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レバノンの元首相をイスラエルが暗殺?

8月11日12時3分配信 毎日新聞
 【カイロ和田浩明】レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの最高指導者ナスララ師は9日、05年のハリリ元首相暗殺事件にイスラエルが関与したことを示す「証拠」だとする航空ビデオを公表した。同事件ではヒズボラ関係者が国連特別法廷に起訴されるとの観測が強まっており、ナスララ師の動きは対抗措置とみられる。イスラエル側は「ばかげた話」と完全否定している。

 レバノンのヒズボラ系テレビ局アルマナル(電子版)などによると、公表されたビデオはハリリ氏が05年2月に爆殺されたレバノンの首都ベイルートの現場付近を、事件前にイスラエル無人偵察機が撮影したものとされる。イスラエル側に送信された映像を傍受したという。

 ナスララ師は「こうした偵察は通常、(暗殺)作戦の第1段階で行われる」と述べ、特別法廷がイスラエル関与の可能性も調査するよう求めた。

 ヒズボラはレバノン南部を長年占領したイスラエルを敵視、06年にも大規模な武力衝突を起こしている。

 ナスララ師は7月、特別法廷にヒズボラ関係者が起訴されるとの見方を表明。一部イスラエル・メディアは実行犯がヒズボラのテロ作戦担当幹部だったと報じている。

 国連特別法廷は昨年3月、オランダのハーグに設置されたが、4月に同事件のレバノン人容疑者4人すべてを「証拠不十分」で釈放するようレバノン当局に指示した。現在、誰も拘束されていない。

 ヒズボラ関係者が起訴されれば、ハリリ氏の支持層だったイスラム教スンニ派などとヒズボラ支持のシーア派などの間で暴力的対立を引き起こすことが懸念されている。

 7月下旬にヒズボラを支持するシリアのアサド大統領と、スンニ派の後ろ盾のサウジアラビア・アブドラ国王がレバノンを同時訪問。レバノン主要各派の政治指導者らと会談、緊張緩和に努めている。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100811-00000035-mai-int



レバノンの元首相ラフィク・ハリーリー氏は2005年2月14日に自動車で移動している所を

数百キロの爆弾で吹き飛ばされて死亡したイスラム教スンナ派の人です。

ハリーリー氏は反シリア派の人だった為、暗殺当初はシリアが暗殺したといわれていて、

レバノン国からシリア軍が撤退する切欠となる革命にまで発展しました。


もともとレバノンはPLOとの戦いで苦戦している所に、レバノン政府の要請でシリア軍が

介入、その後イスラエル軍とアメリカ政府がレッドラインを制定したものの、結果として

イスラエルも内戦に加わってしまう結果となり、混戦状態が続いました。


その後一時は内戦も収まったが、大統領選で反シリア派のハリーリー氏が選ばれると、

駐留していたシリア軍に撤退要求を出した事で、親シリア派の人から不満の声が上がり、

ハリーリー氏がサウジアラビアの国籍を取得していて、内戦でボロボロになった歳の復興

で金儲けをするなどしていた為に、国内世論を二分する事態となってしまったようです。


その様な時にハリーリー氏をイスラム系武装組織が暗殺したと犯行声明があった事から、

反シリアを唱えていたからシリアに殺されたと言うことになり、大規模なデモが起きたため

国連が仲介役となりシリア軍14000人を撤退させる事になりました。



レバノン国の政党ヒズボラ(神の党)は、反アメリカ主義でイスラエル撲滅を掲げシリアと

仲が良い政党です。 2006年にはイスラエルに軍事侵攻した事もあり、その際には逆に

イスラエルにボコボコにされた経緯もあります。



そして今回このヒズボラ(神の党)が今年8月4日にイスラエルの国境侵犯があったことを

踏まえて、無人偵察機が飛んでいたのは元大統領ハリーリーを暗殺する為だったと言って

居るようですが、イスラエル側は 「ばかげた話しだ」 として取り合っていないようすです。



玉梓は地中海周辺の平和を願います。
毎回こんな事しか書けなくてすみません。


 

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