Nicotto Town


夢と空と雲


綺麗な黒は私の夢 13 2

「そしたら、すぐに警察に囲まれたらしいよ。そしたら、麗香と一緒に自殺。」

「えっ…?」

「どうして、麗香を連れ去ったかは分からない。でも犯人はアパートの隣の住人。
 きっと、夜泣きがうるさいのに耐えられなかったんでしょうね。」

そっそんな…

「明日香が助かったのは、寝ててくれたこと。」

私が…

『あたしは…明日香の裏じゃない…もっと…切っても切れない縁…家族…だった…』

「よっ、麗香…いや、今は麗黒だっけ?」

私の頭を撫でながら言う…

麗黒…いや…麗香…交代だよ…

「麗黒は、楽しく今を過ごしてる?今は明日香の中で生きてるけど、後に消えることになるかも
 しれないよ?それでも今は楽しい…?」

『あぁ、もッちろんだよ母ちゃん』

「あら麗黒…か…こんな子なんだ…」

『何…?』

「これからも、明日香を支えてよ?」

『了解!』

ビシッ(`へ´)ゞ

「よし、じゃあお母さんはこれまで、後は若いもんでね!!!」

グラッ

あっ…戻った…

「・・・・って、えっ!!!」

「ほら、話しは済んだだろ?」

「うっ…うん…」

「じゃあ肝試しの続き行くぞ?」

えっと…

キュッ

厚樹の服の端を持つ。

「こうして…なら…」

厚樹の顔を観る…

「えっ…あぁ…えー…」

顔を赤くさせ、目が泳ぐ…

何か…悪いことした…?

チュッ

「・・・・・・・・・えっ?」

「ほら、行くぞ!!!」

また顔を赤くさせる…

「クス」

「何が可笑しい!!!」

「いや…」

どうしてかな…?

私…こういうの苦手なのに…今がすっごい楽しくて、嬉しいのは…?


―第13話―

―麗香―END

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2010/11/13 13:34
一揆読みちぅー
まさか双子だたなんてびっくりこー・p・



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