ドラマ【秘密】【Q10】
- カテゴリ:テレビ
- 2010/10/31 04:28:22
【あらすじ】モナコは相馬に母親が死んだばかりだし、家族2人で支えあっていかなければならない大事な時だから付き合えないと言うが、相馬はそれでは藻奈美自身が嫌がっていた母親の生き方にそっくりだと言い返し、モナコは藻奈美が自分を全否定していたことを知ってしまう。一方平介は再び遺族会に出席。そこで運転士の梶川がバス会社に隠れて夜も働いていたことが発覚、会社ではなく運転士の責任問題に摩り替わろうとしていた。そんな中、藤崎は平介に梶川の妻・征子とはあまり関わらない方がいいと釘を刺してきた。家で友人の医師・小坂と電話で話をしていた平介は、大学のサークルの同窓会があることを、モナコに知られてしまう。
【感想】相変わらず話が遅々として進まんでいらいらします。決して時間をかければかけた分だけ人物像が丁寧に描かれるというものではないと思うんですよね。まぁこのドラマの場合原作との尺が違いすぎるからこうなってるんでしょうけど、よくヒューマンドラマでそういうことを言う人がいるけれど、優秀なドラマだと数分の1シーンで複数の登場人物のキャラクターを描ききることだってできると思う。あと、どうやら私は石田ひかりがあまり好きでないらしいw まず女優として棒なところが致命的だと思う。若い頃はあまり感じなかったけれど、「だんだん」あたりで何でこの人だけ浮いてるんだろうと思い始め、チラ見した弁護士と検事の戦いのドラマの惨憺たる演技を見て、棒とはこういうものかというのを理解しました。お姉さんはそうでもないのにな…。で、志田がそれを真似て演技しているのでやっぱりちとウザい。演技力はあると思うんだけどね…。例えば引越おばさんを誰かが完璧に演じたら、大抵の人はそれをウザいと思うだろう。そういうこと。あと佐々木の爬虫類系の顔と石田の短い顔がなんか向いてないんだよね。月星のマークみたいな。最近月星じゃないんだってね。ムーンスターだって。なんか印象薄いな。とにかく、どうやらこのドラマがイマイチなのは、キャスティングのせいなような気がしてきた。蔵之介は別に嫌いではないんだが、ハンチョウのようなあっさりした役の方がいいんじゃないかな。まぁあまりに話の進み方が遅いので、ながら見でもじゅうぶん見れますし、後から公式でストーリーのおさらいをすれば、見てなくても全然平気。金曜日つらいし、あらすじに頼ってラスト2回だけ見ることにしようかなぁ。似たようなこと言ってた逃亡弁護士は結局見てないなぁw
【あらすじ】文化祭が近付き、3年の平太は男子校だった頃からの伝統の受験祈願の踊りを披露しなければならなかったが、平太は入院中の久保の病室に泊まって文化祭当日を避けようとしていた。また平太のB組からクラス委員の恵美子がなし崩しでミスコンのクラス代表に決定。しかし恵美子はまったく容姿に自信がなく、皆にからかわれていると思っていた。そんな時OBの西がB組の藤丘を訪ねてきて、いい仕事があると誘い3万円を渡す。貧乏な藤丘は危険を感じつつもついその3万円を受け取るが、その後ゴミ箱に捨てる。その様子をキュートが見ていて、平太から藤丘がヤバい仕事に首を突っ込もうとしているのかもしれないと聞かされたキュートは、藤丘のために募金活動を始める。
【感想】意外と続いていて3回目ともなると、だいぶこのドラマのペースがつかめてきました。なんてこたーない小さなエピソードを、平太を中心としたクラスメイトたちを主役として、併行して描いていき、特にそれが横で交わるわけでもなく、個々にパラパラと終わる。バックにノスタルジックなBGMが終始流れ、ムードをかきたてようとしているが、ロボットの女の子が出てくる以外は特に普通の学園ドラマ。というかごくせんだったら2、3人は負傷した挙句最後にはヤンクミが倉庫で格闘して何とかするようなエピソード(ほとんど全部そうだったが)すら、平坦に普通に描いていて、ドラマというより環境ビデオとかドキュメンタリーのような雰囲気すら感じる。そんなだから誰も彼も薄い印象。主役の佐藤健の演技が逆に濃過ぎるくらいである。ドラマとしては何も残らないあっさりした内容だけど、見ていて気づいたのは見ること自体は特にイヤでもないこと。イヤなシーンはあまりないし、がっつり食いついて見ないとストーリーがすぐわからなくなって、途中でトイレ行きたくなったら負けた気がするような複雑でテンポの早いドラマじゃないから、まったく気負いなく見ることができる。20前後の若い人たちがメインだから映像もきれいだしね。これはドラマではなく環境ビデオとして見ることをお勧めする。ネットしたり携帯したりしながらお気に入りの俳優さんが出たらちらちら見るくらいのつきあいかたがいいだろう。