知ること
- カテゴリ:日記
- 2010/08/11 12:23:50
もうすぐ、終戦記念日ですね
日本は多くの犠牲者を出し、沖縄、長崎、広島、東京、その他多くの地域が原爆や空襲で破壊され被害を受けました
と同時に、多くの国の人達を殺したのも事実です
私の妹は1年ほどニュージーランドに住んでいた時があります
日にちは忘れましたがニュージーランドにも終戦記念日があり、その日は日本人は危ないので、なるべく外を歩かないようにと言われたそうです
ニュージーランドは第2次世界大戦に参戦して日本軍と戦ったため、日本人をよく思わない人も多いというのが理由らしいです
そのことを表すような出来事が妹にありました
ある日、バスだか電車だかに乗っていたら、隣に座っていたおじいさんが「日本人ですか?」と聞いてきたので、そうですと答えると、彼は
「頼むから、この国から出てってくれ」 と言ったそうです
「戦争で日本はどれほどひどいことをしたと思ってるんだ」
妹は「私がやったわけじゃないから、過去のことを言われても困る」と返答しました
妹の気持ちもわからなくはないですが、もし私が妹の立場だったら「日本では戦争でニュージーランド人に何をしたのか学校で教えてもらう機会はありませんでした。日本が何をして、あなたにそこまで言わせるのか、教えてもらえませんか?」と言ったと思います
耳に心地いいことばかりを受け入れ、嫌なことには目と耳をふさぐばかりでは何も学べません
以前「ゆきゆきて神軍」というドキュメンタリー映画で日本軍が捕虜や同僚の人肉を食べていたことを知ってショックを受けました
その後、戦争責任についての本を読んだ時に、国際軍事法廷で人肉食を取り上げるかどうかが議論され、取り上げた場合の被害者遺族の心情や国際世論の衝撃を想定すると、とても冷静な審判は下せないだろうということで、取り上げなかったことも知りました
学校ではそんなこと教えてくれませんね
人の肉を食べなければならないほどの極限状態を経験した人達が過去の戦争でいたという事実、戦後何十年経っても戦時中の怒りを忘れない人がいるという事実
2000年に入ってから、「愛国心」だの「国家」だの「国益」だのの言葉が目立つようになってきました
過去、私たちの先輩たちはこの言葉のもと、間違った道を歩みました
同じ過ちを繰り返さないよう、過去を知りそこから学ぶことはとても大切なことだと思います
世界の終戦記念日って9月2日だったんですね
初めて知りました
過去の過ちを反省することは大切なことで、それを自虐だという人達がいますが、
自分達の都合のいい部分だけを真実とし、それ以外はすべてでたらめだなどという方が
私にはよほど自虐的だと思えます
二度と戦争が起こらないことを祈るばかりです
☆カーボーさん コメントありがとうございます^^
戦争が終わったからといって、人の心はゲームのようにリセットして終わらせることは
できないんですね
もっと経験した人達がそのことを戦争を知らない世代に話してくれればと思いますが
それは過去の心の傷口を開くことでもあり、難しいのかもしれません…
この戦争を知る人達は、みな「日本人は嫌い!」と言葉が出ますねぇ~
これは、おいらもとある国に行った時に言われた言葉です。
しかし!!
世界では、「終戦記念日」ってのは9月2日なんですよねぇ~
日本だけが8月15日なんですよねぇ~(玉音放送された日だからだけど)
ほんとに恐ろしいこと!
二度と繰り返してはいけないんですよね
なのに・・・