ありがとうね
- カテゴリ:ペット/動物
- 2010/10/28 16:44:48
義理の叔父と私の父は親友同士、叔母と母は姉妹。
祖母は晩年、この叔父夫婦の家で暮らしていた。
こんな関係なので、子供のころ盆と正月は必ず義理の叔父の家に帰省していた。
この家には、代々必ず白い犬がいた。
最後に飼われていたのは、白い大きな目をしたマルチーズ。
叔父が亡くなった時、このマルチーズを形見として譲っていただいた。
1人暮らしで、民謡の先生をしていた叔母は留守がちで飼う事が不可能だった。
父と母は、この叔父が残したマルチーズを溺愛した。
動物好きの私も例外ではない。
犬が我家に来るのは、中学生いらいだった。
もふもふのいる生活は楽しかった。
ほんとうに楽しかった。
心臓に爆弾をかかえていると、獣医さんに宣告されてお犬さま状態で暮らしていたっけ。
さて、我家に来て八年目、途中おおきな心臓発作を起こしたりもしたが犬は元気に暮らしていた。
先に逝ってしまったのは、私の父だ。
闘病期間の3ヶ月、したことのない留守番をさせられ、犬はみるかげもなくやつれてしまった。
仕事激務の私と、看病疲れの母では満足に面倒も見て上げられなかった。
父の葬儀の間は、やむなくペットホテルに預けるしかなかった。
父の次は、きっとこの子が逝くに違いない。
そう覚悟していたが、不思議なことに迎えにいった犬は、信じられないほど元気になっていた。
まるで、父に最後の命をもらったかのように。
結局、その犬が父の後を追って逝ったのは半年後。
私と母が、精神的に立ち直ったころだ。
犬の死骸を荼毘にふして3日後、とても不思議なことがあった。
いつも飲み水をいれていたガラスの入れ物。
これに水がないと、犬は前足をガラスの容器にいれて音をたてて知らせた。
休日の午後で、私と母は居間で思い思いのことをしていた。
『チリリ~ン』
水がないよと知らせる音を、はっきりと聞いた。
ボクはまだいるよ、だからお水ちょうだい
そう言われたような気がした。
だから、しまいこんでいたガラスの容器に水をいれて、そっと語りかけた。
大丈夫、もういいよ。
もう君の大好きなお父さんのところへ、行ってもいいから。
ほんとうに、長い間ありがとうね。
今、元気に暴れてる猫もw
昔、元気に暴れてた犬もw
どちらも換わらず愛しいです。
いなくなってしまったら、それは大きな喪失感を味わいます。
が。
それでも、いっしょに暮らしたい愛しい子たちです。
最期のとき、看取れなかったことが悔やまれます・・・仕方ないのですけどね^^;
彼の定位置、私のベッドの上の、枕元でなく足元のほう。
しばらくはそこにいてくれました。気配が確かにありました。
家族みんな、彼が帰ってきたときの足音、トットットッ・・・って、独特の音を聞いてました^^
悲しんでばかりいてはいけない、彼が安心できないって、誰からともなく言い始めたのは、
みんなが足音を聞いたって話をしてからです。
本当に優しいですよね、彼らは。
今頃はお父様と一緒に、のんびりお散歩などされてるでしょうかね*^^*
そうか、たかりんちのワンコも同じように水の催促してたんや^^
あの音、懐かしいなあ、私も。
今ごろ、叔父さんと私の父とでワンコの取り合いしてるかもなあw?
懐かしいな~^^
今頃きっとお父様に可愛がってもらってるだろうね!
この犬が死ぬ直前は、もう寝たきりで水も食事も自分でできなかった。
そやのに、なくなる前の晩、きちんとお座りして「わん」と吼えたん。
あれは最後の挨拶やったのかなと、今も思ってるよ。
動物の魂は、人間と違って執着しないのかもしれませんね。
今は父と叔父のもとで楽しく遊んでてくれたら、それでいいかな^^
こちらこそ、いつもありがとうね。
いや、すまん^^;
泣かすつもりはなかったんよ、りんちゃん^^;
マイパパンもワンコも今以上ののん兵衛の時にいなくなったからw
いまごろはいっしょに「弱くなりよった」と笑ってるほうへ一票♪
家族として暮らしていた子がいなくなると寂しいもの。
なにかのきっかけで思い出したりすると、ふいに悲しくなったりするんよね。
心の柔らかい場所に、いつも生きてるんやろうなあと思います。
今、いっしょに暮らしてる子も、いつかはそこに行くんやろうけど。
なるべく先になってほしいな・・・。
動物と暮らす以上は、相手は生身の感情をもっている生き物だんだと覚悟がひつようですね。
かわいいだけじゃ、いっしょに暮らせません。
家族の一員なんですから。
私の友だちのワンちゃんも、最後って時、
一番可愛がってたお父さんが帰宅するのを待って、
顔見て亡くなったそうです・・・
ワンちゃんに教えられる事って多いな~って思います。
きっと お父様の足下で 元気に見守っているのだと思います^^
ステキなお話 ありがとうございます^^
パパンもワンコも こんな酒呑みになるとは・・・って
呆れてるかもなー。・゚・(ノ∀`)・゚・。
私も母を亡くし、愛猫たちを亡くしてきましたが
時が経ち、もう大丈夫と思っていても
フラッシュバックはいつでも簡単に起こりますよね。
でも・・・たとえもうそこに姿はなくても、
ラトさんの大切な存在がラトさんの中で生き続けていることが
大事なことだと思います♪
動物は愛情をもって接すると裏切らないのがいいです。
立派に家族の一員だったのが伝わって来ます。
そうやね。さすがに正解はわからへんけど、おうかもしれんなあ。
動物は、嘘をつかない。
素直に喜んであっちへ行ったのかなあ?
このマルチーズが我家に来た時は、マン5歳になってたよ。
性格は犬とゆうより、猫みたいに気まぐれでやはり内弁慶。
なんとなく、今いっしょにいてる飼い猫ににてるかもw
沙羅さんのゆうとおり、ありがとうっていいに来てくれたんなら嬉しいなあ。
私はあると思うなあ。
この犬が死んだ時も、たしかに気配がしてたから。
音まできこえたしね。
人よりずっと、素直で正直で、気高くそして潔い魂ですものね。
うちの兄と姉がそれぞれ犬を飼ってたっけ。
どこの家でも老犬になるまで居たけど、ラトさんとこの子も
成犬になって譲り受けたのなら、結構な年やったんかな?
ワンちゃんの方も、最後に『ありがとう』と言いたくて音を立てたのかも。
知人の犬が亡くなったあと次の日ぐらいは家の中で犬の気配がしたそうです。