ブラッディー ダイヤモンド
- カテゴリ:日記
- 2010/10/21 02:09:35
最近 映画でも 描かれたことがある 血にまみれたダイヤ
ダイヤの鉱床の豊富なアフリカ大陸では
政情不安な国がたくさんあります。
民族紛争や権力闘争の場合もありますが
ダイヤを 誰が手中にするか という争いであることも
ダイヤを売って戦争の資金にしているのです。
ダイヤのために 戦争しているのか
戦争のためにダイヤを売っているのか わかりません。
ナミビア ジンバブエ アンゴラ ウガンダ ルワンダ コンゴ
アンゴラのダイヤは 平均 200$/ct
コンゴのダイヤは 平均 20$/ct
コンゴでも 2001年カビラ大統領が暗殺されたとき
100000人の市民が殺され
外国の軍隊は35000人入ってきていた。
アンゴラでは 1992~1999年 内戦が続き
500000人の死者
UNITA(アンゴラ独立民族同盟)は
40億ドルの収益を得た。
どうやって 利益をあげるのか というと 売ることです。
それでは どうやって売るのか。
リベリアを利用する・・政情が安定して ダイヤ鉱床がある
ぴったりの国 リベリアでは 1996年の産出量は
15万カラット
しかし アントワープに輸出した量は
1230万カラット
アフリカ全体よりも多い量を産出したことになる。
ベルギー政府から委任されたアントワープの圧力団体
ダイヤモンド高等審議会は
リベリアを原石の供給地として そのまま認めた。
血にまみれたダイヤは ダイヤ業界の秘密だった。
それが あるとき カーテンをはき゛とられたのです。
ロンドンの NGO 「 グローバル・ウィットネス 」
カンボジアの不法な森林伐採について調べていたが
1998年アンゴラのダイヤに転じた
12月 「原石の取引」という 14ページの冊子を作成。
統計 地図 年表 用語集 そして 公文書
「増加するアンゴラ産原石の約三分の二を買えたことは、わが社が、財力だけでなく、その地域に下部組織と経験豊富な社員を持っていることの照明である」
デビアスの年次報告書における会長の言葉1992年
デビアスの公文書にはっきりと書いてあったのです。
それを日の下に引きずり出したのです。
ダイヤも麻薬も 末端価格とくらべると もとをたどれば 似てますね。
過酷な環境 低賃金・・・中間搾取をする人が 何段階にも連なって こんな値段になっているの
ただの石っころに こんな法外な値段をつけて それを維持すること
それが デビアスのしていることなんです。
それで 奪い合うために戦争がおきてる。
表向きは うまくいってるようですが 内戦が続くかぎり どこか 裏ルートを通ってくるんでしょうね
椅子 まだなの
安い賃金・過酷な労働条件の下働かされ、虫けらのように殺されていく労働従事者の様は
見ていて胸が痛くなりました。
映画ですから誇張表現があるにせよ、あのような状況下を経て、
世の富裕層が熱狂するダイヤモンドがこの世に姿を現すわけで・・。
そういえば、ロンドン塔(英国)の宝物殿に世界最大を誇る
“アフリカの星”(530カラット以上)が展示されています。
まばゆい光を放ち、見る人のため息を誘っていますが・・・その裏ではこのような事が。
本当恐いです。
椅子座れましたか?
すごいですよね~。
今では ブラッディーダイヤは 排除されているみたいですよ。