レインボーフェザードラゴンクエスト その3
- カテゴリ:自作小説
- 2010/09/09 19:12:01
夢のネタ提供 ラト
原案夢に見た方 Yureさま
アレンジ ラト
え~、Yureさんがご覧になった、楽しい夢をもとにお話作ってみました。
テーブルトークRPGの旧ソードワールドの魔法や設定をお借りしました~♪
今回のキャラコス
精霊使い(シャーマン)3レベル
神官(プリースト)2レベル
冒険者レベル 3
ハーフエルフ 女性 リリー(百合)
花咲ける乙女達の一員 一行の救急箱(?)
依頼主のユライアさんと、私たちの出会いはなかなかに忘れられないものとなった。
自分の怪しすぎる姿を自覚した彼女は、真っ赤になってその場にしゃがみこんだ。
両手持ちの牛刀はその場に投げ出す。
「いやああ~~ん、私ってば~~~」
穴があったら入りたい状態とは、彼女の様子をさすんだろうな…。
そんなことを考えながら、私はすっかり毒気をぬかれてしまった。
手にした剣をそそくさと鞘に収め、カメリアたちに座るようにうながす。
とにかく、ユライアさんをなんとかしないと。
その問題を解決したのは、なだれ込んで来たメイドたちの一行だった。
「奥様、あれほど待ってくださいと申しましたでしょう!」
「着替えてからとお伝えしましたのに!」
「だから、牛の解体はお客様とお話が終ってからともうしましたのに!」
「いくらいい牛が入荷したからって、自ら3頭もおさばきになるなんて!」
「私たちの仕事がなくなるではありませんか!」
若いメイドたちがいっせいにまくし立てるので、もう煩い事この上ない。
その内容も尋常じゃない。
牛を3頭、このユライアさんが捌いただと?
しゃがみこんだユライさんは、血まみれの白衣のまま抱えられるように連れ出された。
最後に残ったメイドが、深々と頭をさげ「もう少しお待ちください」と言い残してドアをしめた。
嵐は一瞬に訪れ、そして去っていった。
「・・・今の騒ぎはなんでしたの?」
リリーのもっともな問いには、誰も答えられなかった。
それから一時間後、ユライアさんとの会見の仕切りなおしとなった。
衣服を整え、髪も結いなおした彼女は先ほどとは別人のような穏やかな貴婦人になった。
変わらないのはにこやかな微笑だ。
「ようこそおいでくださいました。みなさま。お待たせして申し訳ありませんでした。私が『ユライアの晩餐会亭』の主人、ユライアです」
「私があなたの依頼を引き受けた『花咲ける乙女達』の代表、ローザです」
私は頭を下げて、懐から依頼書を取り出した。
「あなたが冒険者の店に依頼されたのは、レインボーフェザードラゴンの捕獲、報酬は2000ガメル。これで間違いありませんね?」
「そうです、最高に美味しいというレインボーちゃんをぜひとも捕獲して欲しいのです。生死は問いません。捕獲してここまで運んでくれるのでしたら期間も問いません。これにかかる経費は、報酬以外に私がお支払いします」
ユライアはきらきらと目を輝かせ、両手を組んでうっとりと中空を見上げた。
「今まで発見された鳥の中で、もっとも美味なんですのよ。それも、世にも美しい虹色の羽で全身覆われているんです。ぜひ、私の手で解体して、最高級のローストに仕上げてみせますわ。ああ、想像するだけで胸が震えてきますわ~!!まずは羽を丁寧にむしって、逆さに釣って血抜きをしてから内臓を取り除いて、中を綺麗に洗い清めて・・・」
夢見る乙女もかくやの話し方だが、内容はかなり凄惨なものだ。
(この、依頼を受けるのは早まったか?)
私がカメリアに目で問いかけると、彼女は指を二つ立てていいやと首をふった。
2000ガメルの破格の報酬に、金庫番の彼女は依頼主の奇行には目をつぶれという。
リリーもアイリスも賛成らしい。
やれやれ、仕方がないか。
「ユライアさん、お話の途中ですが、その新種の鳥はどのへんに生息して、どのような生態を持っているんですか?」
「ええ?あらん、私ッたら、また夢中になってしまって。ごめんあそばせ」
頬をそめてはじらうユライささんは、ほんとうに可愛らしい貴婦人だ。
が、かなりの変人でもあるようだった。
「そのことでしたら、旅の途中でじっくり私が説明しますわ」
「そうですか。それはありがた・・・なんですって!?」
私は自分の耳を疑った。
今、旅の途中で説明するとかなんとか・・・。
「ア、アイリス。今の聞こえたか?」
ぎぎいと音がしそうな首の振り方で、魔法使いのアイリスの方を向いてそう聞いてみる。
否定して欲しかった、きっぱりはっきりと。
何かの間違いだって、
「ローザ、ユライア殿は、この旅に同行されるつもりだ」
アイリスの低くてよく通る声が、そうきっぱりはっきり告げる。
こうして大冒険には、この奇妙な依頼主がお弁当をもって参加することになったのだ。
ユライアさんはキーポイント♪な きゃらくたあ やからw
彼女のコスはYureさんで決まり…
なんやけど、やはりラトにもトライさせなあかんw?
面白い展開ですね~♪
『助かったわ』ってことは…ユライアコスは
Yureさんがやってくださったあれで決まりなのですかな?(*´▽`*)
こちらでもUPされますよね?結果を楽しみにしときます♪
ユライアさん、気に入りましたかw
書いてて楽しかったのはこの人w
そうそう、経費はみんなユライアさんもちで、報酬もあるという破格の冒険やよ。
ほんとなら経費は冒険者が持つからね。
さて、温泉もあるかもしれんなw 目的地。
そうなんです。それなりの度をしてもらいますよw
それでこその冒険♪
お名前にちなんでつけた名前のキャラが、変な方向へ育ちました^^;
お気に召していただいたようで、よかった^^
もちろん、差し支えないように書きますから大丈夫です^^
依頼主が一緒という事は、食費・交通費、諸々の経費も彼女持ちなのかな?
旅の途中でじっくり説明……目的地が海に面した温泉だったりしてwww
乙女たちの前途にわくわく
(・・・面白くて続きが気になりますが、くれぐれも面接に差し支えませんように・・・ ^^;;)