レインボーフェザードラゴン その12
- カテゴリ:自作小説
- 2010/10/29 09:07:22
夢のネタ提供 ラト
原案夢に見た方 Yureさま
アレンジ ラト
メイド部隊原案 Yureさま
え~、Yureさんがご覧になった、楽しい夢をもとにお話作ってみました。
テーブルトークRPGの旧ソードワールドの魔法や設定をお借りしました~♪
「さあ、きやがれ、派手な鳥さんよ!」
私は戦い前の軽い高揚感を覚えていた。
全身に力が溢れて、今ならなんでもできそうだ。
特大レインボーは、全身を私の方に向け様子を伺っている。
しばらくじっとしたまま、微動だにしない。
そして動物らしく、いきなり攻撃をしかけてきた。
巨大な足で蹴ってきたのだ。
ビュウと、風をきって鋭い鉤爪が私の目前をかすめてゆく。
後ろにとびのいて、この蹴りをやり過ごす。
あんな一撃を喰らえば、あっという間にあの世行きになりそうだ。
奴の速度は、予想以上に速かった。
考えていたよりは敏捷そうだ。
だが、私よりは遅い。
大きい分、やはり雛のレインボーより鈍いのだ。
これなら、ユライアさんたちから引き離せそうだ。
私の役目はあくまでも囮、こいつを倒す必要はない。
微妙な距離を保ちながら、私はレインボーフェザードラゴンを野営地とは反対の方向へ導いていった。
少しずつ、でも確実に距離はあいてゆく。
明るく輝く月夜の草原で、七色の巨大な鳥との追いかけっこ。
なにやら詩的で奇妙な光景だ。
(これは、賢者の学院に報告しなけりゃいけないな。さて、いくらの報奨金がでるか?)
頭の隅でそんなくだらない事を考えながら、私は鳥との鬼ごっこを楽しみ始めていた。
そうして、どれぐらい特大レインボーと鬼ごっこをしていただろうか。
さすがに私も疲れを覚えはじめた。
そろそろ潮時かもしれない。
野営地との距離もだいぶ稼いだことだし。
後は、全速力で逃げ切るだけだ。
そろそろ本気で逃げるとするか。
そのためには・・・。
私は全速力で駆け出し、鳥との距離をとった。
一瞬私の姿を見失ったレインボーフェザードラゴンは、うろたえたようにその場に立ち止まった。
よしよし、思惑通りだ。
背中に背負った石弓を構えて、音の出る鏑矢を仕掛ける。
殺傷能力はないが、大きな音と飛距離がでる矢だ。
あいつの興味を私からそらすにはこれが一番のはず。
そのまま、レインボーフェザードラゴンの巨大な頭を掠めるように、狙いを定めて鏑矢を放った。
「ウリュウウウウ」
奇妙な振動音とともに、鏑矢は鳥の頭を掠めて飛んでいった。
音に反応した鳥は、七色の羽を撒き散らしながら音のした方へ進みだした。
豪華な尻尾を揺らしながら、その姿が遠ざかってゆく。
「あばよ、2000ガメル」
そう、呟いて私は野営地の方向にきびすを返した。
月光を背に受けて・・・。
(ふっ、決まったぜ。今回の冒険はかっこよく終われそうだ)
冒険者の終わりの美学に自己陶酔しながら、私はゆっくりと歩き出した・・・我ながらかっこいいじゃないか。
だが、そうは問屋が卸してくれなかった。
「お~ま~た~せ~!」
遥か彼方から、大八車とメイド部隊を引き連れた、爆走してくるマダムユライアと、泣きそうな顔で走っている私の仲間たちの姿が目に映ったのだ。
もう、一騒動あるのか?
私のかっこつけた最後は?
一体どうしてくれるんだ~~!!
草原の草を撒き散らしながら、ユライアさんが到着した。
彼女は白衣と白い帽子に身を固め、巨大な牛刀を背に、腰の周りには様々な刃物を装備した完全武装だ。
メイド部隊は4人編成で3小隊いる。
マダムと同じスタイルで、牛刀のかわりに様々な武器を帯びている。
下手な傭兵部隊より、よほど立派な装備だ。
「ローザさん、準備の時間を稼いでくれてありがとうございます。これから皆さんと協力して、あの美しいレインボーちゃんを是非とも捕らえますわよ。命を奪う以上は、私も命がけであれに挑みます。それが料理をする者の運命ですから」
右の拳を握りしめ、彼女は天に向かってそう宣言した。
熱い。熱すぎる。
ユライアさんの目は、激しく燃えさかっている。
私の脳裏で、前から後ろへ回り込みながら、激しい炎を背景にたつユライアさんの姿が展開している。
どうやら、今夜3回目の戦いが幕をきるようだった。
とほほほ~><
ローザの心境はこうだろう~www
結末ガ最初から決まってるからねえ^^;
あとは、どうやってオチをつけるかやなあ。
どうやらユライア様、諦めては下さらないようですね(´ー`A;)
クライマックス・・・あぁ可愛ぃレインボーちゃん・・・ww
いつも、いつも、すてきなユライアさんコスをありがとう^^
いよいよですのよ~(握り拳)
三度目の正直で、いよいよクライマックスです♪
炎を背負って、お待ちください^^
メイド隊隊員の沙羅嬢にも、がんばっていただかないとw
黄色い声援を送りつつ、七色羽毛竜を煙にまいちゃってくだせえ^^w
あの訃報には私も凹んだ><
このお話で沙羅さんがちょっとでも元気でたなら、よかったよ。
こっちこそ、いつもありがとう^^
いよいよですわね!
(↑私まで気合いが・・・ 炎が・・・ ^^;;)
メイド隊の一員としては(笑)両目を『はぁと』にしてウットリ眺めてしまいそうww
訃報でちょっと凹んでたのが(詳細は私のブログでね)浮上出来たわ。
ありがとね^^