南熱海は天国かも
- カテゴリ:テレビ
- 2010/10/14 00:02:28
※これは先日最終回を向かえた「熱海の捜査官」というドラマに関する考察です。
大体わかりましたよ。
2010年7月期のドラマで、一番謎の終わり方をした熱海の捜査官。ツインピークスを思わせるような気だるい雰囲気が全体的に漂い、尚且つどこか禍々しくいかがわしい。刑事ドラマと言うにはあまりにも不完全なくせに、不必要と思われるシーンがたくさんあったドラマで、特に最終回、これで事件も解決…と思わせておいて、死人が生き返ったり主人公がどこかに行っちゃったりと、何もここにきて混ぜっ返さなくても…と思うくらい謎な終わり方をしたドラマです。私もこの最終回には納得がゆかず、某所を見てみました。某所は超有名な巨大掲示板サイトですが、放映当時からあまり盛り上がらずもう見ないとかわけわからんとかいう意見ばかり出ていたので、あまり期待してなかったのですが、それが何だか盛り上がってる…! あの謎の終わり方で、このドラマの裏の意味に気づいた人たちが、自説を披露したり過去の回のシーンを指摘したりと、熱いディベートを繰り広げていたのです。
特に、南熱海という場所は、死後の世界ではないかという意見がたくさんありました。今まで気づかなかったけど、例えば初回、拾坂が中つ国という発言をしていますが、これは高天原と黄泉の国の間にあるこの世、つまり日本という意味ではなく、もちろん指輪物語なんか関係なく、固有名詞ではなく中間の国という意味だったと思うのです。どこの中間かというと、この世とあの世の中間です。つまり古事記などでいう黄泉比良坂ですね。よもつひらさか…確か犯人の名前の1つが平坂でしたね。
他にも南熱海がこの世ではないという伏線がたくさん張られています。私は目が悪いので気づかなかったのですが、随所で時計が反転したそうです(反転していないところもありました)。死んだはずの蛇川が生きていたり、彼が最初に登場した時のセリフが「わしは死んだのか?」だったり、彼が最後に行ったのが天国に一番近い島だったり。レプス倶楽部のオーナーは確か自殺を試みた経験がありましたよね。
このように、この作品には随所に黄泉や黄泉比良坂を思わせる描写が隠されています。このドラマの南熱海が一体どういう場所なのか、それは視聴者それぞれ様々な意見があるようですが、私はこの黄泉比良坂説が一番合っているのではないかと思います。というのも、黄泉だとすると監察官やマスコミなど外部から来た人の説明がつかないからです。イザナギがイザナミを助けにいったように、黄泉比良坂は生者と死者が混在できる場所ですが、生者は南熱海にいても寿命が来るまで死ぬことはなく、死者も生き返ることはない、つまりマーブルのように同じところにあっても交じり合うことはない、そんな場所なんじゃないかと思います。マーブルと言えばチュッパチャップスさん。彼女はそれの暗示だったのかもしれません。「南熱海は天国かも」という看板も、天国と断定はできないけれど、天国に行くことはできるかもしれないってことなのかも。
ではそれを踏まえて、最終回のラスト、謎のシーンですが、新宮寺が生き返ったように見えるのは、生き返ったのではなく単に黄泉から黄泉比良坂まで出てきただけで、彼の運転するバスで星崎と東雲はラインを超え黄泉に行ったということではないでしょうか。ただ星崎と東雲が、死んでいるのか生きているのか、それはよくわかりません。東雲はなんとなくですが、死んでいるのではないかと思います。例えばあの事件の時、平坂の実験に耐えられず死んでしまい、だからバス停に放置された。星崎は生きているような気がするんですよね。黄泉比良坂説や黄泉説をとる人は、星崎は新也に殴られた時に死んだと考える傾向がありますが、私は星崎がこの事件の真相を知るため、敢えて生きたままラインを超えようとしたのではないかと思うのです。その先にどんな運命が待っているのかまではわかりませんが。
