我が家の猫史その2
- カテゴリ:ペット/動物
- 2010/10/27 22:50:13
ボクが近所を闊歩していた頃は、近所で産まれる子猫は全部ボクに似ていました。
さて、コトラのお話です。
彼女はお腹が大きくなってから、我が家にエサをねだりにくるようになりました。小柄なキジ猫で、おそらく初めての出産だろうと思われました。妹の目撃証言から、お腹の子の父親は、我が家のボクだろうと言うことになり、頼って来られては無視できずにエサをあげていました。
そろそろ産まれるだろうという頃になって、2,3日彼女が来なくなりました。
心配していると、なんと、子猫をくわえたコトラが玄関先に現れました。
子猫は全部で4匹。連れて来た順に、サキ、マル、カッチャン、アトと名前が付けられました。
どこかで出産して、父猫がいる家に連れてくるなんて…。
子どもたちは、コトラからしっかり母乳をもらい、すくすく育ちました。そのうち、コトラは少しずつ離乳食を子どもたちに与えるようになりました。どこからもらってくるのか、パンの切れ端なんかも子どもにあげていました。そのうち、生きた虫やカナヘビを持って来ては子猫たちに与えるようになりました。子どもたちは小動物を捕まえる練習をしました。見事な子育てでした。
このままでは猫屋敷になってしまう、という訳で、飼い主募集のポスターを作り、知人の店先に貼ってもらいましたが、子猫をほしい、という人が我が家に来るという前日に、コトラも子猫たちもいなくなってしまいました。なくなくお詫びの電話を入れた翌日には、コトラは子猫を連れてちゃんと戻って来ていました。
彼女には、何か察するところがあったようです。前日の晩に、私の部屋の窓の外で何かを訴えていましたから。
この頃、私は猫の散歩も楽しみました。
町内を散歩すると、コトラが子猫を連れてついてくるのです。ただし、彼女の縄張りを出ると、そこからは絶対ついて来ずに、逆に私を呼び戻そうと大きな声で鳴くんです。コトラにとって私は子猫の一匹だったかもw
コトラは、子どもたちが大きくなると、やがて姿を消しました。まるで、縄張りを子どもたちに譲ったかのようでした。
短い期間でしたが、強烈な印象を残した猫でした。
コトラは特に不思議な猫でした。忘れられない仔です。
お裾分け頂きまーす。
(//口//✿)さん、ありがとう。
雪の便りを聞いて、つい雪女しちゃいました。
※おかわってのはかわええってこと!!
うっらやましい
彼女の生き方からは、いろいろなものを教わった気がしています。
コトラが子猫を連れて隠れていた日は、「誰が教えたんだ」と家族で真剣に言い合ったのを覚えていますww
言葉はなくても伝わるもんですよ