Nicotto Town


安寿の仮初めブログ


合掌、佐野洋子さん


20100915のブログでこのようなことを書きました。

*********************

プロフィールのところにも書いているのですが、
ゆっくりと
ほんとうにゆっくりと
佐野洋子さんの『シズコさん』を読んでいます。
(もう読み終わって、次の本が掲載されています:安寿)

母と娘、
二人の間にある
幾重にも積み重なった愛憎。

捨てようとして
捨てられず
手を差し伸べては
ガブリと噛まれる。
そんな親子の関係。

この本を読みながら、
私はある予感に怯えています。
佐野洋子さんの訃報…。
 (自らのガンを公にしてから、
  もう5年以上になる。)

いいえ、
密かに彼女の死を
私は願っているのかもしれない。
彼女の母がそうであったように。

「おまえが死ねばいい」と…。

そして、取り返しがつかなくなって、
ようやく、人は仏になれる。

人間は恐い生き物だと思います…。

***********************

そして、今日11月4日、
佐野洋子さんの訃報を知る。

「取り返しがつかなくなって、ようやく人は仏になれる」

私という空っぽの瓶の底には、
後悔という名の澱ばかりが溜まっていく。

それが生きていくということ。
私にとって生きていくということ。

今日、私は飲んだくれてしまおうと思います。

アバター
2010/11/07 11:13
>runaさん

是非、読んでみてください。

おかあさんが惚けてしまって、
人が穏やかに変わった時、
和解は突然に訪れます。

でも、そのことを
おかあさんはもう理解できない…。
アバター
2010/11/06 21:38
母と子の愛憎・・・・・。
私にも似た経験をし、いまだに進行中。
私も是非読んでみたいと思いました。
興味深い本を紹介してくれて有難うございます。



月別アーカイブ

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010

2009


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.