Nicotto Town


夢と空と雲


綺麗な黒は私の夢 12

あの誘拐事件から2日…

「てなわけで、今年の__________」

最悪だ…

どうしてこうなったの…

そう、今年の文化祭の出し物、お化け屋敷なの…

―第12話―

―行く…の…?―

ココは時間それなりに対やするから良いんだけど…

どうやって脅かせば…

『そんなのあたしに任せなよ。明日香はあたし。あたしは明日香。忘れないでよ?』

う…うん…

って・・・うっ・・・ぁ…

意識が…


身体急に動き出す。

「先生、私雪女やりたいです!!」

教室がざわついた。

えっ??

ちょっと、麗黒!!!

『へへ、あたしやってみたいんだよ。』

そういう問題じゃなくて…髪色!!!

『あっ…変化…しちゃった…よね…』

しかし、皆気にしない。どうして??

そして、先生はクラスを見渡す。

「鎌内は決定だ。他に意見がある奴はいるか?」

やはり、何も言わない。

視界に緑色の髪が入る。

そう、変わっていないのだ。

そして、今度は視界が真っ暗になる。

そして目を開けたときには、髪は黒になっていた。

そして再び、緑に戻る。

何コレ???

『すごい!!髪色操れるようになった!!!』

へ?


―――――――――――――――――――――――――


―昼休み 屋上―

「なるほどな…麗黒のせいか…」

「明日香がそんなこと言うなんておかしいもん。
 譲ってばっかりで、スタッフになりそうなタイプなのに。って思ってたからね。」

「にしても、ずいぶん自由な奴だな麗黒は…ハァ…」

上から順番にいくと…

厚樹、零、寒樹君

「でも、明日香が雪女やるんでしょ…?きっと綺麗だよ。」

私の両手をつかんで上の方を見てる。

「私…綺麗じゃないよ。それに、怖がらせないと意味が…」

「いんだよいんだよ。それにこっちはそれが売りになるんだしね。」

「結局お客…」

私は「ハァ」とため息をついた。

「そうだ!!今度4人でお墓に肝試しに行こ!!!」

ギクッ

嫌だよ…私お化けとか無理なのに…

あっ…零が厚樹に耳打ちしてる…

「…分かった。行こう!!」

バッと立って、厚樹が言う…でも無理…

「そもそも、お化けなんて非科学的な…と言おうかと思ったが楽しそうじゃんか、僕も行くよ。」

「あのぉ…ちょっとぉ???」

「勿論明日香も行くよね…?(ニコ」

出た…零の腹黒笑顔…

「はいぃ…行きます…」


―第12話―

―行く…の…?―END

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2010/11/13 13:28
一揆読みちぅー



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