米潜水艦に女性兵士初搭乗
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- 2010/10/23 20:21:43
(CNN) 米海軍は21日、来年12月から女性兵士を初めて潜水艦4隻に搭乗させると発表した。初の女性乗組員となる計24人を海軍士官学校や士官候補者養成学校などから選び、今年7月から訓練を行っていた。
これら女性兵士は、ジョージア州キングズベイやワシントン州バンゴールを母港とする弾道ミサイル搭載の潜水艦ワイオミングとメーン、巡航ミサイル搭載のオ ハイオとジョージアに3人ずつ搭乗する。3人のうち2人は将校、1人は補給担当係として勤務。各潜水艦の乗組員総数は154人となっている。
米海軍は1973年から非戦闘艦船に女性兵士を乗り組ませ、93年からは戦闘艦船にも配属していた。海軍艦船では、潜水艦が女性兵士の勤務が禁じられる最後の職場となっていた。潜水艦は居住区画が狭いことなどが理由だった。
ゲーツ国防長官は今年2月、女性兵士を潜水艦に搭乗させる準備を開始すると議会に通告し、女性兵士の搭乗に備え専用の寝台やトイレを設けるなどの計画も明らかにしていた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101023-00000005-cnn-int
閉所の任務で異性と共に活動するのは映画やアニメの中ではある事ですが、実際の潜水艦
等の任務では殆どありませんでした。 特に潜水艦には女性専門の医療をサポートする体制
が整えにくい事もあり、一度出港したら6ヶ月近く寄航しない潜水艦での作業は、妊娠初期に
気が付かないで搭乗してしまったりすると、母体に危険が及ぶ事もありえるとして、ロシア
を除いた他の国での搭乗はありませんでした。
ですが徴兵制を導入していない国では現在優秀な兵士が民間に引き抜かれたりする事も
あり深刻な潜水艦の搭乗員不足になっていて、オーストラリアでは半数の潜水艦が人員
不足で出港が出来無いと言う事態にもなってしまいました。
アメリカでは以前から女性の搭乗員を採用する為の訓練を続けてきていたのですが、
採用されるのは初めての出来事。 背景には近年アメリカ海軍で同性愛者と同室になる
のを反対する動きが増えて来たため搭乗員の確保が難しくなった事もあるようです。