中国とトルコが合同軍事演習
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- 2010/10/09 17:40:24
【ワシントン時事】トルコが最近、中国と空軍同士の合同訓練を実施していたことが9日までに、分かった。米国防総省が明らかにした。中国が、北大西洋条 約機構(NATO)加盟国のトルコが保有する米国製兵器の情報やNATOの戦術を取得しようとしているのではないかとの懸念が広がっている。
訓練は9月下旬から10月上旬にかけて、トルコ内陸部のコンヤ空軍基地で実施されたという。トルコが使用したのは米国製F4戦闘機で、中国はロシア製のスホイ27が参加した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101009-00000056-jij-int
トルコはキプロス島での領土問題を抱える国でありNATO加盟国です。
また民族問題ではクルド人の問題もあります。
F-16、F-5、F-4を空軍に配備しており、NATOと協力して空中給油をしながらの
広範囲での作戦にも従事していますが、EU加盟問題以降ヨーロッパからの圧力に対して、
反発する声が上がってきており、911でイスラム社会に宣戦布告したアメリカに居たっては、
40%の国民が敵意を持っているといわれていて、聖書を燃やした騒動の時には反米デモ
がイスタンブール等の主な都市で発生しています。
今回の合同訓練は、トルコの内陸部まで中国の戦闘機が飛んできて参加しているのですが、
無給油で飛んでいけるような戦闘機ではない為、パキスタンとイランで着陸し、給油して
トルコに入っています。
イランは反米路線で核開発を進めているため、現在経済制裁を受けていて、イラン製の
石油を含む製品の購入、イランへの工業製品の輸出を規制しているのですが、中国は
この時とばかりにイランへ中国製品を売り、石油穂大量に買っています。