ある画家の先生と
- カテゴリ:日記
- 2010/10/29 00:18:08
ある画家の先生と夕食をご一緒する
事に・・・色々とお話をうかがってたん
ですが・・・この絵色がきれいだとか
好きとかそんな表現は最低で
般若心経に色は色になし 沢山あって
無いに等しい まあ早い話がこの世の
中何もあってもないと同じって・・・
わかったようなわからないような
お話を伺って^^ それで絵を見るとき
色を見ないで絵を見てみなさいって
そしたらデッサンが見えてくるよって
私 『じゃあ 先生 モナリザは??』
ってお聞きしたらモナリザなんて
同じものがたくさんあってもいいって
その先生はおっしゃって 歌舞伎とか
何百年って同じ演目をするでしょ??
それでも芸術性があるんだよって
だからモナリザも同じでいくつあっても
描き手の感性とかそのモデルを愛して
るかだからいいんだよって^^
じゃあ私のように音楽の弾き手は
ずるいですね^^って言うと
それは同じ音楽を奏でてもどれだけ
演奏家がその音楽を愛しているか
とその人の感性を感じるから
そのままでいいんだよって^^
モナリザがたくさん存在しても
いいらしいのです。音楽はきれいな
メロディを弾けばいいけど画家の
人は本当に構図とか色とか考え
ないといけないから難しそうですね~
美術的センスは皆無のわたしです。
最初の表現なんですって 女の色香とかそんな動物的な色ね ですから色に始まり色に終わる
そんなこともおっしゃっておられました。 色気とか まあその先生もいろ自体を否定されて
いるのではなくて 色を少しはなして表現を見てみたら 本質が見えてくるよって^^
石井一男さんの絵の話題にもなり 確かに無国籍で時代もないそんな絵がいま流行ってるようです
ご存知ですか? 石井一男さん 涙がでそうなしぼりだすようなマリア像 頭を殴られたような
衝撃でした でもろむさんも深い見識をお持ちなのですね^^ 私なんて知識が浅いのを
露呈してしまいそうで恥ずかしくなってしまいますよ^^ 広い心で見守ってくださいね^^
さすがにプロの芸術家。深い見識をもって
画業に取り組んでいらっしゃるのですねえ^^
「空即是色・色即是空」と云ふやつですね。
ま。たしかに「表現」というものは、ひとりひとりの個性。
同じモチーフであっても、違いは歴然とありますからねえ。
ただ
僕自身は「絵画」においては「色」というものは
重要な要素だと思っています。
たとえば「海」を描くとき
「青」を基調にするか「黒」を基調にするか、はたまた「波の白」「夕日の紅」を基調にするか
そのときの作者の「イメージ・心境・命の相」が表現されるのだと。
絵具を使わない「デッサン画」「ペン画」「エッチング」等においてさえ
たしかに「こころの色」が表現されているので、やっぱり「美術」に「色彩」を視るのは
必然であろうと思うのですが・・・。 むー。どうなんでしょうねー・・・