中国にC130輸出検討
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- 2010/10/10 19:53:14
【ワシントン時事】米政府は8日、中国の原油流出事故対応を理由に、1989年の天安門事件を受けて実施していた対中武器禁輸措置を一時的に緩和し、C130輸送機の輸出を可能にすることをオバマ大統領が議会に通告したと発表した。
米国防総省は軍事交流再開とゲーツ国防長官の訪中に向けて中国と調整を進めており、今回の緩和は米中関係改善を目指すオバマ政権の判断を反映したものとみられる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101009-00000058-jij-int
中国では1984年からアメリカ製のヘリコプター、UH-60がS-70C2として陸軍に配備
しており、チベット等の高地で使えるヘリコプターを持っていなかった中国陸軍は、アメリカ
の汎用ヘリコプターを入手する事によって、チベット等にも素早く移動し災害救助等に
いち早く対応できるようになっています。
また過去にはC130も持っていたのですが、天安門の事件以降部品が手に入らなくなり、
持っていたC130を南アフリカやアメリカのCIAに売却しています。
天安門事件が発生した当初は、各国が足並みをそろえて対中武器禁輸措置を行い、
中国に武器を売らないようにしたのですが、中国の市場が大きい事からEUで反発を
招き、現在ではアメリカが輸出しなくてもヨーロッパの多くの国が中国に武器を輸出しているようです。