Nicotto Town



修学旅行のおもいで(番外編)

本編を書く前に番外編。。。

自分の子どもの頃の想い出を書くなら
自分の、兄弟の、と いくらでも かけますが、
先に番外編をひとつ。

まだ私が20代半ばのころ
祖母が住んでいた小さな集合住宅の一室を利用して
英会話教室を開いてました。

子どもも、大人も、それぞれの適性と目的にあわせて
テキストをえらび、教材を作り
ティーチングプランをたてて
たった一人で。

自ら選んだ職業ではありませんでしたが
私のようなものでも、どうにか 生きて行かなくてはいけなかったから
開いた扉から入って 手探りで 進んでいました。
大手英会話スクールにはできない きめ細かいレッスンをしよう
飽きさせない、楽しいプランをたくさん用意しよう、と
洋書専門店に足繁く通いました。

クラスに来る生徒達は みんな 楽しく通ってくれていました。

教えて2年目ぐらいになる 6年生のクラスの子が
ある日、クラスの終わりに 小さな紙包みを渡してくれました。

「先生、これ・・修学旅行のおみやげ・・・」

「えっ・・・ありがとう^^ あけてみていい?」

ちょっと緊張したような顔で頷く生徒

中には、金色のメッキをした 指輪
小さなカニの細工が カンでとめてあって
ゆらゆらゆれるようになっています。
カニには ぽっちりと 赤いガラス玉がひとつ はめこまれていました。

「わあー かわいいねえー ありがとう^^」

持っていくお土産代も 限られている中、
きっと その子は 家族や 買って帰りたい人を思い浮かべて
一生懸命選んだであろう、その中に私も入れてくれたことが
とても嬉しかったです。

私の笑顔をみて、ほっとしたように 緊張のとけた 笑い顔をみせて

「あンなァ・・・、先生のが 一番 高かってん。300円もしてん。」
「えー・・・ありがとうー」
「他のもあったけど、なんか、赤いキラキラしているほうが
かわいいし、喜ぶかな、と思ってん」(だんだん笑顔になる)

ナオユキくんは、どっちかというと年令より幼いタイプの子どもでしたが
それでも 「女の子はキラキラしたものが好きだろう」
「高いけど、喜んでもらえれば」
そんなことを 一生懸命考えて 選んでくれたようです。
にこにこと 喜んで 帰って行きました。

今頃、かつてのナオユキ少年は どんな大人になっているでしょうか

修学旅行にそんなお土産を買っていったことは 忘れているかもしれませんが
人の喜ぶ顔を楽しみに 一生懸命考える
そんなところは 覚えていてほしいな








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2010/09/16 08:22
ジュエリちゃん^^

そうかあ、車とか飛行機とか電車とか 虫とか。
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2010/09/16 00:04
男の子はね 動く物がすきなんだと思う。
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2010/09/15 15:49
nagataさん

そうですね^^ じゃ、おとこのこは どんなものが 好きなんだろう
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2010/09/15 14:02
ほんとに おんなのこは キラキラしたものが お好き
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2010/09/15 08:10
夏目くん

いらっしゃい^^ ニャンコ先生はいっしょじゃないの?笑

理数系!それはすごいね(理数系はからっきしだめな私)
若い学生さんと 子ども達は、年令も近いことが とてもプラスに働くしね
「先生みたいに、できるようになりたい」って憧れられたりね
お手紙くれるぐらい慕われているのね
いい先生なんだー^^

子どもの多感な時期を いっしょに過ごす
間に勉強という媒体はあるけど、たんなる知識のやりとりだけじゃない
得難い交流があるよね^^
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2010/09/15 02:14
すごくじ~んと来ました(;゚ロ゚)
自分も個別指導で理数系を教えているのですが
志望校に合格して、感謝のお手紙をもらったときには
うるうるきました;w;♪
子どもが教えてくれる優しさというか、
なんとも言葉にしがたい喜びがありますね^^
こういう幸せを大事にしていきたいです。
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2010/09/14 21:25
くららちゃん、おかえり〜^^

