Nicotto Town


夢と空と雲


綺麗な黒は私の夢 2

気がすまない…

もっと他人といことが分かれば、人違いって言い聞かせられるはず…

気を…そうだ…!!!!

―第2話―

―追跡―


―1-A―


作戦内容は、若干ストーカー入ってるけど…まあ、いっか!

「…?」

零がこっち見てる…

「何…?」

知らん振り…知らん振り…

「何か企んでるでしょ…」

「いや、何も考えてないけど…?何で」

「別に…」

バレた…?そしたら、ただのストーカーって思われる…


―校舎裏― 授業時間


うー、授業サボるのは気が進まんが…これも自分のため…


にしても…何で校舎裏??不良は屋上でサボるのがお約束でしょ??

それと…なぜあなたのあとを追っているのに気付かないの?

そんなんじゃ、喧嘩負けちゃうよ…?

あっ、後ろ振り向いた気付かれる!!!

ワシャッ

とっさに、木の上に隠れた…良かった、こんな低い所に木の枝付いてて…

「鳥…か…?」

そう言って、何も反応が無く、大丈夫…と安心して木から降りた。

木の下に降りるとあったのは…全然気付かなかった…こんな所に…

校舎があるなんて…

「何でココに来たの…?」

「なっ、お前は誰…だ…」

唖然としてるみたい…

「何でお前みたいな秀才がここにいんだよ。授業始まってんぞ。」

「別に良いでしょ…?先生に言わないから。」

「じゃあ何の様だ…」

まずい…睨まれてます…睨まれてます…!!!怖いです…ものすごく…

「べっ…別に良いでしょ!!!それよりココは何よ!!!」

「・・・。ココはお金があれば、中学校ができてたはずの場所…」

「お金が…大人の事情ってヤツね…」

「あぁ、おかげで校舎のできかけだ。
 まあ、打ち切りになったのは最近だ。夏休みとかになると無くなんだろう…」

「ふーん…そうなんだ…」

じゃあもしかしたら、中高のある学園になってたのか…?

「お前…授業サボるのか…?」

「うん…今日ぐらい良いよね…」

お母さんはうるさいだろうが…ね…

「フッ、そうか」

「あっ、笑った!」

「人間誰もが笑うさ。」

「フフ、そうだよね」

―大丈夫か…?―

―俺は平気平気!ヒヒッ―

まただ…また…アノ人と…

「ねぇ…そういえば、名前は?同じクラスなのに聞いてなかったよね。」

「あぁ、俺は野島厚樹。」

「へぇ。私は鎌内明日香。」

「知ってる。」

「えっ?」

知ってる…?私今初めて厚樹君に自己紹介したよ…?

「何で私のことを…?」

「いや、お前は何かと有名だ。」

「何で?結構地味に生活しているかと…」

「ともかく有名だからだ!!」

「そっ、そう…」

ちゃんと理由付けないと、納得できないよ…

――――――――――――――――――――――――――

こうして過ぎていった授業時間。今は昼休み。さすがに授業出ないと…

「じゃあ、私は教室戻るね。ありがとう!!」

「あぁ。」

「いつもココに居るの?」

「あぁ、でもたまに屋上かな…」

なるほどなるほど…

「何だよ…」

「別に、じゃあまた明日かな…?」

「おう!」

自分の気を済ませるはずが…むしろ違う意味で納得していく…

もしかしたら…厚樹君が…?

アノ人なの…?


―第2話―

―追跡―END

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2010/11/06 00:17
続き楽しみにしてるお(*´ェ`*)



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