ドラマ【世にも奇妙な物語】
- カテゴリ:テレビ
- 2010/10/05 00:28:00
オムニバス形式なので、勝手に面白かった順に書いていきます。順位はあくまで私の個人的順位ですので、あまり気にしないで下さい。
●1位 栞の恋 主演:堀北真希 原作:朱川湊人
【あらすじ】1967年。大学院生の青年に恋をした酒屋の娘が、その青年が古本屋でよく読んでいる本に、こっそりメッセージを書いた栞を挟み、恋心を育んで行く。
【感想】今ブームの古きよき昭和の時代を舞台にした、何の変哲もない恋の話だったのが、いきなりファンタジーの世界、しかも戦死した青年との悲恋に発展したところが心憎い。相手は既に死んでおり、どうしようもないところが切ない。しかし初恋なんてそんなもの。彼女の場合ちょっと不思議だっただけ。本当は実在の青年が好きだったはずなのに、栞のやり取りをしているうちに、好きな相手が栞を書いている人になってしまったのは面白い心情の変化だと思った。この時代ならではの話だが、実はお互い顔も知らない相手と栞のやり取りをして恋をしたところが、今のメールやインターネットとも通じるところがある気もする。
●2位 はじめの一歩 主演:大野智 原作:万城目学
【あらすじ】主人公のサラリーマンの青年は、何でも「まずはじめに」と順序だてて考えたり説明したりするクセがあり、それがウィークポイントになっていた。ある日彼女と2人でフランス料理を食べに行った時、彼のその口癖のせいでケンカになり、怒って出て行った彼女を追いかける青年に、「神」と名乗るうさんくさい老人と中年男性が話しかけた。
【感想】まぁコメディーですよね。面白かったし、意外性もあった。口癖ひとつであんなにうまくいくわけないと思うけど、まぁそこはフィクションだし、奇妙だし。神様の2人がよかったし、特に2人とも免許を持っていないと聞いてがっかりする交通安全の神様のエンケンとか面白かった。何より最後がハッピーエンドだったのがよかった。奇妙でハッピーエンドって少ないものね。
●3位 殺意取扱説明書 主演:玉木宏 原作:東野圭吾
【あらすじ】会社でコーヒーメーカーの取説を探していたサラリーマンの青年が、「殺意取扱説明書」という冊子を見つけ、冊子に書いてある通り、殺したい相手を見つけて殺そうと試みる。
【感想】バッドエンドの話だったし、最後にライバルの青年が何故主人公を殺したのか、動機がよくわかんなかったのもイマイチ。だって成功してる人間が、自分が蹴落とした人間を殺すって、リスクが大きすぎるわりに何も得るものがないからね。でも殺意取扱説明書という発想が面白く、作者が日頃電化製品やパソコンなどの取説でさんざん苦労してるんだろうなぁと思わせたところがよかった。マジメに取説なんか読むからダメなんだよね。カンでできるくらいにならないとw それと玉木の劣化が激しく、何かやってんじゃないかってくらい痩せてたのには驚いた。
●4位 燔祭 主演:広末涼子 原作:宮部みゆき
【あらすじ】主人公のサラリーマンの青年は、連続女子高生殺人事件で妹を殺された。犯人と思われる未成年の少年は、証拠不十分で釈放される。青年は、少年が犯人であることを確信し、彼を殺そうと企む。そこに同じ会社に勤める女性が接触してきて、自分を武器として使えと言う。
【感想】まず主人公が広末だったことに驚きw てっきり香川だと思ってたからね。香川に高校生の妹って、ちょっとあまりに年齢が離れすぎてるのよね。正直お父さんの方が不自然じゃないでしょ。キャスティングで何かアクシデントでもあったのかな。それと、演出が少し冗長で、短編ドラマなのに途中で見るのがつらくなったのもマイナス要因。ストーリー展開ももうちょっと主役2人の恋物語に重点を置いた方がよかったように思う。
●5位 厭な扉 主演:江口洋介 原作:京極夏彦
【あらすじ】詐欺に合い借金に追われ、ホームレスに転落した中年男性が、ある日心に支えにしていた別れた妻と娘が無理心中したと知り、自殺を決意する。しかしビルから飛び降りようとした時、あるホテルに泊まったことで、一夜にして幸せになった伝説の男が、彼にホテルへの招待状を渡す。
【感想】原作が京極ということで、かなり期待したんですが、ハズレでしたねw まずタイトルからして投げやりな感じだしね。中盤でストーリーがほぼ見えてしまったこと(ホテルの部屋に入ってきた殺された人物はどう見ても江口でしたから)が一番残念。ラストに何かどんでん返しでもあるのかなと思いきや、全然なかったのでがっくり。この程度のオチなら奇妙ファンには充分予測できると思うので、逆にハッピーエンドとかの方が意外性があったかも。あと、江口がどう見てもホームレスに見えませんでしたw あんなガタイがよくてイケメンのホームレスとかないわ(;´Д`) 思ったんですが、燔祭の香川と入れ替わればよかったのにw 江口も結構な年だけど、ギリ30代に見えないこともないのでねぇ。
ただここんとこちょっと働きすぎかなって。
どのドラマ見ても出てるような印象が…w
でもたしかに!って思っちゃうけどw
再放送もDVDもいつになるかわかりませんが、
探せばどこかに転(ry
みのがしたひとのひとり。
やっぱり女性ならあの話が一番ですよねぇ。
作者男性ですけども…
やっぱり広末と香川だとどうしても龍馬伝を思い起こさせますよね。
宮部氏が少年法に反対してるらしく、その主張が盛り込まれた作品だったそうです。
伊達さんがもしあの能力を持っていたとしても、ラーメンあっためるくらいにしか使わなさそうw
玉木は、鹿男の頃はちょうどいい感じだったのに…年を取ると痩せる体質なのでしょうか。
私も栞の恋が一番切なくて心に残りました。
栞の彼が古本屋のおじさんじゃなくてよかった~!
広末さんと香川さんって龍馬伝を思わせるキャスティングでしたが
ジョーカーっぽいなと思ったりもしました。
もしも伊達さんが超能力者だったら。。