鎌田實さん
- カテゴリ:日記
- 2010/10/24 15:23:48
鎌田實さんの「小さかった頃」という番組を観ました。
諏訪中央病院の院長をしている方です。
「がんばらない」の作者です。
頑張らない理由は、
「頑張って、頑張って、頑張って、48歳の時、パニック障害になったんです。自分がすべてうまくやろうとしていたんですね。ずっとやり続けると倒れるだろうなと思いだし、55歳で勇退しました。」
「頑張ることが正解と思っていた青年のころ、40歳代の女性の末期がん患者を診察し、「頑張ろうね」と言って病室を出ようとしたら、女性が「きょうまで頑張ってきました。もうこれ以上頑張れません」と涙をポロポロ落とした。頑張れという言葉が、時に人を傷つけると気づきました。頑張りすぎる必要はないと言いたくて、本を書いたんです。」
と言っていました。
鎌田さんは、孤児で、育ての親であったことを37才のときに知ります。
その育ての親がすばらしい人でした。
鎌田さんは、育ての父親を「岩次郎」、母親を「母」と呼んでいました。
岩次郎さんは、青森出身の方で、たいへんな働きものでした。
「なんでも、全力でやれ、一生懸命やれ」という人だったそうです。
鎌田さんは、病弱な母のこともあって医師の道に進みたかったそうです。
しかし、貧乏な家では困難であったため、岩次郎さんは、「働いてくれればいい」と言ったそうですが、
鎌田さんは、どうしても医師になりたくで、岩次郎さんをそのとき憎く思ったそうです。
「その時、父の首に僕の手がかかったんです。本当に憎んでいたと思う。父が泣き出して我に返り、二人ともへたり込んで。そして父は「そんなに行きたいのか」と言ってくれ、僕の未来はつながったんです。」
と言っていました。
鎌田さんは、実の親と思いぶつかったのでしょうが、岩次郎さんは、どう思って泣いたのでしょうか。
岩次郎さんは、「貧乏人がどんな思いで生きているか、それがわかる医師になれ」と言ったそうです。
鎌田さんは、そのとおりの医師になりました。
コメントありがとうございます。
凛さんは、充分に頑張っているのではないでしょうか。
ご用命頂ければ、故郷の情報をお届けします。
私も自分なりに頑張ってはみたものの、
もっと頑張れたかも知れないと思うことがよくあります。
最近は守りの体制で、毎日を過ごしている自分がいました。
失敗してもいいから、もうすこし頑張ってみよう。
ほっとさんのブログを読んで、そんな気持ちになりました^^
いつもすばらしいコメントありがとうございます。
頑張れないほど、頑張った人
もともと頑張れないと諦める人
まだ、頑張れるのに諦める人
頑張らないことを威張る人
いろいろな人がいて、
でも、私は、頑張れって一生懸命伝えます。
私のことを知らないでって怒るひともいます。
そういう人には、その人が見えないところで、私自身一生懸命頑張ります。
頑張って、頑張って、乗り越えてやります。
障害を乗り越えるのではなくて、自分のキャパシティを大きくして包みこんでやります。
自分が背負える荷物を大きくしてやります。
そして、いつか、パッタリ倒れたいと思っています。
本当に「これ以上何を頑張ればよいのか?」というところまで来ているときには、
本当に残酷です。
私は大丈夫なはず。もっと頑張れるはず。
と思うこと自体が頑張れない自分を再認識させ
雪だるま式に自分を追いつめてしまいます。
自分はだめだ弱い人間なんだ。っていう諦めを
自分につき付け、それを受け入れられた時(これがなかなかでしたが)、
それは突然やってきました。
空がとても広く感じました。
ちょっと昔の話です。
今「新型うつ」といううつ病にスポットライトがあったっています。
最近急増しているそうですが、職場の中でうまくいかないことを自分も悪いが上司も悪い。
自分を認めない職場が悪いと責任を転嫁し、うつという診断が出て仕事を休むとがぜん元気が出て
自分の趣味にいそしむそうです。
そんな新型うつには
「頑張れ」
という言葉も時に必要なんだとか・・・。
今に時代を映しているような
新型うつ。
繁殖中だそうです。