ドラマ【新・警視庁捜査一課9係】
- カテゴリ:テレビ
- 2010/08/19 00:14:00
【感想】自首してきた犯人が本当は何もしておらず、友人をかばって不運の連鎖に巻き込まれた人物だったというお話でした。それはストーリーとしてとても面白かったのですが、あちこち残念な点が。まず、森野の死因があまりに杜撰だったこと。女に押されて鉄の柱に頭をぶつけたくらいで、死にいたるほどのダメージを受けるのかな…。あの手の柱って、大抵中身空っぽで鉄の部分は薄いでしょ。まぁ百歩譲ってそれで死ぬとしても、そりゃないじゃんって死に方ですよね。てか、死ぬ必要あったの? 意識不明とか記憶喪失とかでもよかったんじゃないの。ストーリー的には、意識不明で全部解明された後に意識を取り戻してもよかったんじゃないかと思います。何がなんでも人が死ななきゃいけないというもんでもないと思うんですが。それと、加納が偶然見かけて気にしたブラスバンド部の顧問が、過去に森野と深い関係があったというのも、あまりにご都合主義で少し白けますねぇ。そこに辿り着くのに、何か手がかりがあって辿り着いた方がリアリティがあると思うんですがねぇ。まぁ、今日は話が結構複雑だったので、そこまで描く時間がなかったんじゃないかとは思いますが、それなら30代俳優たちが演じる高校生ドラマを少しカットしてもよかったんじゃないかとw 蟹江Jr.は風貌的にわりと若いので、ギリギリアウトくらいだったけど、あとの2人は見れたもんじゃなかったですよ。別のキャスト立てるとか、ゲゲゲみたいに役より若い俳優を使うとか、やり方はいくらでもあったでしょうにw あとは細かいことですが、相沢の後姿が病院の監視カメラに映っていて、誰だかわからないとか言ってましたけど、あれって森野が相沢に気づく前の映像を見たら、こっち向きで歩いてきてるんじゃないのかね。もし全然別のところが来たとしても、服装はわかってるんだから、他のカメラの映像を片っ端から調べれば、顔が映った映像がありそうなもんですよねぇ。それと、前に科捜研でやってた歩容何とかをすればすぐわかりそうw 今回のシリーズ、何かこういう雑なところが目立つなぁ。刑事たちのプライベートをやめて事件中心に描くのなら、事件そのものをもうちょっとしっかり描いてほしいものです。