損害保険会社のお仕事
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- 2010/09/08 11:31:53
先日、ウチのお客さまが事故を起こした。
車対車の交通事故の場合、一方が停止しているか、あるいは追突以外の場合は全て過失割合が生じる。
つまり、ほぼ相手が悪い事故であっても何%かは自分も悪いとなってしまう。
今回の私のお客様のケースは、私のお客様の方がどちらかといえば被害者。
過失割合は9:1か、最悪でも8:2となると思われる。
ところが問題が発生している。
お客様の車は、8年落ちのミニバン。
修理箇所は足回りにまで及び、40万円を越える被害になっている。
ところが保険会社の割り出したこの車の価値は、全部で30万円程度。
つまり、全損の扱いになっても修理代まで行かないのである。
保険会社は車の価値、つまり30万円から過失割合(9:1と仮定して)1割を引いた分、つまり27万円しか保険金は支払われないと回答してきたのだ。
こういったケースは、事故を起こした相手方とのお話になる。
相手が自分の責任で事故を起こしたという自覚があり、誠意と経済的余裕があれば差額を負担しましょうとなる事もある。
しかし、法的に考えても保険会社の判断が尊重される事が多い。
差額を支払うのは、あくまでも相手の誠意という事になるわけだから。
事故を起こした相手方の入っていた保険は、対物無制限となっている。
しかし、何のための無制限なのだろう。
9:1の事故というのは、ほとんど相手が悪い場合である。
今回のケースも、お客様の車に斜め後ろからほぼ追突に近い形で突っ込まれている。
つまり、ウチのお客様は車をぶつけられて、その修理代の10万円以上を自己負担しなければならない。
お客様のことを想うと、ウチがタダ働きして負担を減らしてやらなきゃならんのかなぁ・・・。
世の中、納得できん事が多すぎる。
最後にひとつ。
保険に入っていても、全て安心というのは大きな間違い。
こんな不完全でよくわからないものが、彼らの商品なのだと知っておいていただきたい。
契約内容を知っている事は、本当に大切ですよ~。
ただし、今回の場合は自分の保険ではなく、ぶつけて来た相手の保険ですから厄介です。
たとえば、さろさんが10年前に買った車を大事に乗っていたとしましょう。
その車には今までの10年間の思い出があり、大切に整備して長く乗りたいと思っています。
その車に、後ろから車が突っ込んできました。
当然、相手がさろさんの車を直す形になります。
相手は自分の保険を使って直すと言います。
しかし、相手の保険会社がこんな事を言います。
「あなたの車は10年も乗っているので価値がありません。ゴミと一緒です。ゴミは捨てればいい訳ですから、それに対して保障する義務は当方にはありませんので、悪しからず。」
と言ってシカトぶっこみました。
これに対応するには、自分の保険を見直さなければなりません。
商品名は各社さまざまですが、そういった実際の価値と修理代の差額も補償するという特約があるはずです。
それも含めて、車両保険にも加入している事が条件です。
ここまで入って、出来れば弁護士費用の補償の特約も付ければ完璧と言えるでしょう。
しかし、ここまで入るには、かなりの保険料になるはずです。
起こるかわからない事故のために、そこまで一般の方が入れるものでしょうか?
