中学校1年前期より
- カテゴリ:小説/詩
- 2010/10/06 23:18:20
愛しい
ただ愛しくて
誰よりも大切で
失いたくなくて
手を伸ばして
いなくならないでと
願う
ただ願って
いつまでも傍にいたかった
誰よりも近くにあってほしかった
誰を失うよりも
何を失うよりも
1番辛くさせるものを
失ってから
人生は暗くなり始めた
戻ってきてほしい
あのころのように
笑いあっていたかったと
いくら思ってきただろう
悲しみ苦しみ切なさ寂しさ
その時ほど感じたことは
なかっただろう
いつか奪われることは
わかっていた
でもやっぱり
永遠でありたかった
いつまでもいつまでも
一緒にいたかった
笑っていたかった
あのときの思出が
大きすぎて楽しすぎて幸せすぎて
いつまでも
あの時の幸せを追い求めて生きているから
毎日が物足りなくて
どこか心が寂しくて
ときどき
逃げ出したくなる
会いたくなる
でももう
あのころのようにはなれないのだと
きずかされるばかりで
切ないばかりで
動けなくなる
どうしてあんな幸せな日々を
生きてしまったのか
どうしてあんな幸せな日々を
当たり前の日々として
すごしてしまったのか
あの日々は
人生の中の
宝物ともいえるぐらいに
とても大切なものだったはずなのに…