三人の我儘プリンセス
- カテゴリ:自作小説
- 2010/09/01 00:14:05
~~~~~
~都の場合~
昨日、また、めぐみと喧嘩してしまった。
どうして、こうも毎度毎度、言い合いになってしまうんだろう。
いつから普通に会話できなくなったんだろう。
本当は、落ち着いて、穏やかに、お茶でも飲みながら喋りたいのに。
知り合った当初は、普通だったはずだ。
確か、一人でいた、めぐみに声をかけたのは私から。
いつの間にか、一番の仲良しコンビと呼ばれるほどになってた。
気、というか、波長が、どことなく合ってるんだとは思う。
全く正反対の性格だけど。
めぐみは、誰に対しても、親しくなるまでは一歩引いてる。
私は、何も考えずに先走って飛びこんじゃうタイプ。
だから、貴子と最初に仲良くなったのだって、私の方だったのに。
いつの間にか、めぐみと貴子が、妙に仲良くなってた。
それからというもの、めぐみの私に対する態度が変わったように思う。
確かに、めぐみに借りてたCDを、うっかり貴子に貸しちゃったりして、
怒らせちゃった私にも原因はあると思うけど…。
何だか、気まずさより先に、悲しくなってしまう。
今回ばかりは、少し長引きそうかな、と根拠のない予感がする。
いつも、どうやって仲直りしてたんだっけ?
もしかして、もう、これっきり、友達には戻れないんじゃないか?
喧嘩別れをすると、いつも、そんな不安が頭の中で、ずっと渦巻いてる。
「友達…か。」
そう一人呟いて、都は、今にも溢れそうになる涙を拭い、そっと天を仰いだ。
~貴子の場合~
私の人生って、どうして、こんなに損な役回りばかりなのだろう。
ふと、そんなことを考えつつ、咥えた煙草に火をつける。
この間まで禁煙が成功するんじゃないかと、内心、
淡い期待を抱いていたのだが…どうも精神状態が保てそうにない。
この世で一番煩わしい物、それは人間関係以外の何物でもないと思う。
だから、私は、いつも一人でいるのが好きだった。
友達なんて、別にいらない。
私の持論は、「友達とは、利用価値があるかどうか。」でしかない。
…なのに、あの、都という女の子は、屈託なく私に話しかける。
根っからの天真爛漫な明るさで、ムードメーカー。
誰もが彼女に好感を持つことだろう。
でも、私は…。
自分で、自分の根暗さが嫌になる。
そう、どこかで、都に嫉妬している自分に気が付いていた。
あの女の子のようには、絶対になれない自分。
憧れよりも、羨望や妬みの感情を抱いていることを隠すのに精一杯だ。
そんな時、傍らで、そっと微笑む、めぐみに出逢った。
めぐみは、あまり自分から話をすることはない。
代わりに、笑顔で頷きながら、相手の話を聞くことに徹底する。
気付くと、喋るつもりのないことでも、スラスラと話せてる自分に驚く。
いつの間にか、自分にとって、めぐみは気になる存在になっていた。
そうは言っても、ほとんど自分の事は喋らないので、謎の多い存在のまま、
ゆっくりと時間をかけて親しくなるしかなかった。
次第に、明らかになっていった、めぐみの心のうちは、
幼馴染であるという都の心配ばかりしていた。
めぐみは、純粋に都の積極性を敬愛している。
それに気付いた時、ふと、今まで都に対して抱いていた嫌悪感が、
すっと途切れ、二人に対して、不思議な感情が湧きあがってきた。
そうか…一言で「利用価値」といっても、色々な形があるんだ。
お互いが、自然に笑い合える関係、それも、いわゆる利用価値の一つ。
…貴子は、めぐみの笑顔を思い浮かべながら、そっと煙草の火を揉み消した。
~めぐみの場合~
ただ、寂しくて…悲しみの中で途方に暮れていたんだ。
「信じる」とは、どういうことなのか。
瞳に映るのは真夜中の妄想劇?
周りが何も見えないほどの暗闇は、怖くて身動きがとれない。
どうしても、一歩が踏み出せなくて。
ならば、いっそ、ずっと、ここにいようか。
ここにいる「意味」…そんなの、ないけれど。
ならば、いっそ、消えてしまおうか。…そういう思考回路?
本心は何を望む?どうすればいい?
…思い浮かぶのは無邪気に笑い合った過去。
そう、できることなら、あの頃に戻りたい。
もう一度、やり直せるだろうか?
大切に想われてるかどうかなんて関係なくて、
ただ傍にいるだけで幸せだと感じられた日々。
怖いのは、失うことだけなのかもしれない…だから。
澄みきった青空の下、めぐみは走る。大切な友達の元へ。
「おはよう!」
都は、一瞬、驚いたような顔をしながらも、すぐに満面の笑顔になり、
「おはよう!」
そう返して、また、いつもの一日が始まるのだった。。。
~~~~~
はい、何だか…小説?ポエムの出来損ない???
