自衛隊が離島奪還訓練
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- 2010/08/19 19:43:59
防衛省が今年12月、新たに策定した沖縄・南西諸島の防衛警備計画に基づき、陸海空自衛隊による初の本格的な離島奪回訓練を、大分・日(ひ)出生(じゅう)台(だい)演習場などで実施することが、18日、明らかになった。
東シナ海における中国海軍の勢力拡大をけん制するのが狙いとみられる。訓練は日米共同統合演習の一環として行われ、米海軍第7艦隊が支援する。
訓練は、青色(味方)軍と赤色(敵)軍に分かれ、大分県内の陸上自衛隊日出生台演習場の一部を離島に見立てて行われる。
まず、赤色軍が自衛隊の配備されていない離島に上陸、占拠し、島内に対空ミサイルなどを備え付けるとともに、周辺海域に海軍艦艇を集結させているという状況から始まる。
すぐさま防衛出動が発令され、防衛省は、対地、対艦攻撃能力の高い空自F2戦闘機と海自P3C哨戒機を出動させる。赤色軍の対空兵器を弱体化させるとともに、陸自空挺(くうてい)団員など約250人が乗り込んだ8機の空自C130輸送機が、空自F15戦闘機の護衛を受けながら離島に接近する。空挺団員らは次々にパラシュートで降下し、海空自の援護射撃を受けながら赤色軍を制圧、島を奪い返すというシナリオだ。
訓練は同演習場のほか、沖縄・南西諸島周辺の訓練海域も使って行われる。
これまで防衛省は、周辺国への政治的な配慮などから、離島を想定した大規模な訓練を控えてきた。だが今年3、4月の2度にわたって、中国海軍の艦 隊が同諸島の周辺海域で大がかりな訓練や挑発行動を繰り返すなど、ここ数年、中国海空軍の活動は活発化しており、日本にとって相当な脅威となってきてい た。
防衛省幹部は「中国に対し、日本は南西諸島を守りきる意思と能力があることを示す。それが抑止力となる」と訓練の目的を説明する。同省は訓練の一部を公開する予定という。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100819-OYT1T00023.htm
最近日本海から南シナ海までの中国沿岸がきな臭くなってきた為でしょうか?
自衛隊が戦後初めてと思われる離島奪還訓練を行うようです。
離島奪還に必要な大型強襲揚陸艦が使われるのかわかりませんが、海上自衛隊は
今まで強襲揚陸艦を輸送船として使っていたので出来なくは無いと思います。
幾ら出来ると言っても平和ボケしている私の様なそこら辺に居る日本人には、
離島奪還訓練が抑止力になるのか、それとも半島や大陸に対して挑発になるのか、
そこまではわかりません。
ただ数年前まで中国軍は自衛隊の動きに敏感でした。
ゲームで現代大戦略が発売されるだけでも、某国のニュースで放送されたり、
ゲーム会社に抗議のメールが届いたりしていたのですが、ここ数年中国は自衛隊には
関心が無いどころか、4月には潜水艦が沖縄本島と宮古島の間に2回も浮上する等、
数年前とは逆に、自衛隊の方が中国軍の動きに敏感になっています。
現在中国海軍は空母の建造や新型ミサイルの配備を急ピッチでおこなっており、
アメリカの空母が来ても 東風21C弾道ミサイル や 晉級094原子力潜水艦 の他、
ロシアの Su-30 をライセンス生産した戦闘機 蘇-30 で対応し、20分で撃沈できる
と発表していて、日本は米軍を基軸とした防衛から、自衛隊を基軸とした防衛体制
に変更しつつあり、今まで頭が上がらなかったアメリカや中国と肩を並べようとしています。
前政権は近隣諸国に抗議されながらも、靖国神社で平和の願いを掛けていたのですが
今の政権は靖国に参拝する事無く、自分の国は自分で守ろうと言う考えになっているようで、
有る意味危険度は上がっている感じが否めません。
玉梓は日本の安全を祈っています。