そして、保険を使用すれば等級が3等級下がります。
18等級まで(12年間無事故で保険を使用せず払い続けた場合)上がっていれば、保険料金は変わりません。
そうでない場合は、保険を使用すれば翌年の保険の更新で、保険料に驚いてしまうケースもありますから。
結局は、保険会社が儲かる仕組みに出来ているんですよね。
うまく作ったもんです。。。
よくがんばりましたね。
保険会社には、そういった交渉を専門とする部署があります。
当然そういった部署にいる連中は、その道のプロです。
契約内容の、いわるる重箱の隅を突っつき、保険金の支払いを出来るだけ抑えます。
元々、請求が無ければ払わずに済ますという方向性を持っていました。
請求があっても、そういった専門家が重箱の隅を突っつくわけです。
彼らの手法は、裁判所を使い堅苦しく、面倒臭く、煩わしい環境で仕掛けてきます。
そうして戦意を喪失させて、支払いを軽くしようとするのです。
そういった問題が多い事が発覚し、数年前に行政指導が入ったのです。
本来支払うべき保険金が、支払われていないという事実が公になりました。
黒猫手毬さんの頃は、その以前だったと思いますので、今よりも苦労された事でしょうね。
本当によく頑張りましたね。
こういった保険会社の手法は、客商売とは遠く離れた法律を使った暴力行為です。
元々、相手はそういった事に関しての素人な訳ですから、ノウハウを持ったプロにはかなわない。
しかし、よく考えると判断を下すのは公平な裁判所です。
裁判所と聞くだけで腰砕けになることが、彼らの唯一の武器のような気がします。
その武器に臆せずに、しっかりとした対応を取る事が持っている権利を使用できる行為だと思います。
それにしても、黒猫さん、本当にがんばりましたねぇ~パチパチ。。。
そんなケースがあるって知ってからしっかりその分も保障してくれるように保険掛けてます~笑
性格がしつこいからか、保険とかの細かい細かい説明も理解納得するまで読んじゃったよぉ~@
だけど、理解してようがしてまいが、事故にあうときはあっちゃうもんねぇ…
こんな時は、この部分は自分持ちだな~ってわかってるから博打な感じはするわさ。。
隙間が少なくなるように掛けたけど、、、んーやっぱ博打かも~
問題が出ないままだといいなぁ~^@^;
母が交通事故の被害者だったから、イロイロとありました。
保険会社にすべてまかせるサインだけはしてはならないとも。
そうすれば、自賠責が全額、保険会社に行き
入院した場合、その治療費も自賠責から差し引かれてしまう。
本来なら、保険会社が自腹を切る部分があるはずなのに、
何の説明もなしに、差し引かれ、もろもろの雑費も引かれ、
被害者には雀の涙ほどの慰謝料ってことになりかねません。
とにかく、保険会社も損を出さないように必死だから
被害者が動転しているところに、まるで味方のように近づいてくる。
それで、サインをしなければ、徐々に豹変していくんです。
わたしは見た目舐められやすいのでww
母が入院中にも係わらず、調停の通知を送りつけて来ました。
裁判所から書類を送りつけられるなんて、初めての経験だから
母は激しく動揺してました。
いわゆる脅しです。ムカつきました。
いいように丸めこまれ、事故に遭わされた方が不運で諦めなさいってな
風潮になってくる。そんな人がどれだけいることか。。
保険会社からくる調査員は退役警察官が多いんだって。
まぁ。。書きだすと止まらない^^;
とにかく、大変だった。
母が入院中でもあり、ずっとわたしが裁判所に出向いていました。
その間、まぁ、保険会社の意図なんでしょう。
一度も加害者は現れませんでした。本人見れば裁判官も・・・となるヤンキーです。
2年間続きました。母の入院は延べ1年。あの頃は車椅子になる危険性もあって
何故、被害者ばかりこんな大変な目に遭うのか、
本当に考えました。
結果は、運が良かったんでしょうね。
弁護士さんも驚くほどの結果でした。わたしもダメだと思っていたのでびっくり。
裁判所に通うのはなかなかストレスでした。
ずっと戦闘モードでいなければならなかったから。
母の為だから、戦えたのであって、自分の時だとどうかなぁ。
でも、一番は、やっぱり保険会社はおかしいから、一人は決してするな!です。
被害者になった場合の鉄則です。
その代り、大変なんだよね。向こうはそんなことのプロだもん。
車載カメラ、いいなぁ、アレ。
タクシー業界から単を発したわけだけど、今では1万円以下のものもあるみたいだ。
ま、真実が写されるわけだから、自分の過失もしっかり暴かれてしまうけどね。
でも、ワシも出来れば欲しいなぁと思う。
うん、自賠の発端は被害者救済だな。
窓口は保険会社だけど、ほぼ国がやってるみたいだし。
ここの所自賠の使用比率が下がっているらしく、だいぶ安くなった。
自倍は車検の時に支払うから、車検料金の中に入っちゃうんだけど
車検料金が安くなったと、お客様からずいぶんと喜ばれている。。。
お、内容理解してたほうが得だよ。
人身障害とか付けてる?
