【激辛論評】皇居ランナーにルール 歩行者から苦情
- カテゴリ:ニュース
- 2010/08/12 05:42:39
まさに「悪貨が良貨を駆逐する」典型的な例。
何かがブームになる毎に暫くすると出てくる周辺への迷惑行為から出てくる問題。
今回は皇居周りのランナーのマナーの悪さが問題となっているが、傍若無人な観光ツアー客の問題行動は観光ブームだった昭和の時代から起きてたことだし、最近では自然遺産登録をきっかけに今まで閑散としていた場所に観光客が集中してしまって数々の問題を引き起こすとか(尾瀬の湿原の富栄養化とか富士山や日本アルプスなどの高山のし尿処理が間に合わないとか)とか、自称○○愛好家が暴走(最近は「撮り鉄」と呼ばれる鉄道写真マニアの線路内立ち入りなんてのが問題になってましたし、自然写真愛好家が自然を踏み荒らしてたり、昆虫愛好家が乱獲したり、自然の中を配慮して走るんですというトレイルランも大会後の踏み荒らしが問題になってたし、マウンテンバイクや4WDでの林道や海岸、私有地の踏み荒らしや利用マナーの悪さ etc. 書き出したら止まんねーじゃないか)して、結局、禁止なり規制なりがかかってしまうなんてのを何度も繰り返しているのに、なんでまた、こうなっちゃうんでしょうね?
記事の最後は皇居周辺ランニング歴30年のスポーツライターである識者(というんか?)の「本来はランナーの自覚により解決するのが望ましいが、マナーが守られているか疑わしい点もある」「区はルールを作る上で、ランナーの自主性や思いやりを尊重する形にしてほしい」との言葉で締めくくっている。
しかし、激辛で評させていただくとと、馬鹿じゃないかと。その「マナーを守るというランナーの自主性と思いやり」がないから、こうなったのであって、ないものに配慮できるものか。
一度作ったルールを後から厳しくすることは難しい。緩くするのは比較的簡単だ。問題が小さな今のうちに、厳しい罰則を付したルールを作るべきだと、私は思うのだが。
出典はこちら↓
東京新聞:皇居ランナーにルール 歩行者から苦情相次ぎ:社会(TOKYO Web) http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2010081190070612.html
今朝の新聞では、安易な装備で登山を強行し、ちょっとしたことで
救助要請をする登山者が増えたという記事を目にしました。
それこそ転んで手足をすりむいたとか、疲れて下山できなくなったとか、
まるでタクシーでも呼ぶように携帯電話で「ヘリを呼んでくれ」と言う
人がいるのだそうです。
救急病院のコンビニ化や、タクシー代わりに救急車を利用する人がいるという話を
連想しませんか?
こういった無料の公共サービスはたしかに我々が払っている税金によって
運営されているわけですが、それはあくまで万一の場合の保険のような
存在として考えるべきで、「使って当たり前」のものではないと
思うのですが……
近頃は「公共の福祉」という概念を知らない人が多いのでしょうか?
嘆かわしいことだと思います。