Nicotto Town


夢と空と雲


綺麗な黒は私のの夢 1

―屋上―


「明日香さん、好きです!!付き合って下さい!!!」

「あっ!!!ちょっと頭下げないでよ!(あわあわ」

私、鎌内明日香…転入して1週間…これで何度目…?

「頭本当に下げないでよ!私あなたに謝らないと…ごめんなさい…」

「・・・・・・」

沈黙…この空気…嫌い…もう何回も体験してるはずなのに…慣れない…

「グスッ、もう…もう良いんです!ありがとうございました!!」

屋上をさる誰かさん…顔も知らない子…でも、ごめんなさい…

もう何度謝っただろう…もう何度誰かの泣き顔を見ただろう…そんなことを思う…

そらを見上げた。私の好きな空…綺麗な青と綺麗な白…これが集まった時、最高の空に成る。

そして、いつものようにスカートのポケットからデジカメを取り出し、写真を撮った。

パシャッ!

手で、デジカメの上の部分を手で蔽い太陽の光を遮った。ギリギリ見える…白い空だ…

いや、違う…すごく青の綺麗な空だ…こいうのは珍しい…この東京という名の都会で見れるなんて…

私は驚きを隠せなくなった…

「やったーーー!!」

たぶん、笑顔で叫んだ。そして、屋上で寝そべった…空を見上げながら…


―第1話―

―似てる―


―1-A―

「ハァ…」

タメ息をついた。何で告白ばかり…

「どうかした?」

椅子を動かさず、身体を180度回転させて聞いてきたのは、幼稚園の時の親友、奈川 零(ながわ れい)。

どうして、幼稚園かというと、卒園まではココら辺で住んでいたのだ。

しかし、長崎に引っ越すことになった。わけは、お父さんの仕事の都合だ。

その後、中学2年になってまた引越し。今度は神奈川だ。

都会には慣れなかったけど、それなりに楽しかった。

そして、中学3での引越し、東京に戻った。そして今だ…

「あのー聞こえてますかー」

零…棒読みよ…

その時だった…

「おーい!!!野島厚樹はどこだ!!!!かり返しに来ましたー」

えっ??何??不良???

ビューン!!

廊下を何かが通った…一瞬起きた風今のは何だったのだろう…

そして、数秒して…

「加持か!!!」

さっきの子!?とっさに窓に近寄り、窓から校庭を見た…窓も開け、身体を少し、窓から出した…

小さいけど、声は聞こえる…

「よ~、ちゃーんと来てくれたんだ…」

「お前には勝った…もう良いだろ…」

「そうもいかねぇだろ、2度も負けたんだからよ!!」

ここからじゃ、顔は見えない…

下降りてみようかな…

何かまずい空気だし…


廊下を走り、階段を飛び降り、必死で走った…


―校庭―


「何が起きてんの!!!」

私は叫んだ…

喧嘩なんてダメだよ…絶対に…何も生まれないんだから…

生まれるのは、憎しみ…恨み…

「女にはカンケーない話だ。そうだ、後でお茶でm「結構です。」

嫌だよ、不良・悪役オーラ出してる人なんて…

「お前…」

声のする方を見ると、綺麗な黒髪の男の子が居た。

どこかで見覚えがあるような…

まさか…ね…

「女は下がってろ」

「・・・、喧嘩ダメー!!!」

叫んだ…半径10メートルぐらいは聴こえるんじゃないかな…?

「…俺の誘いも断って…ぎゃーぎゃー騒ぎやがって…ムカつくんだよ!!!!」

反射的に黒髪の子の手をつかみ、自分がしゃがむと同時に手をひっぱた。

ぐうん!

風を切る音、見事に外れた!!

そして、その子の手を引っ張りながら校舎に入った。


―校舎―


「何すんだよ!!!」

必死で手を振り払おうと、腕を動かす。

「放すかわりに、ちゃんと私の話聞いてくれる…?」

「分かったから放せ。」

「うん。」

コクリと頷いて、手を放した。そして、相手を見た。

「何だよ…」

やっぱりどこかで…もしかして…!!

「だから何なんだよ…」

「貴方と私…どかで会った…10年位前に…」

「10年…知らねぇよ、会ったとしても忘れてんだろ?普通はよ。」

「そうだよね…変なこと訊いてごめん…」

やっぱり人違いだ…勘違いだ…

そうだよ…そうなんだよ…

気がついたら私は泣いていた…

まるで、アノ人に知らないと言われたみたいで…

人違いのはず…いや、人違いなのに…

どうして、あの人はアノ人にあんなに似ているの…?


―第1話―


―似てる―END

アバター
2010/11/06 00:14
うふふ←
続き見てくるお(o´ω`o)
アバター
2010/11/05 16:55
え、あ(´◦ω◦`)!!?!

す、すごい!

ここまでかいたんだ(。♋ω♋。) (感動



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