大公の聖母
- カテゴリ:アート/デザイン
- 2010/09/18 20:19:45
ルネッサンスの三大天才芸術家といわれて、誰もが思い浮かべるのはこの3人だろう。
「モナ・リザ」「最後の晩餐」のレオナルド・ダ・ヴィンチ。
「ピエタ」「ダヴィデ」のミケランジェロ・ブオナローティ。
そして「アテナイの学堂」「キリストの変容」のラファエロ・サンティ。
ダ・ヴィンチは万能の天才と言われている。
「モナ・リザ」があまりにも有名なので画家として知られているが、彼にとって画業は自分の仕事としてあまり重きを置いてはいなかったようだ。
自分は技術者であり、戦略家であり、都市や武器の設計技師と思っていたようである。
システィーナ礼拝堂の「最後の審判」を始めとするフレスコ画が有名なミケランジェロは、自らを彫刻家、建築家と位置づけている。
また、そちらの方面で偉大な業績を残している。
残るラファエロは、この3人の中で最も画家という言葉にふさわしい人だ。
彼の描く絵は、誰がみても美しいというだろう。
彼が好んで描いた聖母マリアと幼子イエスを抱く聖母子像は、清らかさも慈しみにあふれた雰囲気も他の画家よりずっと上にあって、燦然と光り輝いている。
少なくとも私の目には、そう見えた。
数年前にイタリアはフィレンツェを旅行して、パラティーナ美術館で是非とも会いたかった「大公の聖母」と対面したときの感動は、今も薄れてはいない。
濃紺と黒の闇に浮かぶ、穏やかで優しげなマリアの姿は、時を忘れるほど美しいものだった。
大きさはそれほどではない。
トスカーナ大公、フェルディナンド3世が肌身離さず、どこへ行くにも持ち歩いたために、「大公の聖母」と呼称されるようになった絵だ。
パラティーナ美術館では、大きくて豪華な絵といっしょに展示されていた。
でも、絵画が放つ光とオーラは、どの絵もこの小品にはかなわない。
ラファエロの思いがこの絵に宿っているかのようだ。
幼くして母と死に別れたラファエロは、聖母像に母への思いと面影を重ねていたといわれている。
その思いが、すばらしい聖母子像を描かせたんだろうか。
幼子イエスが可愛いと思えるのはラファエロぐらいだものなあ^^;
他の作品はなんというか、ビミョ~なんが多い。
次回の旅行もまたじっくりと絵画や彫刻に浸りたいなあ。
あの、おっさん顔の幼子イエスは仏教徒には理解できないお約束。
次にイタリアに行くときは、ローマ&バチカンの芸術にも
どっぷりと浸かりたいねぇ。(ああ、でも、先立つ物が・・・・)
行った、見た!!、死んだ(財布が)な状態やけど、自分の目で見たよ^^v
フィレンツェオンリーのワンポイント攻撃の旅やったけど、すんごい印象に残った。
ウフィツィ美術館も堪能して、今も記憶鮮明♪
いつになるかわからないけど、ローマとヴェネチィアにも行く予定。
そのためにも就職決めないとなあ^^;
うわ~~何て羨ましい!!!
『大公の聖母』も綺麗やけど、『アテナイの学堂』も一度は見てみたい♥
イタリアに行って、自分の目で見てみたいよ~~~(≧▽≦)
でも、その前に、先立つ物が必要……やな^^;
パラティーナ美術館=ピッティ美術館という事はピッティ宮殿の一部
ピッティ宮殿→トスカーナ大公の宮殿→トスカーナ大公→メディチ家
ちょこっと調べたら、初代トスカーナ大公が妻の為に買い取った宮殿やったんやね。
で、初代トスカーナ大公といえば、いつぞやの黒帯、もとい黒備えのジョバンニの息子やん!!
こんな所で繋がってたんかと妙に感心してしまったwww