀れみ、涙する人もいる。
早く
月日全ての悲しみを癒せ
月日全ての悲しみを癒せ♪
我妻よ
もしも、そちらでそんな子を見かけたら
手を差し伸べてやってくれな。
生きる事は困難の連続です。
上を向いても下を向いても、なかなか大変ですけど
せめて前を向いて生きてゆきたいですね。
遠い街からですが、応援しています。
命の話ができるこの場所へ
戻ってくる元気を探しています。
この記事は、マーメイドさんには辛いものになってしまいましたね。
コメント、ありがとうございました。
今度べっぴんに会ったら、会のことも話そうと思います。
検索をかけてみたら、個人の会からNPO法人まで色々な団体がありました。
もしもべっぴんの友達が、それによって救われるのなら素晴らしいですもんね。
利用する、しないは、本人が判断するでしょうから。。。
本当にイヤですよね、水難事故のニュースを見るのは。
楽しいはずの夏休みなのに。
折角ね、いい思い出を作ろうと出かけたのにって。
海だけでなく、最近では川の事故も多いですね。
魚釣りが趣味の私も、十分に注意をしなきゃと思っています。
心療内科ですね。
本当ならご両親がもっと気を使ってあげるべきなのでしょうが・・・
一日も早く、家族の絆が戻る事を祈りたいです。
ほうかぁ、それも辛いな。
直接知らない子でも、辛いもんだよね。
想いは通じるのだろうか・・・ってずっと考えてる。
何せ、めっちゃ鈍感なもんで、ソコのところが実感できないんだ。
通じだよって、何らかのシグナルがあればなぁって思う。
こんなに不安を持って祈っても、通じないんじゃなかろうかとも思う。
でもなぁ、通じようとどうだろうと、残されたもんには祈るしか無いしな。
だから出来る事をやろうって感じで、いつも話しかけたり思い出したりしとるんだ。
今度べっぴんに会ったら、言ってあげようと思います。
必ず通じるから・・・って。
まぁ、最後に何だが、妻の事、いつもありがとうだ。
本当に言葉はもどかしいものであります。
当事者でなければ得られない苦悩があるとは思いますが
近い場所で見ている者にとっても、それはまた大きな苦悩と言えるでしょうし。
それをたかが言葉だけで癒す事など、間違いなく不可能な事なのでしょう。
しかしまぁ、苦しんでいる時間を共有してあげる事だって有難いと思うこともありますし
今は無理でも、いつかはそれに気付き、友情を感じる日が来ると思うんですよね。
心療内科の診察を薦めるのって、すごく難しいんですよねぇ。
私も経験ありますから。
不用意に口に出して、相手を怒らせてしまった事もあります。
しかし、こういった事例なら怒る事は無いでしょうから、お勧めするのも手ですよね。
実はそれ、ウチのお世話になっている寺の住職に言われましてね。
生きている人は四苦八苦と言われている苦悩を背負って生きている。
けれど死ぬとそういった苦悩は無くなり、穏やかに過ごせるようになる。
愛する者を失った人の方が、苦しむんだと言っておられました。
そのために数々の宗教があり、それらをうまく利用して生きる力を得る事が出来れば
先立った愛する者も幸せなんだそうです。。。
私は新聞の小さな記事でその会を知り 訪ねてみました。
本当に大勢の わが子を亡くした親が集ってて、皆で言葉にならない思いを吐き出し・・・
それが最善の方法だったかと言われたら 違うかもしれません。
けれど 私は自分の心を 初めて素直に言葉にする事が出来、同じように 親族からも責め続けられ やり場のない思いを 軽くしてもらう事が出来ました。
けして 入会を勧めてるわけではありません。
互いの傷をなめあう それも時には必要かもしれません。
その事務員さんのお友達、心療内科に通うことを本当にお勧めします。その友達の両親ですら力になってくれないのであれば。
いまはね、もう縮小して悠々自適でね。
夏にね、テレビでさ、子供の水難事故やっててね、まぁ、普通のニュースだわ。。。
しばらく経ってさ、旅行の予約キャンセル、この電話が来た。
「テレビでご覧になりましたでしょうが、うちの子でした。」と。
母が電話を受けたんだけど、なんともいえなかったと。手を合わせますと。電話口で泣いていたよ、母も。
うちは無心論者だけど、お夕飯の前に、その子の為に手を合わそうと父が言ってね、手を合わせた。
届くんだと思う、何らかの気持ちがね、読経でもなんでも手段はいいんだわ、届く。
会ったことが無くても、人は人を愛するよ。
あなたのひまわりさんのことを、私も愛するように、人は人を愛するよ。
愛して、手を合わせるよ。
その事を伝えたい。。。
心療内科のどうのこうのはわからない、所詮出来合いだとも思う。
最後はね、愛だよ、愛。
私のお友達もね、子供を亡くしたんだ。一瞬の出来事。
乗り越える過程を見てきたよ。。。
言葉がありませんね。
可愛かったから、神さまが欲しがったのかもしれません。
きっと天国で大事にされていると思います。
なんて。。なぁ。。
やっぱり言葉がありません。。
わたしも専門家に頼られる方がいいと思います。
それと、子どもを亡くされた方々の会などを
調べてみてはどうでしょうか。
経験者しか分からないこともきっとあると思うので。
切ない話ですね。
亡くなった人のためっていうけど、お葬式とかは、残った人のけじめのためにやるのかな・・ってw
産まれてくる子ゎ、産んでくれる人を選べないのに、ほんとに世の中は平等じゃないなって思います><;;