ミャンマーで戦闘が続く
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- 2010/11/09 19:46:16
【バンコク=若山樹一郎】7日に総選挙が行われたミャンマーの東部カイン州(旧カレン州)に位置するタイ国境地域の2都市で8日、「反軍政」を掲げる少 数民族の武装勢力と国軍が交戦する事態が発生した。タイ国軍筋によると、戦闘を逃れた1万人以上の難民がタイ側に流入した模様だという。
同筋によると、ミヤワディで7日、カイン州を支配する武装組織で、総選挙阻止を主張する「民主カレン仏教徒軍」の数百人が地元派出所を襲撃。8日朝には国軍との交戦が始まった。
同筋によると、「仏教徒軍」は国境の川を背にしている。国軍は戦力を増強する構えを見せているという。
また、ミヤワディ南方の街スリー・パゴダ・パスでも同日、「仏教徒軍」と「カレン民族同盟」(KNU)の両軍が国軍と交戦、戦闘が続いている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101108-00001027-yom-int
ミャンマーは国家平和発展議会と言う軍事政権による1党制の政治をしている共和制国家です。
イギリスにより支配を受けていた経緯があり、旧日本軍と共にイギリス軍を国外に一時的に
追放した経緯がありますが、その後イギリスの支配が無くなっても日本に支配されていると
して抗日運動が起きて再度イギリスと共に日本を撃退したものの、イギリスは独立を認め
なかった為に、軍事クーデターが発生し軍事政権が誕生した様です。
カレン民族同盟はミャンマーがイギリスから独立した時に、カレン族だけで独立しようとした
人達なのですが、軍事政権はそれを認めなかったため内戦となってしまい、その後長引く
内戦の結果カレン族の中でも軍事政権に寝返ったカレン仏教徒軍が離反してしまい、
内戦が泥沼にはまってしまっています。
現在ミャンマーでは、国民民主連盟、シャン民族民主連盟、国民統一党等、現在の政権が
認めていない複数の政治団体が存在し治安が良くないようです。