桃の節句チワワ緊急動議勃発！！！ 完結（？）編
- カテゴリ：日記
- 2009/02/22 22:14:48
「私は、決してお前達を不幸にしたいとは思っていない。」
基は、意気込む十也を正面から見据えて、言った。
「また、２１世紀にもなって、身分違いがどうのと言うつもりもない。」
「・・・ならなぜ！？」
十也の叫びにも似た言葉に応えず、基はゆっくりと一同を
見回した。
「十也だけではない。皆に、今一度、改めて聞こう。」
「・・・ボス？？？」
基は、チワワたち一人一人の目をもう一度見つめ直し、
噛んで含めるように、言葉を紡ぎ出した・・・。
「我々は、何のために、ここに来た？」
「我々は、何のために、ここにいる？」
「我々は、何のために、生きているのだ？」
そしてゆっくりと立ち上がり、ひな壇を一瞬視界に
入れながら、縁側へ歩いて行った。
「風は、何のために吹いている？」
「桃の花は、何のために咲いている？」
「この街は、何のために存在している？」
遙か、庭の向こうを振り仰ぎながら、
基は、皆に問いかけた。
「恋に生きるのも良い。友情を固く結ぶのもいいだろう。」
「でも、本当に一番にやらなければならないのは、
そういうことだったのか・・・！？」
「何か、大切なことを忘れてはいないか！？」
「我々が生まれてきた意味は、果たさなければいけない
使命は・・・。」
不意に言葉を切ると、基は皆を振り返った。
「思い出せ！我々にとって一番重大な使命を！」
「思い出せ！命をかけてもと誓った、あの決意を！」
そして十也の肩に手を置き、軽く頷くと、今度は
チワ美の傍に腰をかがめた。
「お前達の愛情は、純粋で、何にも代え難い、尊いものだ。」
「しかし、今、出来ることと、今、やらなければいけないことは、
同じではないのだ。」
「十也には十也の、チワ美にはチワ美の、使命がある。」
「・・・ボス！！！」
「・・・ボス！！！」
突然の恋犬二匹の告白騒動に怒りまくっていた
チワワたちは、、目が覚めたようにキャンと短く吠えた。
言葉にならない嗚咽を堪えながら、チワ美は潤んだ目を
基から十也に向けた。
「十也さん、私は変わらずアナタをアイしてる！」
「チワ美・・・。」
「でも、忘れてはいけない。私たちの使命を・・・。」
「ボクたちの、使命・・・。」
「使命を果たしたその後でも、愛を貫くコトはできるわ。」
「チワ美・・・。」
肉球をお互いに軽く合わせながら、二人はどちらから
ともなく、深く、しっかりと、うなずきあった。
「ボクたちの・・・。」
「私たちの・・・。」
「我々の、使命、だ。」
気の早い春風が、2月の縁側を吹き抜けてゆく。
「ゆこう、我ら一丸となって。」
基が低く唸ると、一同がそれに応えるように
次々と・・・。
「ワン！」
「キャン！」
「ワオン！」
春風と一体となったチワワたちの気持ちは、
固く、そして熱く、大きな見えない決意となって、
ニコっとタウンの空に飛び立ったのだった・・・。
ちゃんちゃん♪♪♪
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★ いきなりこんなブログを読んでビックリした方へ(^^;) ★
お部屋を模様替えしたので妄想がふくらんだまでです～！
不気味なヤツとヒかないでね～っっっっ(*^_^*)！！！
・・・ぞ・・・そくへん・・・(^^;)。
続編期待してまっす＾＾♪
・・・そうか！ヤッターマンが影の大ボスになればいいのかっっっ(^o^)♪
是非、登場してチワワたちを導いてくれるとありがたいのですが・・・。
「お部屋の模様替え」ってのが気になったんで。
チワワの雛祭りパーティーですね！！
楽しそうですね、混ぜてもらいたい(^_^)♪
ぞ・・・続編・・・が・・・がんばる・・・かな・・・！？
まだ完結してないもん(TーT)きっと。
続編を期待してます(^ー^*)
え・・・そうだったの！？
わんわんわんで…。
違うのかな？
そうそう♪ワンコの日ってのはなかったよねえ？？？
関係ないけど今日はにゃんこの日とか？！