イスラエルがF35戦闘機を購入
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- 2010/08/16 20:27:39
【エルサレム時事】イスラエルのバラク国防相は15日、米国が主体となって開発している次世代型戦闘機F35を20機調達することを承認した。費用は 27億ドル(約2300億円)。イスラエル紙イディオト・アハロノト(電子版)が伝えた。2015年からの配備を予定しているという。調達は閣議で最終承 認を受ける必要がある。
イスラエル軍は、ステルス性を備えた最新鋭のF35の配備で、中東域内における航空戦力の優位を保ちたい意向だ。イスラエルでは、イランの核開発疑惑に懸念が高まっており、イラン空爆説もたびたび浮上している。(2010/08/16-06:05)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010081600019
日本でも時期主力戦闘機として候補に上げられた、アメリカのF-35 ライトニングⅡ を
イスラエルが購入する事になったようです。
F-35 ライトニングⅡ は、垂直離着陸が出来るマルチロール機で、アメリカ海兵隊の
AV8B ハリアーⅡ と、アメリカ海軍の F-14 トムキャット の後継機として開発された
ステルス戦闘機なのです。
開発はアメリカのロッキードマーティン社が開発したのですが、開発費用が莫大な為
イギリス、イタリア、オランダ、オーストラリア、カナダ、デンマーク、トルコ、ノルウェー、
イスラエル、シンガポール から開発費用を出資してもらい作られました。
その為日本が売って下さいと言っても、研究開発費を別に支払わなければ ライトニングⅡ
自体の購入権利すら貰え無いと言う独占販売の戦闘機となっています。
これを購入するイスラエルと言う国は、軍隊は国民皆兵制で満18歳の男子は3年、
女子は1年9ヶ月の兵役を義務があり、徴兵が終わった後も予備兵力として全ての国民が
兵士として扱われている国です。(ただしユダヤ人に限る)
敵が侵入してきてから内地に引き込んで戦う深層防御と言う考え方がまったく出来ない為、
全ては相手が攻撃して来る前にイスラエルが攻撃する事を第一目的としている軍事組織です。
イスラエルは核拡散防止条約に加盟していないが1963年から核実験をしており、1986年に
元核兵器開発技術者のモルデハイ・ヴァヌヌ氏が研究データを持ってイギリスに亡命して
マスコミに暴露した為に、イスラエルは核兵器を持っていると言う状況証拠がそろっている
状態です。
ですがアメリカととても仲が良く、核兵器を保有している疑いの有る国でも、国連から
文句を言われません。
また2つ隣のくにイランでも核兵器を保有しているとの情報がありますが、
こちらはアメリカを中心として、日本も経済制裁を実施しています。
イスラエルはイランと仲が悪い国です。
イランが攻撃してくる可能性が高まれば、イスラエル国内のPLO等の組織と連携して
攻撃を受ける可能性が高いので、先制攻撃をするために F-35 の様なステルス戦闘機
を導入してイランを空爆する予定のようです。
イスラエルはその為に開発段階からアメリカに投資していて、2015年までに配備する
予定だと言う事です。
玉梓は中東の安全を願います。