今日から備忘録として、しばらく金沢の想い出を綴ってまいります。どうぞお付き合い下さいませ^^

　で、想い出がいきなり食か～い！　という話なのですが（笑）、でも金沢のご飯は本当に美味しかったのです。

　実は今回、金沢で行われた「カナザワ映画祭」というイベントに合わせての旅行でした。私は、映画はそんなに見る方ではないのですが、なにぶん今回のテーマは「怪談」ということで、これは見逃せない！　と思ったのです。ニコッとでも怪談のサークルに入っているぐらい、怪談が好きなもので（笑）。

　特に今回は幻の作品と言われていた『シェラ・デ・コブレの幽霊』という作品が上映されるということを聞き、居ても立ってもおられず、金曜日でまだ仕事の相方さんを一人家に残し先に金沢入りするという暴挙に出たのでした（笑）。翌日には合流したのですけどね。

　そういうわけで、映画の話もまたしたいと思いますが、まずはとにかく“食”です。

　17日は一人の夕食ということもあり、回転寿司で軽く済ませました。というのも、金沢では回転寿司ですらレベルが高いので必ず一度は行っておくようにとのアドバイスをもらっていたからでした。そして、その言葉は嘘ではありませんのでした。本当に美味しかったのです＞＜！！。

　行ったお店は金沢の台所、近江町市場内にある「廻る近江町市場寿し本店」。
　のどぐろはもちろんのこと、甘エビ、白ガスエビ、赤イカ、車鯛、その他もろもろ地魚がとにかく充実しておりました。お酒は黒帯悠々を。一人で回転寿司のカウンターに座って日本酒を飲むなんてとんだお転婆ですが、あの魚でお酒を飲まないなんて罪というもの（笑）。

　翌朝は相方さんがやってくるまで東茶屋町と卯辰山あたりを散策。実は泉鏡花が大好きですので、その故地を慕い歩いたのです。
　昼食は東茶屋町にある「東山　みずほ」でおいしい釜炊きご飯の定食を。
　この日のメインは笹カレイの煮付けとおからハンバーグから選べまして、私はもちろん煮付けをチョイス。
　出来上がりを待つ間はビールを飲みながら、鯖の卵巣の粕漬けというのをいただきました。これがまた珍味で、ビールの進むこと進むこと（笑）。
　定食はメインの他に、地場の牛蒡で作った金平、自家製マカロニサラダ、にこごり、お味噌汁、あともう一品小鉢がついてきました。
　このお店、ごはんもおいしかったのですが、なによりよかったのはフロアを切り盛りする女性が大変親切だったこと。入店したとき、ちょうど満席だったのですが、席があいたら電話連絡しますということで、その間は近くのお店を冷やかすことができましたし、鯖の卵巣の粕漬けがあまりにおいしかったもので購入できる場所を尋ねたら、わざわざ紙に書いて渡してくれたり……。
　旅の途中、こういう親切に出会うとほっとします。
　内装もおしゃれで、落ち着いていましたので、一人旅の食事にはもってこいでした。

　というわけで、ここまででもかなり字数が（笑）。
　続きは明日。