ナオユキくんにとっては
現実に英語を話せる初めての大人だったわけで・・
まあ、でもね、忘れてても かまわないと思うよ^^
覚えているかもしれないし、忘れているかもしれない

授業以外に、チャンスがあれば 外国の雰囲気を味わってもらいたくて
ナオユキくんたちを 知り合いの外国人に会わせたり、
その後、アルバイトでスタッフになっていた 
アメリカ人経営の英会話スクールのハロウィーンパーティに呼んだりしたわ^^

家庭教師は グループレッスンとは違った良さがあるよね
生徒も先生を身近に感じると思うし^^
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2010/09/14 19:41
いいお話だね^^
Noelleさん素敵な先生だったんだな~。
きっとナオユキ少年は、いつまでもNoelle先生のことを忘れないよ^^

私も今年の5月まで 英語を教えるアルバイトをしてたの^^
高校生の女の子の家庭教師だったんだけどね。
英語が苦手な子が、私の説明で「あっ、わかったあ!」って笑顔になるのが、
とってもうれしかったなあ^^
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2010/09/14 18:36
ACOちゃん

男の子教えるなんて、どうしようかと
最初はとまどったよ〜
(あの頃は、まだ、高校時代の事が尾を引いていたから 子どもでも男子は苦手だったかも
好かれる自信がなくて^^;)

同じクラスにナオちゃんて女の子もいて
その子は、長田に引っ越してやめてからも、
ずっとお便りがあってね。
ここのうち(ニコットではないよ)にも 大学生になって遊びに来たし
今は結婚して小さな子どものお母さんになっているわ^^

教えている時も、そう思っていたけど、
私が与えることよりも、
生徒達から教えられること、受ける事の方が多かったと
私は思うわ^^

留学なんかしなくても、努力次第で私ぐらいにはなれるのよ、って励ましてね。
生徒達の目標、励みになるような そんなレッスンしてた^^

親は ”ちょっとなあ・・・”って感じの人だったけど(笑)
子どものナオユキくんは 素直で良い子だったよー
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2010/09/14 18:21
ナオユキくんは、Noelle先生のことが大好きだったのね(^^)

素直な気持ちで、どうしたら喜んでもらえるか
一生懸命に選んだのが伝わってくるね。

ナオユキくんには、特別な思いがあったかもしれないけど
他の子供たちも、同じように、英会話教室を楽しんでいたであろう事がわかるわ。

英会話教室は、英語ができるようになることが目標なんだけど
とりわけ子供たちには、英語自体が楽しく、親しみのあるものになるように
接してもらうのが大切なのだと思うわ。

ナオユキくんも他の子供たちも
きっと、素敵な大人になっているよ~(^^)

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2010/09/14 16:21
無造さん

このコは私の一番最初の生徒たちの一人でした
兄弟で 習いに来てた^^
お兄ちゃんの方は、社会人になってから偶然、ばったり再会しましたが
「語学活かした仕事につきたくて」大手ではないけど 仕事を任されるような
そんな会社を選んで働いているようです^^
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2010/09/14 15:57
胸がきゅうううと痛くなります^^
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2010/09/14 12:56
ゆかりちゃん

ありがとう〜^^

いやー・・恋とか まだ あまりピンときてない、
ドラゴンボールの似顔絵をノートにいっぱい描いているような
そんな子だったよ

別の機会に、無邪気にはしゃいで遊ぶ姿を見て、2年上の他の生徒から

「先生、あいつ、カラ(体)ちっちゃいから、あんなんしてても
違和感あらへんけど、もう6年やし・・・しっかりせんとあかんで」

ってひそひそと言われたことがあったわ^^;

恋じゃなくても 「好きな先生」であったのには違いないだろうから
それは、本当に掛け値無しに嬉しかったよ^^
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2010/09/14 12:44
素敵な思い出ですね♡^^
少年はきっといまでも覚えてると思います。
塾の先生が初恋の相手ってあると思う。
ドキドキでプレゼント渡したんだろうなぁ^^





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