少し恥ずかしい気もしますが、出来上がってしまったので公開しますw
あ、でも、これは、こないだ言ってたのとは違う話で^^;
他にも水面下で書いてるのがあるくせに、めっさ短時間で、
スラスラ書いてしまいました…怖っ。
ま、適当に読み流して頂けると幸いです^^
でも、どこかで読んだシチュエーションばかりなんだよな…ま、いっかw←超適当w
え?今後の展開?う~ん…プロローグと言うか、貴子さんがわりと人気キャラだったようなので、
そっちを主人公にして、少し大人になったバージョンの話を作成中w
あ、もちろん、あとの二人も、ちょろっと登場させたりしますよ^^
でも、長い話になりそうな予感も…しばらく…というか、かなりお待ちくださいwww←忘れそうw
書いてみよう、て思ったことすらないよw (-、-)ムリー
これ、全部自分だろww
特にめぐみはいつも詩を書いてる時の色っぽい。
読みやすいし、今後の展開が気になるところだ。これて、プロローグだろ?ww
先生、続きはまだですか?(´ー`)y-~~
電車の中とかは無心だからかな~?(笑)電車だと携帯メモできるけど、
お風呂だと、覚えてないとダメなのがキツイですねw
もう、のぼせてくると、無茶苦茶な思考回路になってます^^;
って、作詞だけじゃなく、作曲まで…あ、そういえば、前に歌を聞いた記憶がw
でも、凄いな~、メロディとか浮かんでくるって、良いなぁ~と思ったりします♪
うん、小説も…気分が落ち着いてる時とかに、ゆっくり頭の中を整理しながら書き進めますよー!w
お風呂入ってるときが一番多いんですよね。。。お話が浮かぶのも、曲が浮かぶのも。。。。
そして出るときには忘れてる、という(*ノノ
昔本当に「この曲はいい!!」っていうメロディが浮かんで、すぐタオルかぶってPC前までいって録音してお風呂入りなおしましたよ・・・(笑
あと電車にのってると詩とか哲学が浮かぶことも多いです///(携帯に即メモメモ)
お互い小説、がんば・・v(ですね
おぉ、ドロドロ希望ですか!wふむ…それも面白そうですねw
多分、続く~ってしちゃうと、私自身、途中で飽きたりして中途半端なまま、
書けずに終わる可能性が大なので^^;
読みきりだけど、また、違う話で続くかも、ですwwwww
読みきりで終わってしまいましたね。2000字。原稿用紙5枚で終わらせるのって大変ですよね。
わたしは、たらたら続けてるうちに、筆は遅いわ展開は遅いわで、訳わかんなくなっちゃいましたけど
次回作 楽しみにしてますね。
そう、貴子さんが煙草をくわえてるあたりで大学生くらい?って感じで。
でも、少し幼い気はするかな?^^;青春を思い起こしながら書きました♪
また、しゅのさんの所にもお邪魔させていただきますね~^^
まこっち3のブログから気になって、読ませていただきました^^
年齢設定とか何にもないけど、なんとなく青春を感じますね。
また、お邪魔させてもらいます^^
続き…ありそうですか???う~ん…。
じゃ、また思い出したら続編書いてみようかなw
実話というか…私の高校や大学時代って、こんな感じでしたよ^^;
懐かしげな風景が思い浮かんで…ちょっとノスタルジックな今日この頃ですw
何だろう…ふと、お風呂とか入ってる時に、思い浮かぶ事とか多いんですよねw
のぼせそうになりながら、思考をまとめて…すぐに忘れちゃう事も多かったりしますがwww
うん…私もめぐみ寄りかな~とは思いますが、やっぱり、どの子も、
私の中にいた子で…きっと、多重人格だと、この3人は入ってるはずですw
また、思いついたら、ボケボケ~っと書いてみますね^^
とーやさんに負けないように!www←
いや、読みました~。(途中で寝たわけじゃない。ホント~)
プロローグみたいな感じですね~。続きがあっても良さそう。
この3人の内どれか、自分自身のことを書いていたりしない?
一部実話が入っているとか。
きっと最後の5行がなかったら止まってしまっていたか、続編になっていたかもしれませんね。
どれもじぇんとるさんの中の心なのかな、なんて思いつつ・・//
僕はめぐみ寄りかもしれません。(笑
全部がそれぞれの一人称で読みやすかったです・・v
台詞つきの小説もいいけど、心を描いた物語もいいですね^^
また短編も期待しています///(密かに
う~ん、この中だと、「我儘プリンセスの憂鬱」が貴子さんサイドっぽい話にしやすいかな^^;
また、どこかで思いついて、ふと出てくるかもですが…。
それまでは、意識の奥深くで眠らせることにしますwwwww
貴子さんはどうなるのっ!?
期待!
↓
「続 三人の我儘プリンセス」
「新 三人の我儘プリンセス」
「三人の我儘プリンセス リバース」
「三人の我儘プリンセスの憂鬱」
「えほん 3にんのわがままプリンセス」(絵師:ムスメちゃん)
「三人の我儘プリンセス~その老後~」
「三人の我儘プリンセス 攻略本」
「三人の我儘プリンセス 画集」(絵師:じぇんとるさん)
「CDで聴く 三人の我儘プリンセス」(読み手:じぇんとるさん)
ただ、なんとな~く書いてみただけなので^^;
実際に、今、水面下で書いてるのは、全く登場人物が違いますw
あぁ…頭、こんがらがりそう…wwwww
おたのしみっ!
(初回から貴子さんがお気に入りになったまこっちでしたー)