知人のお話
- カテゴリ:日記
- 2010/10/18 23:07:00
私の知人のお話です。
彼は、妻と息子の3人で暮らしていました。
彼は優秀な会社人間でしたが、毎日が忙しくて、家に帰ることができない日も多く、
妻に会社近くのホテルまで下着を届けてもらっていました。
妻はたいへんな美人でした。
何でもパーフェクトの妻で、すばらしい妻でした。
ところが、その妻は、病気に罹患してしまいました。
仕事も、家事も、妻も、母も全てパーフェクトだった彼女は、
いろいろがことが思うようにできなくなりました。
完璧な彼女は、たいへん落ち込みました。
落ち込みすぎて、鬱病にかかってしまいました。
そのうち、家事もしもの世話も夫にしてもらうようになりました。
ある日、彼女は、学校に出かける子どもを呼び止めて
「もう一度顔をみせて」とお願いしました。
子どもは、鬱にかかった後の母が嫌いで、ときどき暴力も受けていなので、
母のお願いを無視しました。
子どもが家に帰ると母は自殺をしていました。
彼は、どうしてよいかわからなくなりました。
いまは、子どもを育てることだけを考えて、毎日仕事をしているます。
しかし、妻のこころを汲み取れなかったことを後悔しています。
今ならば、できるかも知れないと。
コメントを知人に伝えます。
たいへんありがたい。と涙すると思います。
リストカットを繰り返す息子を抱きかかえて頑張ると思います。
実はユミハはすこ~し昔、色々あって急性ストレス障害という診断を受け、半年の間
一人で外に出ることもままならない時期がありました。その時に鬱の症状も合わせて出たのですが、
それはそれは・・・。
「自分の存在価値を感じられなくなる」どころの話ではなく、
「自分の存在自体が悪」のように感じるのです。地に足がついている気がしない毎日・・・。
正しい判断などできる状態ではないのです。
ユミハは妻の立場から
自ら自分の時間を止めてしまったことを責めるでもなく許してくださるご主人の
大きな優しさに感謝します。
そして、奥さまがもしも、普通の思考をとり戻しておられたならば、
自分の愛する息子やご主人の中に「後悔」を残してしまったことを
今では悲しく思っておられるのではないかと心配です。
この奥さまが心安らかにおられますよう心からお祈りします。
そして、彼女の大切な忘れ形見の息子さんが健やかに成長されることを願います。
時間は残酷でもありますが、とても優しくもありますよね。
時間を止めてしまった奥さまはずっと胸の中で生き続けることもできるのです。
思い出す人が生きている限りは。
生きている人間は時間を進めながら歩みを止めることをせず進み続けるしかないのです。
過去は、残念ですが、過去でしかなく、
ユミハならば
「お願いだから、後悔よりも今を大切に楽しみながら生きて頂戴」と
きっとお願いしたくなることでしょう。
この奥さまもそう考えておられるのではないでしょうか・・・。
ごめんなさい。勝手なコメントです。
コメントありがとうございます。
彼は、しなかったことを悔やんではいないようです。
自分のありようは、ただ単に「知らないふり」、「気づかないふり」をしていただけではないかと悔やんでいるようです。
確かに、異なる対応をしていたとしても、結果はかわらないのかも知れません。
けれど、彼は、ひたすら、他の方法が、他の結果を得ることができたのではないかと願っているようです。
そうしないと、
誤字が多くて申し訳ありません。
私も完全に人とわかりあえるとは思っていません。
でも、もう少し、もう少しだけと、チカラのない己の力を発揮したい。
と願ってしまいます。
ゆっくり書かせてください。
とてもとても『愛』を感じます。
私のようなものが入り込んでコメントなどできないような・・・。
宿題にしてください。持って帰ります。
またね。
ピュ~~~~!!
私は運命論者ではないですが すべて自分の行動は選ぶべくして選んだ道だと 割り切っています
たとえ愛する人が 病になったり いなくなっても 「あの時・・・ああしてれば・・・・」とは思いません
あっちの道も 自分で選んだ道も 同じだからです
選ばなかった道にばら色世界があるなんてわからない
どっちに行っても やっぱり自分の道 自分史は出来ていきます
ご主人も 息子さんも 立ち止まって考えて また昨日とは違う自分の自分史を残されると思います
たとえば人一人、
一日にどれだけのことを考え
どれだけのことを悩み
何をして
どう対処して
生きているのか。
一日中そばにいても、どれだけ関心を持っても
見てとれることって、氷山の一角でしかないのではないかと
そう思います。
心の奥の、その襞の内側。
もしかすると、自分でありながら、自分でさえ理解できない部分。
人は、そのまま宇宙だと言ったのは空海でしたっけ?
ちょっと、自信ありませんが…
人の心を理解することは、
もし神様がいるのなら、それは人類の課題であると言うかもしれませんね・・。
沢山の後悔や悲しみをもって生きている方々が、毎日を生き抜いていることは
まぎれもない事実です。
心穏やかであってほしいと、そう思います。