きなやんそそっかしいから、あれ付けとくといいかもよ。
ファミリータイプの交通傷害保険に入るようなもんだから。
自動車保険にくっ付けてはいると、結構安く入れるんだ。
アレ付けとくと同居の親族全員摘要だし、チャリでこけて病院行ったりすると病院代と慰謝料もらえる。
ウチのお客さんに薦めたんだけど、お子さんがチャリでこけて病院に行って
家族で美味しいものを食べましたって、めっちゃ喜ばれた。。。
外資系かぁ、あのチンチロリンってヤツね。
本当に義務的に、入ってりゃいいやってんならいいと思う。
問題点は、代理店が入っていない事。
代理店ってのは、加入者のために知識を使ってくれる唯一の存在なんだわ。
保険会社は、加入者の事はあまり考えてくれないからね。
ただし、代理店もいいヤツを見極めにゃアカン。
下手すりゃ保険会社のいいなりって所もある。
まぁ、最近じゃいいなりの代理店以外は排除する方向だわ。
だからワシの所など、速攻でクビ切られたわ(爆)。
まぁ、保険も加入者の方も知識が必要って事だなぁ・・・。
そこで、あのなんだ?車に搭載してるカメラ、あれ大活躍みたいだね!
飛び込まれた人がさ、自分を守るのに、ずいぶんと役に立つみたい。
あれはいいことだと思うわ。
そうね、保険はギャンブルだったね、たしかにね。
ただ、自賠ってのがあるのは、泣かされた人が多かったからってきいたけど、それは正解?
保険ね、自分が加害者になったときに、被害者の役に立つために入るからさ、
わたし、自分の保険内容、けっこう知ってんだわ。
入るほうもね、そういう気持ちって大事じゃないかなあって思う、相身互いじゃん。
加害者にも被害者にもなり得るもんね。
でもね、聞かなきゃ言わない保険外交員、多いと思う。
説明責任って、コンポラ上致し方なくしてるだけってな感じだよね。
あの、通販の保険ってどうなの?確かに安いけど、わたし怖くては入れないわ。
あれは、招きさんからみて、どう?
テレビで「こんなにお安く!」ってやってるじゃん?外資の車保険。。。
うん、車に乗るってのはそういう事だな。
停止している時とオカマ以外は、必ず責任が発生する。
何せ2トン前後のものを時速100キロで走らせるんだ。
人なんか簡単に殺せる凶器だ。
だから自動車保険は絶対に必要。
保険料の支払いはドライバーの義務だと思う。
但し、その保険の売り方にはだいぶ問題があると思う。
誰も義務的に支払うものに、それほどお金はかけられない。
けど、義務的に入ってりゃいいっていう内容の保険と
これだけ付ければほぼ安心だろうという内容の保険では
保険料が雲泥の差なんだな。
そしてもうひとつの問題点は、売る方も内容を詳しく説明しないし
入る方も内容を知ろうとしない。
つまり、義務的だからめんどくせーのでだろう。
結局だ、自動車保険は義務的に入ると言う認識を変えなきゃ、いつまでもこういった問題は起こると思う。
弱者救済
保険の理想の姿だよな、それが。
しかし、保険と言うモノの発端はギャンブルだったわけだから
現代の保険屋ってのもそれに近い金儲け主義に、あまり変わりは無いのが現状みたいだなぁ。
加入者は増やしたい、保険料はなるべく多く、そして保険金の支払いは出来るだけ少なくしたい・・・。
それが保険会社の実態だと、修理屋のワシは思う。
>事故は、遭って得するのは故意に飛び込んだ人だけよねぇ。。。
いや、そうでもないぞ。
車両保険によるモラルリスクはかなり高い。
簡単に詐欺れるし、失敗も少ない。
犯罪として立証するのは極めて難しく、最悪支払い拒否だけですむ。
まぁ、だから車両保険は高い訳なんだけどね。
