なんやかんやですっかり忘れておりましたカナザワ映画祭の話、続きです（笑）

　前回まで↓
　http://www.nicotto.jp/blog/detail?user_id=597928&aid=19168797

　そんなわけで、芝生の上にしっかり席を確保してスタートの20：00を待ったのですが、時間になっても始まりません。なにやら映写機周囲がザワザワと不穏な様子……。
　なんと、いきなり映写機の調子が悪くなり、放映できなくなってしまったのです。スタッフの方数人が集まり、あれやこれややっていらっしゃるのですが、なぜか動かない。
　動いたとしても、フィルムが逆さまになっていたり（！）、回転が遅かったり、音声がおかしかったり、とトラブルだらけ。
　結局のところ、代替機を用意して放映が始まったのはそれから一時間半ほど経ってからでした。
　
　それにしても、本当にありえない事態でした。
　後で聞いたところによると、スタッフの方々はこの日に備え、なんどかテスト上映もされていたとか。でもその時は全然平気だったのそうです。
　しかも、会場には珍しい映画を一目見ようと映画業界の方々もかなりいらっしゃって、中には技師さんもいたので自発的に復旧協力されていたそうなのですが（たぶん、ああいうトラブルは他人事と思えないのでしょうね……）、それでも原因が全くわからず。
　スタッフの皆様方、たぶんどんなホラー映画を見るよりも肝を冷やされたに違いありません（笑）。

　待っている私も、「だいじょうぶかしら？」と不安にはなりました。
　でも、こういうアクシデントがかえって場を盛り上げてくれたというか。半ば「こうでなくっちゃ！」と思う自分もいたりで（笑）。

　映画自体は一時間に見たないショートムービーだったのですが、見終わったあとはとても満足でした。
　怖かったかどうかと聞かれると、私は怖くなかったんですけどね。
　ただ、私、怖さ耐性に関していうと、たぶん「ハバネロ？　そんなに辛くないよ？　ピリっとするぐらい」とか言っちゃうのと同じレベルかと思います。『呪怨』を爆笑しながら見たという人間なので^^;