ポンピドー・センター所蔵作品展
「シャガール　ロシア・アヴァンギャルドとの出会い－交錯する夢と前衛」

すっかり、ブログにUPするのを忘れていましたぁ＾＾；
AdamのLIVE前に時間があったので、「シャガール展」最終日に行ってきました♪
（現在は福岡市美術館にて開催中）

東京藝術大学大学美術館･･･上野駅から遠いんですよね～(,,-＿-)
入館受付終了３０分前に駆け込んで行ったら、チケット売り場前で見知らぬ男性が近づいてきて、
「このチケットを貰って下さい！」と、シャガール展の鑑賞券を渡して去っていきました･･･
おかげで無料で鑑賞することができてラッキーな一日♡(๑◕ܫ￩๑)ﾉ✰。（LIVEも良かったし♪）

今回の美術展は、旧ロシア帝国のヴィテブスク（現ベラルーシ共和国）にユダヤ人として生まれた
シャガールの人生を追いながら、ロシア美術史にシャガールを位置づけようとするものです。
なので、シャガール以外にも同時代に活躍したロシア・アヴァンギャルドの代表的画家ゴンチャローワ、
ラリオーノフ、マレーヴィチ、プーニー、カンディンスキーらロシア出身の巨匠の作品も展示してました。

シャガールっていままで暗いイメージが無かったし、どちらかというとファンタジーなイメージで
興味がなかったんですよね＾＾；でも、今回の展示会で印象が180度変わりました。
シャガールはユダヤ人だったんですね･･･ロシア革命、ナチのユダヤ人弾圧など生き抜いた波乱万丈の人生！！

展示も時代に沿った内容に。

第1章：ロシアのネオ・プリミティヴィスム
第2章：形と光－ロシアの芸術家たちとキュビスム
第3章：ロシアへの帰郷
第4章：シャガール独自の世界へ
第5章：歌劇「魔笛」の舞台美術

今回の目玉！！ニューヨーク・メトロポリタン歌劇団のためのモーツァルト歌劇「魔笛」の舞台美術シリーズ約50点。
まとまった形で公開されるのは初めてだそうです。これが素晴らしかったです(o￫ܫ￩o)♫ღ
衣装デザイン、舞台の背景デザイン、すべてデザイン画というより作品なんですよ❤
当時の舞台写真も展示されてました。シャガール作品がそのまま舞台に再現されている～動く映像が観たい！(*ﾟдﾟ*)
展示室中央ではモーツァルト「魔笛」が♪
それにしても、このデザイン画を基に衣装や舞台をよく作れたなぁと感心します･･･＾＾；

展覧会の最後の部屋はシャガール作品だけの展示空間。晩年のこれぞシャガール！って作品がズラリ。
1945年「空飛ぶアトラージュ」、1938-44年「赤い馬」、1945年「彼女を巡って」、1945年「村の魂」、
1974-77年「イカルスの墜落」･･･素晴らしい名作ばかり！！
実物を観ると知っている絵でも迫力が全然違いますね。筆のタッチや質感、繊細な部分も伝わってきます。

絵を鑑賞するには作家の人生や時代背景を知るって大事ですね。今回はほんと実感しました。(◡‿◡✿)