しかしねぇ、モラルリスクが高いから料金も高いという車両保険に入らないと
絶対安心を得られない自動車保険ってのも、どうなんだろうと思う。
車に乗ってること自体が、まず不特定多数を危険にさらしている行為だとすれば、
事故をすることというのは、追突以外、何らかの過失というのは、社会に対して負うべきだと。
巻き込まれるのも、何らかの過失になる、こう考えるとね、なんで「過失割」ってのがあるかって理解できるんだぁ。
「車に乗るということは、こういうことです」ってなかんじかなぁ。。。
それにのっとって構築したものだからね、自動車保険は。。。
ただね、理不尽を感じたのは、自分が生身で轢かれたときだったわ。
私、稼いでいたのね。でも、給料明細みたいなものがなかった。
でもね、実際払いものを見れば、どれだけの収入があったかは、一目瞭然だわ。
それなのにね、農協だったけど、私に「主婦」程度しか払わなかった。
いきなり借金して払わなきゃいけなくなったのよ、だから早々に退院せざる得なかったし、
いまでも、鞭打ちと腰、膝で冬は大変よ。
事故はね、とにかく弱者救済、この部分を徹底してくれればね、私は私も車に乗ってるけど
もういいわ。私が人をあやめたときにね、どうか泣かさないだけのことをしてほしい。
事故は、遭って得するのは故意に飛び込んだ人だけよねぇ。。。
はい、自動車保険は絶対に必要です。
人身事故などを起こしてしまった場合、被害者の方に十分に補償をしてあげなければなりません。
どんなに気を付けていても、人身事故の可能性はありますからね。
それがドライバーの義務だと思います。
ただし、今回の事故のように100%の安心は望めないとだけ、頭に入れていただければと思います。
あ、私は修理屋なので、車を直す修理代を保険料だけでしてさしあげなきゃなぁと思ったりしています。
赤字にならないまでも、この料金では部品代しか出ませんから・・・。
招き猫さんみたいに「タダ働き」も考慮してくれる保険屋さんならいいですけど、そうじゃないところも多々あるでしょうね。
本来は安心料として払っているはずの保険料ですよね。
しかし、内容によっては安心できない契約のようです。
本当に安心したければ、車両保険を付けてもっと高い保険料を払えと言う事らしいです。
本当に今回のお客様はお気の毒なんですよ。
救って差し上げるのは、私のタダ働きだけのようです。。。
いざってときも色々と制限があるんですね・・・勉強になりました><
しかし、どんなに向こうが100%悪いだろって場合でも自分にも非があるなんて納得いかないですよ。しかも修理代全額でないなんて・・・
こういう事もあるんですねぇ。
うちのお客様は、ほぼな~んにも悪くないんですよ。
だから納得できないって、かなり怒っておられました。
しかも、自分が加入している保険会社からもそう言われて
何のための保険だ!とお怒り頂点でした。
確かにですね、人身事故などになると保障額も高額になり
今回のような免責は無いと思われ、被害者が納得してもらえる補償額を支払うと思います。
ただし、こういう形でなるべく払いたくないといった対応を取られると
何のための保険だ、というお客様の言葉は頷けますよね。
おひさしぶり~。
元気だった?
この記事を書いて、巡回してマイページに戻ったら表示されていたから
速攻でおじゃましました。
再開待ってますよ。。。
怪我がなくて良かったですが、自己負担がくが10万以上なんて、そのお客さまも取っても納得できないですよね。
保険って良く分からないですね~(>_<)
でも、入ってないと不安です~(*_*)
先ほどは早速カキコありがとうございます<(_ _)>
またね~