Nicotto Town


およよ・れおポン


こういうこともあるのか

テレビ観ながら、ツイッターでテレビ局のハッシュタグ付けてつぶやいていました。

ほかの人がどういう反応をするのか眺めるのが面白いわけですが、今日はちょっと悩んだ。

番組の話題で
「ラムネの瓶に入っているガラス玉は、ほんとうはビー玉ではありません。ではなんと呼ぶのでしょうか?」
というクイズになった。
答えは「エー玉」。

ガラス玉の製造工程で、規格を満たしたものがA玉で、規格外がB玉。
ビー玉を有効利用するために、オモチャとして販売した。

というような趣旨の説明だった。

その後、ツイートはその話題で「ラムネ玉は本当はエー玉で、規格外がビー玉」と、けっこう盛り上がっていたのだが、うーん。。。

それはそのとおりだと思うけど、正しいんだけど、、違うんだな。

そもそも、このガラス玉、「ボールベアリング」の球だ。

最近では鋼のボールベアリングばかりなので、ベアリングと言ったら鉄球を連想する人が多いのだが、昔は木造の機械もあって、この木の軸受けにガラスのボールを使うことも多かった。

他にも、昔の精密な機械仕掛けの時計の小さな軸受けなど、ボールではないけど、軸を受ける部分にガラスを使う。

高級な時計では、サファイアやルビーの軸受けを使う。

そうした場所に、ガラスは使われている。

その、ボールベアリングのガラス球には等級があって、真球度が高いものをA級からB、C…と階級付けしてある。そこからA玉、B玉と呼んだのである。

僕は、ラムネ玉にもA玉が使われているのは初めて知った。
ベアリングのような精度は必要ないので、Bだろうと思っていた。

さて、それは良いのだが…

ツイートは?
「ラムネ玉は本当はエー玉で、規格外がビー玉」で盛り上がっている。

これ、正しいんだけど、正しくない。
う〜む。

なぜなら、そのガラス玉は、ラムネ専用に作られたわけではないから。

今でこそ、ラムネでしか使わないけれど、そもそも、ボールベアリングを転用したものであって、その面では、ビー玉と等しいのである。

それに、僕の記憶が確かならば、やっぱりラムネに使っているのはB玉だ。
たぶん、現在ではA玉を使っているということだろう。


ちなみに、現在は、というより、かなり昔から、ビー玉はベアリングのB玉ではない。
わざわざ工程を増やして、透明なガラスに色つきのガラスを混ぜて整形する。
おもちゃとしてきれいなように、模様を付けて製造したガラス玉だ。

ビー玉は、れっきとしたビー玉なのだ。


なんというか、この話し、ツイートして他の人に伝えようかと思ったけど、虚しくなってやめた。

ツイッターでは説明もできないだろう。

盛り上がるツイートを横目に、放置した。
なんだかな。

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