月はピアノに誘われて
- カテゴリ:音楽
- 2010/09/17 23:24:13
ちなみに…
いきなり「ちなみに」って…
ちなみに、題名にした「月はピアノに誘われて」は、TMN(TM Network)の曲で、同名の小説を、木根尚登さんが書いています。(読んでないけど!良い話しらしいです)
ブログイベントのお題「挑戦してみたい憧れの楽器」ということですね。
贅沢に、あれもこれもと思うのだけど、一つに決めるのなら
ピアノ
僕は、小学生の頃に、富田勳の「惑星」を聴いて衝撃を受け、シンセサイザーに強い憧れを持ちました。
そのころのシンセサイザーは、moog(モーグ)です。
楽器と言うより、純粋な電気回路というような物で、発信器のあつまりでした。
富田勳さんの逸話にこんな事が在ります。
富田勳さんが日本で初めてmoogを輸入しました。
品物が輸送されてきて、間もなく到着、というその時、問題が発生。
税関が、輸入を一時にしました。
輸入される品目が「楽器」であるはずなのに、現物は電気製品。
しかも、どんな物か、税関職員には見当もつかない。
「品目」が違うだけでも「虚偽申請」だし、もしかしたら、輸入禁止の物かもしれない。
それで、いつまでたっても輸入許可が下りず、富田勳さんがみずから税関へ出向いて、どんな物か説明。
しかし、それも難しい。なにしろ、富田勳さん自身、使った事も無い初めての品物。
とにかく、何度も説得して、結局、一ヶ月後に許可が下りたそうです。
とまあ、余談を書いてしまった。
とにかく、僕はシンセサイザーに憧れて、「鍵盤楽器」に魅力を感じるようになったわけです。
鍵盤楽器だったら、キーボードで良いわけで、キーボードが好きなのですが、そこはやっぱり「ピアノ」が憧れと言いたい。
キーボードは、鍵盤がふにゃふにゃしていて、指を動かすのが比較的に楽です。
ピアノの方が重く、難しい。
しかし、古くから長年かかって、現在のピアノまで進歩した物で、音の強弱など、表現力がある。
キーボードは、後から、そのピアノを再現するように発達したわけです。
だから、ピアノが本家と言って良い。
ピアノが弾ける人が、キーボードも弾けるようになるのは、簡単ですが、逆に、キーボードを弾けるからと言って、ピアノが上手になれるかどうかは解らない。
そういうことで、僕は、ピアノをもっとも中心に考えるのです。
…ところで、
現実には、ピアノを買うのも無理な話しなので、電子ピアノの、ほどほどに鍵盤がしっかりしているモデルが欲しい。
今なら10万円前後の電子ピアノでも、そこそこ鍵盤がしっかりしているので、これが弾けたら満足かなぁ。
個人的な趣味で、ローランドが好きです。
エレキギターのようにピックアップを付けたエレキピアノは、エレキギターとアコースティックギターが別の楽器であるように、エレキピアノという独自の楽器として価値があると思う。
まあでも、鍵盤楽器は、おおざっぱに言えば、だいたい同じ音がシンセサイザーで出せるので、(ってか、サンプリングだから、本物がなければ始まらないけど)一般的にはキーボードが一台あれば充分か。
結局、現代の鍵盤楽器は、鍵盤をピアノに近づけた電子ピアノか、そうでない鍵盤のシンセサイザーか、どちらかという事かな。
クラシック以外の音楽家は、極論すれば電子音楽の時代になったような気がする。
ある程度以上の電子ピアノなら、スピーカーの音も、ヘッドフォン端子の音も、両方ちゃんとしているので、他にアンプを用意する必要も無くていいな。
でも、僕の場合には安アパートなので、ヘッドフォンが主体になるけど。
あ、そう言えば、ピアノタッチの鍵盤って、けっこう「コトコト」と音がするな。
今、大人のピアノレッスンが盛んですね。大人になって初めてレッスンを始めた人達の発表会に
近いコンサートを聴く機会があったんですが、なかなかいいものでした。テクニックより気持ちが
表れて、味のあるコンサートでホノボノ感が満足!