そのちょっと手前、助け出された少女たちが談笑しているシーンがあり、その後すぐに皆眠っているシーンがありましたが、あれも、談笑しているのは死んだ東雲の目から見た彼女たちであり、生きた人間の目から見れば眠っているように見えるのではないでしょうか。
このように、南熱海=黄泉比良坂説は、最終回の数々の謎を何となくうまく丸め込むことができます。まぁでもきれいにまとまるようなドラマではないので、それでもわかんないことだらけではあるんですけどね。最初から見直して、南熱海市民の誰が生きていて誰が死んでいるかとか考えながら見ると楽しいかもしれません。
※1回でおさまったー(∩´∀`)∩ワーイ
まぁここでくどくど書くより、ウィキペディアとか見てもらったほうがいいと思うので、一言だけ。
彼が「竜馬がゆく」で取り上げるまで、坂本龍馬はマイナーな志士だったんですよ。
司馬遼太郎ですか…不勉強なため、名前しかで、この人が実はよく分かりません(←情けないw
というか真相が用意されてるかどうかすら…w
歴史漫画は、既出の日出処天子が一番好きで、
他にも花の慶次とか、好きで読んでいた記憶があります。
考えてみれば漫画より小説の方をよく読んだかも。
高校の頃司馬遼太郎にハマって、確かもうじき2部が始まる
坂の上の雲もその頃読破しました。
あ~こちらの方がストンときますね!そっかー!!(今さら納得♪)
あ、今度ぜひ何かお勧めな歴史ものご紹介下さい!
史学科を目指したという…まぁ他にも大河ドラマ好きとかいうもありましたが。
結局身につきませんでしたけどね┐(゚~゚)┌
私はあのセリフは、モトコさんは体が不自由になってしまっているのかと思ってました。
ひょっとして体は植物状態になって、意識がネットで浮遊しているのかも?
そこまでいくと考えすぎかもしれませんが…。
にしてもモトコさんはピンピンしてるとは考えづらいですね。
後からこうやってあーだこーだいえるドラマって楽しいですよね。
何度読んでも良い漫画です。そして何度読んでも夷人にイライラしますw
アレを読むと無性に奈良へ行きたくなりますね^^(セント君に会いにぢゃないですよー
モトコさん、そっかー死んじゃってると辻褄が合わない件がありますね・・・
なんか「モトコさんみたいにならないで」的な台詞ありましたよね?たしか・・
あれはモトコさんみたいに死なないで的な意味って解釈してみましたw
考えれば考えるほど、楽しい~(笑)
私このドラマ見て、後からジワジワ考えるのが好きって性質に気付きました(汗
失踪した3人の名前も日本の神々や黄泉を思わせる名前でした。
モトコさんが死んでいるのかどうかも諸説芬々ありまして、
死んでいるのなら平坂の昔の名前や顔写真を入手して
星崎のパソコンに送ったのはおかしいという説があります。
ひょっとしてモトコさんは今はネット上にだけ存在する
データ人間なのではないかという説までありましたよ。
聖徳太子の漫画って、ひょっとして「日出処天子」でしょうか。
あれなら私も大好きでしたよ。
モガリノミヤで気付くべきでした。。。ちょっと前にちょうど古い漫画ですが聖徳太子の漫画を読んでいて
ちょいちょいモガリノミヤ出てきてましたw
バスに乗っていた3人の名前もそー考えると「おっ!」ですね~
今さら・・・おもしろい!このドラマ!!(^^;
今相棒やってるから見てるくらい。
昼の再放送でハマったのはドクターコトーと王様のレストラン、
踊る大捜査線、このくらいかも…
時代が古すぎるッ
たまたまch合っててさらっと見れた
昼の再放送マジック
大奥(逆転じゃない方)や女系家族もこのパターンでハマッたょ
松本清張個人というより、あの年代の作家が書く古い人物像が受け入れられない。
男も女も肉食系しか出てこないイメージがある。
黒革の手帳の再放送が面白い