コロンビアで新大統領が就任
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- 2010/08/08 22:54:15
(CNN) 南米コロンビアで7日、フアン・マヌエル・サントス新大統領(58)が就任し、国家統一による経済発展、そして国内左翼ゲリラの根絶に向けて取り組むことを宣言した。
サントス大統領は国民に向けた初のテレビ演説で「平和なコロンビア、ゲリラの存在しないコロンビアを実現することは可能だ。それは理性、あるいは武力によって成し遂げられると示すことができるだろう」と表明。さらに、雇用機会の創出を通じて国家の繁栄を実現したい旨を述べた。
同大統領の就任式には、国家関係が悪化しているベネズエラのニコラス・マドゥーロ外相が出席。7月にコロンビア政府がベネズエラ国内にコロンビアの左翼武装組織メンバーが潜伏していると主張したことから、両国は国交断交となっていた。
ところがマドゥーロ外相は「チャベス大統領から、コロンビアの全国民への愛と団結、未来と希望を祈る言葉が送られていることを伝えたい。われわれはコロンビア国民に愛情と友情との手を差し伸べたい」などの友好的な内容のメッセージが伝えられた。国営ラジオによれば、チャベス大統領は、数日以内に両国関係についてより詳しく話し合いたいとの意向を示しているという。
サントス大統領は6月に行われた大統領選で70%近い票を獲得し、新大統領に選出された。それ以前、国防相在任中には、左翼ゲリラ組織コロンビア革命軍(FARC)の大規模な掃討作戦を数回指揮した。そのひとつが2008年のイングリッド・ベタンクール元大統領候補救出作戦だった。
http://www.cnn.co.jp/world/AIC201008080005.html
先月7月23日の私のブログで、コロンビアに国交を断言された書いた国、コロンビアで
新大統領が誕生したそうです。
ウリベ大統領に代わって新しく大統領になったのは、フアン・マヌエル・サントス・カルデロン氏
(Jun Manuel Santos Calderón、1951年8月10日 - )
前大統領のウリベ氏はベネズエラのチャペス大統領ととても仲が悪く、先月23日に
ゲリラを匿っているとして発表しコロンビアと国交を断絶。 コロンビアのチャペス大統領は
大使館員を全て72時間以内追い出す等して国境警備を1000人増強していたのですが、
今月に入って以前軍事衝突はないものの緊張状態が続いている中での大統領交代と
なったようです。
ベネズエラは現在、アメリカに販売していた石油を買い叩かれても中国に売ると言う姿勢を
強めていて、中国も少しでも安い石油を求めて、輸送コストの高いコロンビアにも手を伸ば
し新油田に多額の融資をすることで得た資金で、ロシアから武器を買い続け、親米コロンビア
と対決姿勢を強めていました。
が、しかし今回の大統領交代であっさりと解決したような雰囲気を出している。
海を隔てた隣国のキューバでも、カストロ前議長が人民権力全国議会に4年ぶりに出席し、
アメリカの制裁行動が、イランや北朝鮮等の国と核戦争を起こす原因となると非難して
いて、不安定だった中南米での反米網が中国ロシアと結びついてしっかりした地盤に
なってきている様相をかもし出してきているような気がします。
玉梓は太平洋上の安全を祈ります。