崖の上のポニョ/リサの立場から…
- カテゴリ:子育て
- 2010/09/29 06:08:49
このタイミングで、この話題も変でしょうが、思うところあったので…
前にも話題に出しましたが、私の個人的意見として、
ほとんどのジブリ作品は大人向けだと思っています。
(まったくの子供向けは片手で数えるほどしか無いかな…)
例外もなく、「崖の上のポニョ」も大人向け、特に子を持つ
親御さん向けだったのではないかと思います。
ポニョは異界の子、しかも世界を滅ぼすかもしれない子です。
普段はとても聞き分けが良く、優等生だった宗介くんが、ポニョを
「愛して」しまいます。
リサは薄々そのことに気づいていましたが、ポニョを温かく迎え入れ
普段優等生の宗介くんの判断が正しいことを信じて宗介くんの言う通り
にしてあげます。
しかし実際は、ポニョが魔法を使うごとに世界が壊れていき、破滅してきます。
ずっと後、リサはグランマンマーレに話を聞くまでは、ことの真相を知ることが
できません。
事の真相を知ったリサは、すべてを宗介とポニョにまかせます。
世界を破滅に追いやり、これから幸せかどうかも約束できない「結婚」の
約束を交わした二人を見て、彼女はそれをすべて受け入れる覚悟を決めました。
この作品を見て自分はその覚悟があるか?と
考えてしまうのです。
子供がいれば、いろいろなことが起こります。大きくなればなるほど。
一人の人間ですから、間違ったことも、良いことも、悪いことも起こします。
もちろん、間違ったこと悪いことは正していくことは、義務だし当然のことですが。
それを超えた所にある、すべてを許す覚悟があるか?と
問われているように感じるのです。
実は、我が愚息が不注意ですが、お友達にけがをさせてしましました。
間違ったことは当然諭しましたが、やはりこれからもこういうことは、
いくつも経験していくんでしょう。
はたして自分にそこまでの覚悟があるか?
親になる、難しさと責任感を感じずにはおれません。
もちろん私にも自信がありません。
せめて、「そのぐらいのつもりでいろ」
と自分自身に言い聞かせるぐらいです。
みなさんの意見を聞かせていただいて、
少し自信がついてきたように思います。
本当にありがとうございます。
お友達の怪我ですが、前歯を3本折ってしまいました。
(乳歯なので助かりましたが)
でも、ブログを読ませて頂いて、自分の考えが漠然どころか全く内容のない、ふんわりとした
イメージ的なものだと感じました。
全てを受け入れる、許す…。書くのは簡単です。でも、自分にはそこまでの覚悟なんてありません。
ごめんなさい、言いたい事がたくさんあるのに上手くまとめられません。
でも、すごく深く考えるキッカケをいただきました。
違う視点でポニョを見て、この事をもっと考えてみたいと思いました。
私が今よりもっと、親として成長出来た時にまたお話させて下さい。
お友だちのお怪我、大丈夫でしたか?息子さんも、大変でしたね。きっと気持ちが沈んでいると思います。
元気になってくれる事を願っています。
子が生まれてからというもの、日々考えさせられる
不変のテーマです。
間違いを諭したものの、私は正しいのか、本質を伝えられたのか、などなど。
自問自答です。
が、許しを与えることは出来ません。唯一の味方であることは出来ますけれど^^
どうしても、まとまりません。
いいものを、読ませていただいたと思います。
こうゆう事を、考える親御さんがもっと増えればいいのに、と思いました。
ポーニョポニョポニョ♪ のイメージからもっとほんわか映画かと思ってました^^;
あのちっこい人面魚・・・いやいや、ポニョが、世界を破滅させる力をもつのか~。
>世界を破滅に追いやり、これから幸せかどうかも約束できない「結婚」の
>約束を交わした二人を見て、彼女はそれをすべて受け入れる覚悟を決めました。
子供が自分の信念を持って正しい事をしていれば、それがみんな敵にまわしているとしても、
私は子供を受け入れて味方でいられると思いますが、世界を破滅においやる、という事は
大勢の犠牲の上で幸せを掴もうとする行為ですよね。
そんな子供を許せるかな~、今の私には無理だと思います・・・。
でも自分の子供が過ちをおかした事に対しては、真摯に受け止めようと思います。
その時の子供の感情を享受して許し、また明日へ送り出すサポートをしたいです。
こんなふうな考え方があったとは…。
娘も中学生になって、小学生とは違う環境の生活になって
これから子にも親にも、難しい問題がたくさん出てくると思います。
正直、このブログを読んで不安になりなした。
すべてを許す覚悟…自分には無いですね。
いろいろ考えるきっかけになりました。ありがとう。