先日のことだが、出かけ先でバイクの故障に合った。
ウンともスンとも動かなくなり、どうしようも無かったのでＪＡＦを呼び、そのＪＡＦサービスセンター
へ置かしてもらい、最寄の駅から電車で帰る羽目になった。（バイクは後日引取ることにした）

バイク預けた後、その近くの駅まで着いたのだが・・・
さて、困った。
じつは、このあたりからだと、家までのＪＲ線が大回りの経路しかなく、
自動車なら、１時間半で付くところ、５～６時間かかってしまう。
ただ、貨物列車を主に輸送する私鉄路線があり、こちらの路線も一応一般車両も
あるようで、こちらなら２時間弱でいけそうなので、この路線で行って見ることにした。

まず、ＪＲ線で、その私鉄路線までの始発駅に向かう。
その私鉄駅で、時間が合わず３０分くらい待ちぼうけ。
まあ、これは予想の範疇。
で、その駅のホームで待っていた所、だれも待つ人居ない。
いや、良く見ると、ホームの端っこの方に人が居ることは居る。
「乗る人いないのか～赤字路線やな～」と、このときは思っていた。
待ち始めてから、２０分くらい経っただろうか、相変わらず自分の周りにはだれも居なかったが、
ふと、端っこの方を見ると、人が並んでいるではないか。（全部で４箇所に列が出来ていた）
そして、やっと列車が来て納得。２両編成でやんの。

あわてて、そちらの方へ行き乗り込むことに。
さいわい、この駅が始発駅ということもあり、席には座れて一安心。
と、思いきや、乗って車内が暑い～。（この日、季節外れの夏日だったこともあり）
なんとクーラーが無い。冷房設備は、昔なつかしの天井にぐるぐる回転する扇風機のみ。
そして、動き出してからまたビックリ。
“ぐごごごごごご～”と、けたたましいエンジン音が。
そう、この電車、いや列車は、ディーゼル列車でした。

でも、走り出してからは、窓から入る風が心地よく。多少暑いがそれほど悪くない。
エンジン音が気になるけれど、窓の外を覗けば、のどかな風景♪
途中に止まった駅なども、ほんっと、シンプル。
田んぼの真ん中に、ぽつ～んとある様な駅。
こういう状況じゃなければ、風情を楽しめたかな～と思いつつ。
日中、炎天下で単車押したりして疲れていたので、いつしか眠っていた。

それから、１時間半くらいは走っただろうか、
見覚えのある町の駅に到着し、そこからＪＲ線で、自分の住む町まで帰る。

まあ、トラブルあり災難であったが、そのおかげで普段出来ないような体験もできて、
これはこれで良いと感じる１日でした。