イラン初の無人爆撃機を公開
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- 2010/08/23 22:56:02
【8月23日 AFP】長距離の高速飛行が可能なイラン国産の小型無人爆撃機「カラル(Karar)」の完成式が22日、首都テヘラン(Tehran)のマレク・アシュタル(Malek Ashtar)大学で行われた。国営テレビでは、出席したマフムード・アフマディネジャド(Mahmoud Ahmadinejad)大統領が、青い布が取り払われて迷彩色の「カラル」が全貌を現すと拍手する様子や、飛行するカラルの映像が放映された。
アフマディネジャド大統領は、「この爆撃機は敵に死の到来を告げる以前に、人間の救済と尊厳に関するメッセンジャーだ」と演説した。
カラルはペルシャ語で「攻撃者」を意味する。ファルス(Fars)通信はアハマド・バヒディ(Ahmad Vahidi)国防軍需相の話として、カラルの航行可能距離は1000キロと説明した。また、国営テレビはステルス巡航ミサイル4本を搭載・発射でき、115キロの爆弾を2個搭載できると報じている。
式典当日は、年に一度の防衛産業デー(Defence Industry Day)で、2日前には国産の地対地ミサイルの発射実験が行なわれたばかり。今週は、イラン政府が達成事項を発表する「政府ウィーク」に当たっている。(c)AFP/Farhad Pouladi
記事
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2750087/6101160
動画
http://www.news24.jp/player/wm/300k.html?m_url=20100823_0031
ニュースでは無人爆撃機となっていますが、爆撃機と言うより攻撃機の様な気がします。
爆撃機と言うとB-52の様な大型の戦略爆撃機をイメージするからでしょうか?
攻撃機とは別名戦術爆撃機とも言うらしく、小型で命中精度の高い爆撃をするものです。
現在無人攻撃機は現在稼動しているタイプではプレデターくらいしかないのですが、
イギリスのタラニス(http://www.baesystems.com/Sites/Taranis/Newsroom/autoGen_110612124240.html)
やアメリカのX-51(http://ja.wikipedia.org/wiki/X-51_%28%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F%29)
の様にステルス性を高めたり人工知能をより高度にしたタイプもあります。
また日本でも研究開発中で、7月24日に墜落した無人偵察機も攻撃性能はありませんが
人工知能で自動的に離着陸するタイプだったようです。
イランは現在、ブシェール原子力発電所の稼動をめぐって、アメリカを中心とした各国が
経済制裁を継続中で、日本もイランからの原油の輸入量を減らしている。
イランが核兵器や無人攻撃機に力を入れるのは、敵対しているイスラエルがX-35ステルス
戦闘機を導入したり、手のひらサイズの小さな無人偵察車両を開発して、ガザ地区に投入
しているためなのですが、アメリカは第二次世界大戦以降ずっとイスラエルに肩入れして
居る為、核兵器を保有しても、ガザ地区を爆撃しても、イランを脅しても国連の制裁を
受けることはありません。
反対にイランの様に後ろ盾が小さなイスラム国家は、すぐに国連から制裁を受けてしまいます。
その為イスラエルが中国を後ろ盾にしてやりたい放題やっている北の国と似たような感じではありますが、
だからと言ってイランのやっていることも良くないような気がします。
玉梓はイランの無人攻撃機がブサイクなので、もう少しデザインがよくなる事を願います。